新年もあけ、すっかり日常を取り戻した1月半ば。
この日は新宿にやってきました。
場所は西新宿、コマーシャルで有名な東京モード学園のすぐ近くです。
この日はちょっと良いものが食べたいね、という事で予約していたのがこちら。
「新宿 鉄板焼き YOKOTA」さんです!!
「よこ田」さんは、ミシュランガイドで8年連続★を獲得している麻布十番の天ぷらの名店。
東京の食通の間では、もはや伝説の存在です。
「よこ田」さんが出されたお店では、みうけんも何度かお世話になっております。
その「よこ田」さんが新宿にも堂々の出店。
それが、ここ「新宿 鉄板焼き YOKOTA」さんなのです!!
店内は多くのお客さんで賑わっていました。
そのため内観左手にモザイクが(ノ∀`)
これも人気の表れと言えるでしょうね〜(ノ∀`)
今回予約したのは、「冬・雪コース」(15800円)。
厳選黒毛和牛の食べ比べと、活け伊勢海老をメインにした豪華な10品!!
それでは、さっそく美味しい宴の始まりです!!
(*´ω`*ノノ☆ パチパチパチパチパチパチ ★
▼前菜「旬野菜と黒毛和牛のしゃぶしゃぶ」
のっけからキちゃいました(ノ∀`)
見た目がものすごく美しくて、繊細!!
もうね。金箔なんか乗っちゃってね。
まさに、見た目を大切にする「ザ・日本料理」って感じがします。
貝と鶏の合わせ出汁が、トロ〜リ。
和牛もお口の中でとろけるとろける!!
中に入っている爽やかな野菜は、セリとねぎ。
香り高い柚子の香りが良いアクセントです。
ここで、鉄板焼きにするお肉と伊勢海老がお披露目されました。
お肉は黒毛和牛のサーロインとフィレ。
そして、まだ活きている伊勢海老。
野菜はマコモダケ、紅芯大根、シャドウクイーンというじゃがいもです。
▼鮮魚「寒ブリの湯引き」
なんと!!
いま旬の、寒ブリの湯引きでした。
下には自家製の胡麻ソース。
綺麗に湯引きされていて、見た目が美しいのが素晴らしいです。
見た目だけではなく、肉厚なブリはねっちり甘ウマで美味しい!!
お刺身といったら、醤油とワサビだと思っていました。
意外にも胡麻との相性もよく、繊細ながらも力強い味わいです。
これは新しい発見だなぁ!!
今度試してみようかな。
▼蒸物「すっぽんの茶碗蒸し」
スッポンのエキスがふんだんに入っているそう。
出汁を効かせた葛餡がたっぷりかかっており、あっつあつのシアワセです。
柔らかで優しい出汁の旨味。
優しい旨味にほっこりするわー(ノ∀`)
なんでも、お正月で疲れた胃腸を労わるために、わざと優しげにしてるんですって。
12月はもっと濃厚でガツンとした茶碗蒸しだったそうです。
そんな事、あまり考えたことなかったわ・・・
月によって味わいを変える繊細さはさすが!!
▼魚介「活け伊勢海老 特製雲丹ソース」
ここまできて、いよいよ鉄板焼きの開始です!!
半分に割られながらも、鉄板で焼かれながらもワシワシ動いている伊勢海老さん。
華麗に焼かれ、蒸され、殻からはがされて・・・
ごめんよ、美味しく頂くから許して!!
出て来た伊勢海老さんは・・・本当に美味しそう(ノ∀`)
さっきまで生きていた伊勢海老さんですが、手練れの技でプリッと蒸し焼きにされてしまいました。
プリップリな身には、伊勢エビの味噌と生ウニを合わせた濃厚なソースがたっぷりと。
これこそ、もう向かうところ敵なしの美味しさです。
身は甘くてプリップリ!!
噛めば噛むほど旨味あふれるとは、この事です。
さらに、濃厚なウニとエビ味噌の風味が加わって・・・
もうね、お口の中が楽園です(ノ∀`)
▼煮物「黒毛和牛角煮 すき焼き仕立て」
なんと、黒毛和牛を角煮にするとは!!
なんとも贅沢なすき焼きです。
うーむ、さすが黒毛和牛。
箸でスッと切れる角煮。
和牛とはいえ上質な脂!!
お口の中で噛むごとに、脂の甘さがビャンビャン広がります。
しかし、そんじょそこらの豚の角煮と違って脂がドギツくないんです。
全体的に優しい味わいなのでサックリといただけて、さらに付け合わせの焼き豆腐のおかげでサッパリと頂けます。
さぁ、すき焼きにムホムホしていたらいよいよお肉が焼かれ始めました!!
焼いて、休ませて、焼いて・・・
この手練れの技は見ていて飽きません。
そして、お決まりのフランベイベント。
このフランベをおざなりにすると、せっかくの鉄板焼きが台無しですよね。
こちら新宿の「YOKOTA」さんのフランベは、豪快ながら間違いのないフランベ。
このエンタメと香りを、写真ではお届けできないのがもどかしい!!
▼鉄板焼き「厳選黒毛和牛サーロインと厳選黒毛和牛フィレの食べ比べ」
目の前で豪華に豪快にフランベされた、サーロインくんとフィレちゃん。
右がサーロイン、左がフィレちゃんです。
左上にはお野菜。前述の紅芯大根、マコモダケ、じゃがいも。
右下にはニンニクの醤油漬けと、英国王室御用達・みうけん家御用達のマルドンシーソルトです。
▼冷菜「彩りサラダ」
レタスしゃきしゃきで、箸休めに最適。
お肉の合間に食べると、お口をリセットしてくれて良い感じ!
お肉は、どちらも最初はマルドンシーソルトでいただきました。
フィレは、さすがフィレといった感じです。
噛めば噛むほどあふれる、赤身肉の旨味。
赤身とはいえしっかりとサシも入っているので、脂の甘味も楽しめます。
旨味と甘味、実にバランスが取れた美味しさ。
サーロインは、さすがザ・サーロインって感じ!!(語彙とぼしい
一口、お口に放り込むと一発で分かる濃厚で芳醇な脂の甘さよ!!
お口の中でいつまでもジュワジュワとろけるんです!!
しかし、上質な脂なので全くモタレないのが嬉しい!!
途中からワサビを乗せたり、醤油で食べたり、ニンニクの醤油漬けを乗せたり。
いろんな組み合わせでも楽しめました。
このニンニクの醤油漬け、もんのすごい名脇役です。
作り方習ったので、こんど早速試さなくてはな!!
▼ガーリックライス
あまりにお肉が美味しいので、白いご飯がほしいぞ!!
しかし、あえてガーリックライスをチョイス(+500円)です。
焼いているのを眺めているだけでも、あまりの良い香りに我慢の限界です。
ご飯を少しとって鉄板にギウギウ押し付けての、オコゲ付きです。
今まで鉄板焼きは何度か行きましたが、このオコゲは初めてだなぁ!!
うむ。
これはごちそうですよ。
出汁がしっかり効いたワカメのお味噌汁。
香の物も京都のお漬物のような爽やかさで、お上品です。
肝心のガーリックライスはどうでしょう!?
見るからに粒がキラキラと輝いていて食欲をそそります。
うーむ、ご飯が立っていて素晴らしい。
味付けも程よくて香ばしい。
ガーリックもバシッと効いていて、これは元気になれそうな味です。
オコゲもパリパリした食感が実に楽しく、香りも良いね!!
繊細なお料理のシメにふさわしい、豪快で繊細なガーリックライスでした。
▼デザート
デザートはシャーベットでした。
蜜を煮詰めたソースをかけてあるので、こってりした甘さが楽しめます。
蜜っていうから、てっきりハチミツだと思っていたのよね。
しかし、ハチミツとはどうも違うような。
ハチミツのようなクセがまったくなくて、これはいったいなんの蜜だろう。
聞いておけばよかった!!
トロッとトロける蜜のコッテリ感、シャーベットのサッパリ感。
トロリとシャッキリの対比がよく、最後まで工夫された、手抜きなしのデザートでした。
◆◇◆後記◆◇◆
このお店は、鉄板焼きの中では比較的カジュアルに楽しめると思います。
それなのに、お料理のひとつひとつが繊細で丁寧です。
シェフも気さくで話しやすく、料理を仕上げながらひとつひとつ食材の説明をしてくださるので、とっても勉強になりました。
マコモダケがどんな食材であるか、とっても勉強になりました!!
さすがミシュラン、8年連続の★を受けた「よこ田」さんの名前を戴いているだけある。
誰を連れて行っても間違いのない、正真正銘の銘店だと思います。
このクオリティの鉄板焼きがこのお値段で楽しめるのは、実に値打ちがあると思いますよ!!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
新宿 鉄板焼き YOKOTA (鉄板焼き / 新宿駅、新宿西口駅、都庁前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5