この日は中野にやって来ました! 中野って、初めてかも。
目指すは駅前のレンガ通りの中にある、おしゃれで人気の「洋食屋 葡萄」さん。
普段はなかなか予約の取れない人気店のようですよ。
この日は運良く滑り込む事ができましたが、大雨なのにほぼ満席!
店内はカウンターのみの体裁で、女子たちが多く集まる華やかな空間。
落ち着いた照明なので、精神的にもリラックスできますねぇ。
まず最初の一杯目。
妻ちゃんが選んだのは、オレンジワインから。
「コンティ・ゼッカ カラヴェント・オレンジ」(1200円)
全体的に深みがあって、まろやかな味わい。
生ハムとの相性がとてもよかったそうです。
「ワイナリーの葡萄ジュース」(白・シャルドネ:600円)
みうけんはノンアルコールがいいのです。
さすが、フランスのワイナリーで作っているそうでしっかりとした葡萄の味わいが素晴らしく生きていました。
「生ハム」(580円)
イタリアから老舗メーカーのスライサーを仕入れて使用しているそうです。
このスライサーが、あえて手動なんです。
これで摩擦熱がなく極薄に切れるんだそうで、電動だと脂が溶けて崩れるのでこうはいかないんだとか。
なるほどー、食べてみるとふんわりと極薄で、美味しい生ハムは香りも違う!
原木から削りたてなのでフレッシュだし、量もしっかりでコスパもいい!
「ニョッコフリット」(2個300円)
イタリア風揚げパンで、揚げたてアツアツです。
この小さなパンに生ハムを巻いて、10秒待って食べる。
すると、パンの熱で脂がとろけてすっごく美味しいの!!
本場イタリアの食べ方だそうです。
パンはもっちもち・あっつあつで、少し甘め。
そこに塩気の効いた生ハムが巻かれるのですが、この相性がすごくいいんです。
「フォアグラのマカロン」(2個650円)
フォアグラのテリーヌをサンドした、あまじょっぱさがウリのマカロン。
フォアグラのテリーヌが冷たくて、でもお口の中でとろけて幸せになれる味わい(ノ∀`)
マカロンはあったかくて、でもテリーヌはスキッと冷たくて。
濃厚で濃ゆいんだけどまるでお菓子のように口どけがいいです。
さて、ここからは自家製の手打ちパスタ。
パスタを手打ちされるって、それだけでなんだかスゴいんですが。
洋食屋葡萄さんのパスタには定番のパスタと、時折メニューが変わるパスタがあるそうで、その都度旬の食材を合わせているんだそうです。
「タリオリーニ」(900円)
卵をたっぷり練り込んだ細麺で、鰆・菜の花・からすみを合わせたもの。
全体に食材の香りがすごく良く立っていて、お皿の周囲にはからすみがたっぷりと振られています。
ちゅるっと行くと鰆の柔らかい身と味わいがガツンと来て、あとから濃厚なカラスミの風味がグイグイ迫ってくるなぁ!!
特に、このパスタは魚の旨味がすごくて美味しいんです。
食感もちょっとアルデンテで、シコシコと繊細な美味しさ。
菜の花の風味がしっかり活きているのも良くって、魚と菜の花の相性の良さが実に際立っているなぁと思います。
「ガルガネッリ」(900円)
こちらは自家製ペンネで、牛ホホの赤ワイン煮込み・ホワイトアスパラを合わせたもの。
ひらたく伸ばした生地を棒で丸めて作っているそうで、ギュッギュッと噛むごとに感じる歯ごたえが、実にしっかりしています。
お肉も濃厚ですが、ラグーっぽいかと思ったら意外とあっさりしているのね。
でも食べ応えはものすごくあって、中に織り込まれている牛肉は柔らかでコクがあり、食感もミッシリ。
アスパラもフレッシュなシャッキシャキ感が小気味よくて、さすが缶詰とは違う。
オイルベースなのにこの味わいの深さ。
そして、噛むごと悦びを感じるペンネの食感。
さすがです。
ここで、妻ちゃん2杯目。
「葡萄のモスコミュール」(660円)
葡萄のモスコミュールは、この店オリジナルの葡萄の香りをつけたウオッカで作った、特製のモスコミュールだそうです。
芳醇な葡萄の香りにライムの爽やかな風味が加わって、特別感があるカクテルだったとのこと。
みうけんの2杯目。
「ワイナリーの葡萄ジュース」(赤・メルロー:600円)
さっきはシャルドネにしましたが、次はどっしりとした肉のパスタを注文していたのでメルローにしてみました。
こちらも、葡萄の旨味がしっかり生きていて、ワインと遜色ない美味しさです。
「NAKAZATOカツサンド」(2切:700円)
こちらは、総料理長さんの肝入りの一品!!
その気合い、おしぼりまで作ってしまうほど。
見た瞬間、「うわぁ」と叫んでしまうような豪気なカツサンドです。
ゆっくりゆっくりと3日間煮込んだお肉をカツにしているそうで、ただのカツサンドかと思いきやすごく丁寧に作られているのね。
こないだカレーを6時間煮込んで作ったぞ! とドヤ顔していた自分を恥じてしまいました(ノ∀`)
さっそく手に持って、ガブッといくとジュバァァァァとあふれる肉汁の旨味!!
アクセントにマスタードが効いています。
さすが、柔らかさとジューシーさが違います。
お皿の上で食べないと、ポタポタ垂れて大惨事になるくらいよ!
衣は衣でキメが細かく、薄くてカリカリ。
キャベツもしっかり仕込まれていて、耐え難い美味しさです!!
これは、まさに人生の中で最高と呼べるカツサンドですねぇ(ノ∀`)
「バスク風チーズケーキ」(480円)
クリームチーズをふんだんに使って、最後にキャラメリゼされているので食感もパリシャクッと楽しいです。
普通のバスチーさんよりチーズ感があって、口どけがものすごくいいのよね。
バスチーさんは妻ちゃんが好きなので良く買いますが、こちらのバスチーさんは爽やかな酸味が際立っているように思います。
「ジョバンニおばさんのティラミス」(480円)
総料理長さんがイタリア修行時代、下宿先のおばさん(ジョバンニさん)から教えてもらったというレシピで作られています。
レストランのシェフとかじゃなくて、下宿先のおばさんってのが面白いよね。
甘さは思ったより控えめで、食感もふっくら。
ジョバンニさんいつもこんなの食べているのか・・・羨ましいぞ!!
◆◇◆後記◆◇◆
うーむ、今回も実に美味しかったです。
食後にコーヒーを頂きましたが、ガッツリとダークローストで食後にいいコーヒー。
食後でモタッとした気分をスッキリと目覚めさせてくれました。
このお店はソムリエさんがいろいろとお料理の説明もしてくださいましたが、物腰柔らかで笑顔もステキで素晴らしいですねぇ。
さらに、写真を撮ろうかなと思ったら本型の照明を貸してくださいました。
照明が落ち着いていたので、写真をうまくとるのはなかなか難しかったので素直に助かります。
この日は道路は混んでいたし、前が見えないほどのスゴい雨だったけど、中野まで来てよかったなぁと思いました。
中野レンガ坂の「洋食堂 葡萄」さん。
オススメなお店です!!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★