中華料理の代表格といったら、どんなものがありますでしょうか?
ラーメン、チャーハン、シウマイ、麻婆豆腐・・・そして、忘れてはならないものが「ギョーザ」だと思います。
日本でよく見かける、パリッと香ばしく焼いた「焼きギョウザ」は、実は本場ではほとんど見ることはありません。
では、本場中国ではどのようなギョウザが愛されているのか?
その答えを求めてやってきたのは、横浜中華街のはずれとなる北門通りにある「餃老伯 ギョウザのおじさん」さん。
このお店はもともと綱島にありましたが、1年ほど前にこちら中華街に移転されて来ました。
それからは観光客の方むけというよりも主にお近くに住む方・お近くで働く方々の日常の食事として愛されているそうです。
なるほど、ランチメニューはいろいろと揃って、そのどれもがリーズナブル、そして町中華的。
生ビール込みの飲み放題が1時間1000円だったり、お値段3ケタの定食類が揃っているのは、このご時世ではなかなかにありがたいところ。
店内はこぢんまりしており、お店の奥にもテーブルがあって収容人数はけっこう多そう。
中華街の観光客向けのお店にありがちな豪華絢爛な飾りはほとんどなく、その点からもこのお店が地元の方々をターゲットとされている事がうかがえます。
◆セロリ入り水餃子(748円)
この日は夜勤明けで、この後は帰って寝る予定だった事と、やはりギョーザのお店なのでギョーザが食べたかったことでこのメニューにしてみました。
中国ではギョーザといったら一般的には水ギョーザか蒸しギョーザで、この一品で主食とおかずをかねた「おにぎり」的な存在です。
見るからにもっちりとした皮は、もちろん渾身の手作りだそうです。
表面からホカホカと立ち上る湯気と良い香りが、いかにも食欲をそそりますねぇ。
まずは、何もつけずにそのままでパクッといただきます。
もっちりと噛んでみると、ちょっと厚めで弾力のある皮の中からブシュッとあふれる怒涛の肉汁の美味しさに悶絶できることうけあい!
酢にラー油を入れて、ちょっとサッパリ・ちょっとガッツリと。
名前の通り具材にしっかりとセロリが入っているので、噛み締めるごとに爽やかな香りがお口の中をくぐっていく感じがして、まことに爽快。
もっちりとした極上の皮・肉汁たっぷりの具材・セロリの爽やかさが際立った香りで、水餃子だけなのにしっかりとした満足感がある一食でした。
◆◇◆後記◆◇◆
中国では、朝食や昼食のお手軽メニューとして人気の高い水餃子。
今回の水餃子は8個入っていて、個人的にはボリュームもしっかりありました。
中華にありがちな油っこさもなく、スッキリと頂けて栄養価もしっかりな水餃子。
中華街で本格的な水餃子を、ぜひどうぞ。
お試しを!
再訪希望値:★★☆ 機会があれば
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
餃老伯 ギョウザのおじさん (餃子 / 日本大通り駅、石川町駅、関内駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7