みうけんは1日の原動力となる朝食は決して抜かない、まさに「何がなんでも食べる」習慣を身につけています。
だいたいはお米を食べる事が多いのですが、その一方で食欲がイマイチな日があるのも事実。
そんな時にオススメしたいのが、胃の内側からジワジワと温めてくれながら元気にしてくれる「朝粥」というスタイルです。
そんな朝粥を求めてやって来たのは、横浜中華街。
この日は朝から雨が降っており、時間も朝9時だったのでさすがに閑散としていました。
横浜中華街はランチからディナーまでの営業をされている店がほとんどですが、今回紹介する「馬さんの店(まーさんのみせ) 上海園 龍仙」は中華街の中では異色の朝食営業をされています。
曜日によっては朝9時から営業されている日もあり、すぐ近くの本店は7時から23時という脅威の営業時間を誇ります。
インパクトがあるのは営業時間だけではなく、真っ赤な外観にひときわ映えるのが子供のお人形。
このお人形は本店にも支店にも置かれており、にこやかにお客様を迎えてくれる看板息子と看板娘といった存在ですね。
店内はテーブル席と、奥に円卓が用意された清潔感のある店内。
「雨降ってるし!寒いし!朝だし! どうせ貸し切りでしょ!」とタカをくくって入店すると、まさかの満席とは驚きです。
しばし待って着席、メニューを確認するとお粥の種類はいろいろあり、お粥以外にもラーメンなどの麺類やチャーハンなどの飯類、一品料理などが揃っています。
が、みうけんはピータンをこよなく愛するのでお粥もピータン粥を愛用。
◆ピータン粥(715円)
5分ほどでニコニコと着丼したお粥は、大きな丼になみなみと入って来ました。
トロリとした外観は見るからに滋味あふれ、優しさが全面にあふれているビジュアルです。
一口食べてみれば、うーーーむ、沁みます。
ご飯の粒を極限までに煮溶かした、完璧なおかゆでザーサイ、揚げ玉、ねぎ、ピータンもたっぷりで食べ応えも充分ですねぇ。
ご飯だけを食べても、お口にも胃にも優しい、じっくりと煮込まれたトロリとする口当たり。
食感は優しいのに、お口の中にしっかりと鶏ガラを感じる力強い出汁の味わいが素晴らしく、もともとが優しいのでスルスルと食べられてしまいます。
◆ 中華揚げパン(220円)
いわゆる、油条ですね。中国ではお粥のトッピングとしては定番です。
揚げたてなので、あっつあつ。持ち上げるときはヤケドに注意しましょう!
サクッと割れば、中はふっかふかで美味しそうな香りが湯気に乗ってやってきます。
通常のお店の油条はかなり大きな物が多いですが、こちらのものは小さめなので朝にピッタリなサイズ感です。
お粥の中に沈めて、お粥の水分を吸わせて食べるのがお気に入りの食べ方。
優しげなのに、しっかりとした味わいのお粥。
「やっぱりお粥だけじゃ足りないかな」と掘り出してみると、意外にもたっぷりと入っている具材に満足感も高まります。
そこに、ガッツリと揚げパンが入ってしまって、結局は朝からガッツリと食べてしまい、この日も1日元気に過ごすことができたのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
今回はがっつりと食べてしまいましたが、疲れている時や元気がない時にオススメしたい、朝に体内からジワジワと元気になる朝食。
それが中華粥です。
お粥だけでサックリ済ませてもよし。
最初は優しく、具材でまんぷく、さらに若気の至りのように頼んでしまった揚げパンでガッツリと。
いろいろな楽しみ方ができる中華街の朝ごはん、「馬さんの店」でぜひどうぞ。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
馬さんの店 上海園 龍仙 (中華料理 / 石川町駅、日本大通り駅、元町・中華街駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5