職場の後輩が「ウマい寿司が食べてみたいです!」と言うので東京駅へ。
本日目指すのは、八重洲口より徒歩2分の好立地の名店です。
お店自体は隠れ家的すぎて分かりにくいので、「おかしのまちおか」の隣と覚えましょう。
入り口にコソッと行灯があり、お店の存在を知らせてくれます。
地下に降りていくと、そのお店はありました。
その名も鮨 博多まつもと 八重洲店さん!!
2年連続でミシュランガイドに掲載された赤坂の名店!!
「鮨まつもと」さんが唯一暖簾分けを許したという、「博多まつもと」さんが出店された「名店の中の名店」です。
店内に入ると、白木の美しいカウンター席が。
その中では、威厳あるのにニコッと笑顔のこぼれる大将がスタンバイしていました。
カウンターの他にも個室もあり、使い勝手が良い体裁。
清潔感があって明るく、大将をはじめとしてスタッフの方々もニコやかで安心できます。
本日いただくのは、名店のお寿司をリーズナブルにいただけるランチのコースから。
「おまかせ握り(上)コース」(9000円)
おねがいしまーす(´Д` )
「ドリンクは何になさいますか?」
ふむ。
にほんしゅーーー!! と言いたいが、このあと運転があるので(ノ∀`)
ウーロン茶でお願いします(T ^ T)
◆前菜(山芋のぽん酢和え・もずく酢・タコのマリネ)
まずはお決まりの前菜ですね。
山芋のぽん酢和えはシャキッとトロッとした食感が小気味良きかな。
コッテリした食感が空腹にパンチ力を加えるので、一口目に良い!!
もずく酢は、ちゅるっと頂けます。
ひんやり冷えて涼しげだし、山芋のねっとり感を洗い流してくれます。
タコのマリネは、なにしろ食感が秀逸。
プリッとした身は歯に弾ける弾力で、力強い旨味もグイグイ来ます。
ここで、ガリも頂きました。
赤酢ではなく白酢で漬けた、サッパリしたガリ。
この日は、後から後からカウンター席が埋まっていく繁盛ぶり!!
本来は大将のウンチクなどつまみにお寿司をいただきたいんですけどね!!
人気店の宿命か、大将フル稼働(ノ∀`)
いろんなお話は次回ゆっくり聞くとしますかー(´Д` )
◆握り(中トロ・シロイカ)
さぁ、いよいよ始まったお寿司のパレード!!
まず1品目からの紅白の美しい色合いに萌え萌えです(ノ∀`)
中トロは、お口の中に甘〜い脂と深い旨味が広がりますねぇ(ノ∀`)
赤酢のシャリがコクがあり、握り加減もちょうど良い!!
シロイカは力強い甘さと、ねっちりした食感がすごいです!!
白酢の舎利なので淡白にいただけ、イカの繊細な味わいを存分に楽しめます。
◆握り(真アジ・ヒラマサ)
続いて来るは、白身と光り物。
こちらも色の対比が実に見事です。
ヒラマサ、すごいです。身がお餅のようにねっちりです。
後からブワァァンとお口に響く美味しさは、もう言葉がありません(ノ∀`)
真アジは好きなネタなので嬉しい!! 身がコリッコリです(ノ∀`)
この光り物ならではの香りと食感は、筆舌に尽くし難いよ。
◆ウニ2種食べ比べ(塩水バフンうに・箱ムラサキうに)&いくら小丼
なーんか、またまたすごいのきちゃいました!!
ウニの食べ比べ&いくらです。おっと、痛風がうずくぜ(ノ∀`)
まずは塩水のバフンうに。美しいオレンジ色が美味しそうです(ノ∀`)
プリッとしたウニの美味しさは国宝級。
濃厚な旨味と香りがお口いっぱいに広がります(ノ∀`)
舎利との相性もよく、まさに食べる作品!!
続いてはムラサキウニの箱うに。鮮やかな萌黄色が照ってますねぇ。
こちらはバフンにくらべて、ねっとりした舌触り。
こちらは香りが深くて、あとから甘さがしっかり追いついて来ます。
舎利もとても相性がよくて、やはりウニと米は究極の組み合わせ!!
最後に、いくらの小丼。キラッキラに輝いた、まさに海の宝石。
ザクロ石のような粒々のひとつひとつがツヤツヤしています。
ぷちっぷちっと噛むたびに、じゅわじゅわと広がるアマウマな味よ(ノ∀`)
これも舎利との相性の良さは素晴らしい!!
◆茶碗蒸し(ハナビラタケと白子の葛かけ茶碗蒸し)
葛の餡がトロッと敷かれていて、あっつあつ。
見た目にも健康にも良さそうな茶碗蒸しに、心までウッキウキです( ◠‿◠ )
トロッと濃厚な白子、シャクシャクな食感が楽しいハナビラタケ。
ガッツリと効いた出汁の味わいが、お口にジンジン響くわー(T ^ T)
つるっとした食感も良いし、味付けも具材の選定も良い!!
茶碗蒸しひとつにも、なみなみならぬこだわりを感じました。
◆握り(本マグロ赤身・スズキ)
さらに握りが続きます!!
お次は、お寿司の王道・赤身とスズキ。
スズキのねっちりとした食感の美味しさは他の追随を許さない!!
プリッとした身もブ厚くて、食べ応えも旨味もしっかりとした一貫。
赤身は最高!! 牛も鮪も赤身が好きなので、これは嬉しいな。
シャグシャグとした噛みごたえの中からあふれる美味しさは、実に堪え難い!!
◆握り(大トロ・サワラ)
いよいよ握りの〆にやってきました。
大トロとサワラです。どちらも高級すぎる最高のネタ(ノ∀`)
サワラは、身というより皮目にしっかりと脂が乗っていて、かなりトロけます。
一見して淡白なようでありながら、実はものすごい食べ応えを誇る一貫。
大トロは、もう語る必要もないでしょう。
しっかりとした旨味の赤酢の舎利と、あふれんばかりの甘さのコラボはもう格別です。
まさに、握りの〆にふさわしい一貫でした(T ^ T)
◆とろたく巻き
海苔の上に豪快に盛って、豪快に巻いてくださいました。
大きくて食べ応えはじゅうぶん!!
まぐろのトロットロ感と甘い味わい。対比するのはタクアンのシャキシャキ感と塩気。
この対照的なコンビが合わさって、1かける1が10にも100にもなってしまいました(ノ∀`)
◆玉子焼き
キリッと冷たく冷えた玉子焼きは、とても甘くて味わい深い。
美味しく巻かれたこの姿は、やはりお寿司屋さんには欠かせない存在。
◆お椀(しじみの九州味噌汁)
うん、甘いお味噌汁です。これは九州の味かな。
具材はしじみ。お味噌の風味とシジミの出汁が良い仕事しています。
麹の甘さをしっかりと感じる、甘酒すら思わせる味噌汁でねぇ。
ホント、心の底までホッコリとします。
◆デザート
ほうじ茶プリンでした。
香ばしいほうじ茶の香り、サクサクとした松の実。
プルンとした食感がなお良し!!
◆◇◆後記◆◇◆
さすがは名店(T ^ T)
食材の秀逸さを活かした匠の技はもちろんのこと。
大将をはじめとしたスタッフの方々の気遣いや、お店の雰囲気は実に素晴らしいものがありました。
正直、個人的にはお昼に9000円はなかなか出せないんですよね(ノ∀`)
しかし、このお店のこのお料理であれば充分に納得できるコストパフォーマンスだと思います。
このお店は隠れ家的な要素もあるし、夜に会食やデート、接待などで利用するのも良いお店ですよね。
今までいろいろなお寿司を食べてきましたが。
味の良さ、ホスピタリティ、店内の清潔感、アクセスの良さ、などなど・・・
ここ「鮨 博多まつもと 八重洲店」さんは自信をもってオススメできるお店です!!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
鮨 博多まつもと 八重洲店 (寿司 / 日本橋駅、東京駅、京橋駅)