とある平日、飯田橋にある日中友好会館に行きました。
ここで開催されている「長安・夜の宴」展(2024年10月11日から12月1日まで)を見に行って来たのですよ。
唐の時代の中国の首都・長安での、主に貴族階級の豪華絢爛な暮らしを展示した本展。
当時の衣服や食器、楽器などがズラリ。
品物を展示するだけではなく、実に詳細で細かい説明などもしっかり。
これで当時の時代背景や、細かい暮らしぶりがしっかりとわかります。
当時の女性の髪型についても、いろいろな考察がありました。
正直、ここまで精密に、詳細に解説されているのを見たのは初めてですね。
食器や髪飾り、宝玉や文具などいろいろな物がありました。
戦いに使う剣や甲冑などがまったくなかったのが、その時代の平和さを象徴しているようです。
まーーーーそれにしても、これだけ見応えがある展示の数々。
じっくり眺めて2時間くらい居座りましたが、これが完全無料というのは驚きです。
では、美しいもので目を肥やし、新しいことを知って知識欲を満たした後は、まだ満たされていない食欲を満たすべく、こちらへ。
こちら「中国茶芸苑 馥」(ふく)さんは、中国茶が有名なお店で、さすが日中友好会館の中にあるだけあります。
ただの中華料理屋さんで終わらないところがスゴいですよね。
ただ、もちろんレストランとしても愛されており、店頭にはたくさんのお弁当も並んでいました。
こちらのランチ「馥 −ふく− ランチ」は、税込1100円で本格の中華がいただけます。
一部1100円ではないものもありますが、基本は1100円が多いのかな。
◆一番 口水鶏 低音調理よだれ鶏(1100円)
お願いします!
口水鶏でヨダレ鶏ですね。
考えただけでヨダレが出る鶏料理という意味ですが、なるほど見ただけでヨダレが炸裂するビジュアルの良さよ!
まずは、はやる気持ちを抑えてスープから行きましょう。
トロッとトロみがついていて、ほっこり温か。
具材は玉子・ニンジン・ニラで、しっかりと味わい深いコクがあって美味しいです。
サラダはキャベツがメインですが、ここで中国野菜が使われていたら楽しいのにな。
酸味がキリッと効いた黒酢のドレッシングかな? この酸味が食欲を増進させてくれますねぇ。
鶏肉は「辛味タレ」と「ネギ味噌タレ」から選べますので、今回は「辛味タレ」で!
この真っ赤っかな見た目が、ものすごくヨダレが出るとともに、見ただけで頭皮が汗をかいて来ます(ノ∀`)
一晩かけて鶏ガラ、にんにく、ネギ、醤油で低音調理されたという「衝撃の軟らかさ」を誇る逸品。
なるほど、おそらく胸肉であろうが実にしっとりとしていて食べやすいです。
噛むと炸裂する、むっちりとした旨味。
キャベツが下に敷かれて、上からは真っ赤な辛味タレがたっぷり!
しっかり辛いは辛いですが、個人的にはじゅうぶん美味しく食べられる辛さです。
大量のゴマが良いアクセントになっており、量もたっぷりあるので食べ応えがすごいなあ!
コレはたまらんとご飯をバババとかっ込むと、これ以上の相性はないだろう! と叫びたくなる充実感です。
ご飯が実にススムので、有料でもいいからお代わりが出来たら良いな! 出来るのかな?
最後に残ったタレが、また美味しそうなのですよね。
これを白いご飯にかけて食べたら、絶対に美味しいに違いない!
でも、絶対に体に悪いにも違いないとは思いますが。
食後に杏仁豆腐。
杏仁風味のゼリーではなく、しっかりと作り込んだ感じがします。
缶詰のフルーツとか余計な物が入っていないので、サッパリといただけるし、なにより辛い物の甘い物って格別ですねぇ。
◆◇◆後記◆◇◆
意外と穴場、日中友好会館の一階にある「中国茶芸苑 馥」さん。
この会館に用事がないとなかなか立ち入らないエリアなので見つけづらいですが、知る人ぞ知る銘店のようです。
次回は角煮を食べにこようっと。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
中国茶芸苑 馥 (中華料理 / 飯田橋駅、後楽園駅、水道橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8