日本人の心のふるさと、和菓子。
生クリームたっぷりのケーキも美味しいですが、もっちもっちほんがほんがと噛み締めるヨロコビのある餅菓子は、日本を含めてアジア圏ならではの美味しさですよね。
今回紹介するのは、緑区鴨居。
JR鴨居駅から南に1キロあまり、「鴨居5丁目」の交差点脇にある和菓子屋さん「大平屋」(たいへいや)さんです。
このお店は、みたらし団子、すあま、麩まんじゅう、きんつばなどの「ザ・和菓子」を扱うお店。
地元に続く伝統囃子「鴨居囃子」をテーマにしたお菓子をご進物用に用意されるなど、この地域で古くから愛されているお店です。
今回いただいたのは、和菓子をいくつか。
食べるごとにほっこりと落ち着く、まさに「心のふるさと」を感じる和菓子たちを紹介します。
◆おだんご(みたらし:110円)
この日は「ずんだ」「あん」「みたらし」とありました。
そのうち、「みたらし」をチョイス。
カリッと焼かれた香ばしいお団子は、プリッと大ぶり、しっかり軟らか。
タレの味は甘さと塩気のアンバイがちょうどよく、トロリとした口あたりもよくて、いくらでもいけてしまいます。
◆麩まんじゅう(180円)
立派な葉蘭に包まれた、美しいプリプリさん。
注文のごとに包んでくださるので、新鮮さがありますよね。
癖がなくモチモチとしたお餅はスッキリとした甘さ。
こし餡の甘さもホンワカで、その美味しさは京都の老舗和菓子店でいただいた麩まんじゅうほどのレベルの高さ。
青のりの香りも良く、麩まんじゅうをキリッと冷やして、温かいお茶と共にいただくのがおすすめな食べ方。
◆豆大福(160円)
◆すあま(120円)
この2種は個人的に大好きな和菓子です。
サクッとしたお菓子もいいけれど、個人的にはホンガホンガと歯にからみつくようなモッチリーニが好みです。
アッツアツな緑茶を準備して、いざ実食。
すあまは、人気キャラクター「たれぱんだ」の好物だそうです。
関東南部から静岡あたりでしか見られない和菓子だそうですよね。
みうけんは横浜から出た事がほとんどないので、日常的にすあまがある生活が当たり前でした。
ほんのりと甘く、良い香りがして、しっかりしたもちもち感を楽しめるお菓子。
あんこなどが入っていないので、お餅の香りと味わいだけでの勝負です。
だから、美味しいすあまを作るのも意外と難しいのだとか。
豆大福は、クリクリっとしたお豆がたっぷり入っています。
お豆のほのかな塩味が爽やかで、びっくりするほど厚みのあるお餅にも相性が良いですねぇ。
こちらは粒あんですが、実に滑らか。
見た目は力強いものですが、意外にも上品な味わいでペロリと食べられてしまう大福でした。
◆◇◆後記◆◇◆
なんといっても、この「大平屋」さんの和菓子は、どれもコスパが秀逸。
しっかりと作り込んであり、食べ応えもありながら全てが200円行かないというコスパの良さです。
正直、これだけ安くて商売が成り立っているのだろうか・・・
ものすごく心配になってしまうほど。
鴨居駅からは少し離れますが、鴨居5丁目交差点わき「大平屋」さん。
オススメの和菓子屋さんです!
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
大平屋 (和菓子 / 鴨居駅)
テイクアウト総合点★★★★☆ 4.0