今日の夕飯は、ちょっと気合いを入れて中華です。
まずは皮付きの豚バラ肉をじっくりと煮込む。
本当は肉が踊らないように、鍋底にいっぱいに敷き詰めると肉が身くずれしなくて良いんだけど、そんなにたくさん作っても仕方ないのでスキマにはコップを入れて、肉が踊らないようにしました。
掃除しながら、弱火でコトコト2時間くらいかな。
調味料は、どこの家庭にもあるような砂糖とか醤油とかみりんとかで、あまり中華な感じはしない味付けです。
強いて言えば砂糖は何だかよく分からんが、茶色くて健康に良さそうでいろんな良い成分を含んでいそうなやーつ。
煮上がったらアラ熱を取って、やさしーく切る!
ここで焦るとバラバラになるので注意しましょう。とにかく軟らかいので、優しく優しく。
もう20年以上前に中華街の「照宝」で買った木のセイロで、シュンシュン。
下には長年愛用している北京鍋で、サイズ感もピッタリですし、これらがあるだけで本格的に見えるから面白い。
大げさな事やって、蒸しているのはギョーザです。
個人的にギョーザは水餃子か蒸し餃子しか食べないんです。
たまーに、出されれば焼き餃子も食べますが、あまり美味しいと思ったことはないので。
餃子は本来ゆでるか蒸すかするものだから、やっぱりこういうスタイルが好き!
二段あるセイロの上は蒸しギョーザ。下には割包(肉のハナマサで購入)です。
そろそろ肉まんとかも皮から作ってみなければなりませんね。中華好きとしては。
肉を割包に挟んで、パクチーも添えてガブリといく、いわゆるひとつのトンポーロー。
ふっくらもちもちの割包にトロトロにトロけるお肉の旨味、そしてパクチーが最高のアクセントでいくらでも食べられてしまいますねぇ。
サクッと炒めるのは、おなじみのアメリカザリガニ。
これは泉区の田んぼで取って来たやーつ。ではなくて、ちゃんと冷凍のを買ったやつです。
ニンニクソースで香ばしく炒める。ものすごく良い香りがしますよね。
もともとアメリカザリガニは食用カエルの餌として輸入されたものが野生化したそうです。
つまり、食べ物の食べ物だから食えないわけがない。これはきちんと養殖されているそうです。
まぁ、正直食べるところはあんまりありません。
立派な図体している割には、皮むいてみると身は甘エビくらいしかないのよ。
しかし、旨味はギュッと詰まっていて美味しいです。
また違う日に、同じく皮付きの豚バラを買って来ました。
こういうブログをしていると、「皮つきの豚バラってどこで売ってますか?」とよく質問されますが、横浜橋商店街の肉屋さんや中華食材店を巡ればだいたいのものは揃います。
表面に粗塩をザッシュザッシュとすり込んで、ラップでくるんで冷蔵庫で半日ねかす。
これによって、肉の奥底まで塩味が染み込んで、実に美味しくなります。味付けは塩だけ!
半日寝かしたらラップを剥がして、皮の部分だけ沸騰した熱湯に3分ほど浸けます。
これで皮が軟らかくなって切れ目を入れやすくなりますよ。
皮に5ミリ間隔で切れ込みを入れていきます。シュッシュッシュッと。
こうするこ事で余計な脂を逃がせるし、パリッとした焼き加減を出せます。
オーブンを180度に熱しておいて、アルミホイルでくるんで皮を下にして20分。
予め予熱しておきましょう。
火傷に注意して、アルミホイルを剥がして、網の上に乗せます。
皮を上にして180度でもう一回20分。これで皮もパリッと焼き上がります。
再度火傷に注意して、包丁で切っていきます。
この時は手ではなくフォークで抑えながら、皮を下にして切る→包丁が皮に達したら、一気に下に押し切って切りました。
皮目パリッパリ、お肉じゅわっじゅわ、旨味だっくだく。
味付けは塩だけなのに、肉の旨味をギュッと閉じ込めているのでいくらでも食べられる美味しさです。
この日は豆板醤やら甜麺醤やら豆豉やらで作った麻婆豆腐も添えました。
正直、何を大さじ3杯でーなんてレシピはなく、全部目分量のテキトーな調理ですが、なんとかなるもんです。
お試しを!