今日は、念願かなって新宿へやってきました。
って、新宿は結構きている街なんだけどね。
この日は人生の記念日ということで、前々から予約していたお店へ。
今年(2022年4月)に開店したばかりのお鮨やさん、鮨 こう介)さんです!!
\\( ⌒▽⌒ )// バンザーイ \\( ⌒▽⌒ )// バンザーイ
このお店は、ワイワイしている新宿駅の周りとは思えない静けさ。
ビルの地下1階に降りていくと、着物がよくお似合いの女将さんが笑顔で出迎えてくださいました!!
このお店のメニューは、ただ1択。
日本近海で採れた魚にこだわり、食材から調理まで精魂の限りを尽くしたという、至宝のコース。
◆◇◆おまかせコース◆◇◆(25000円)
これ1択のみなんです!
江戸前とはまた違った、斬新なイノベーティブを自慢とする、「鮨こう介」さん。
その厨房を守るのは、銀座の星付きレストランで修行され、数々のミシュラン店で腕を磨いたというスゴい方なんです!!
終始目の前でその妙技を見学させていただきました。
その一挙手一投足に秘められた丁寧な技法が、この「鮨こう介」さんのいちばんのウリでしょう。
と、まぁガタガタ抜かすのはこのくらいにして、さっそくコースを楽しみましょう!!
まず、我々の空腹の前に立ち並ぶのは!! 頼もしき「先付け4種」から!!
▼糸もずくと北海道産毛蟹の酢の物
もずく大好きなので、実に嬉しい!!
フルーティなお酢でさっぱりといただけ、もずくはその食感から新鮮さが伝わってきます。
しっかり乗せられた毛蟹は、味が濃厚。
お口の中にはサッパリした酢の風味と、もずくのシャキシャキつるりん感。
毛蟹のふっっかぁぁぁい味わいがウワンウワン広がって、もう1皿目からノックアウトでした(ノ∀`)
▼クリームチーズの味噌漬けとサマートリュフの和え物
四角いお皿に入っているのが、濃厚な味わいを誇る逸品。
こってりとしたクリームチーズの旨味、味噌の風味。
そこにキノコの香りがスンスン響いてくるサマートリュフ。
チーズ好き、キノコ好きなみうけんにとって、これが美味しくないわけがない!!
▼芹と数の子の白和え
シャキッとした芹の食感が小気味よく、シャクシャクと頂けます。
上にかかっているのは黄身酢おぼろ。地味に手間ひまかかる子なんです。
▼赤酢に漬け込んだガリ
▼かつをぶしを効かせた甘酢に漬け込んだ芽生姜のガリ
豪華、ガリの2本立て。
ガリが2種類楽しめるってなかなかないよね。
赤酢は濃ゆい味わいでピリッと刺激的なガッツをくれて大好き。
しかし、サッパリと頂ける甘酢バージョンも捨て難いな!!
このガリだけで、じゅうぶんに日本酒がイケちゃいます。
それだけ美味しいガリなんです!!
▼宮城県・135キロの大トロ
「鮨こう介」さん看板の一貫来ました!!(ノ∀`)
ただでさえ美味しい天然本マグロの大トロ。
そのトロの筋と血栓をピンセットで丁寧に取りのぞいたあと、裏表に50の包丁を入れて筋を切ったんだそうです。
そんな・・・(ノ∀`)
この一貫に、どれだけの手間をかけちゃったのか!!
お口の中でホロホロとトロけゆくその美味しさは、もう文章なんかじゃ言い表せないくらいです。
もうね、この一貫だけでも新宿に来たかいがあるというもの(T ^ T)
▼ノドグロの昆布〆の炙り
すっごく身が厚くて、ふわふわのふっくら!!
脂の甘みと皮目のカリカリ感で、妻ちゃんと2人で悶絶です(ノ∀`)
▼お鮨のミルフィーユ
なーんだか可愛いのきちゃいました(ノ∀`)
下からシュー生地・赤酢のシャリ・のりの粉末・マグロの中落ち・漬けの甘エビ・いくら・うに・キャビアというゼイタクすぎる組み合わせ!!・・
こんなスゴいものを、ひとくちでどうぞってさ・・・
シュー生地のサクサク感から始まる食感の変化を楽しめます。
素材の味わいも順番に感じられて、実に素晴らしい!!
▼クロムツの湯葉包み
クロムツ・大葉・チーズを生湯葉で巻き、天ぷらにしたもの。
その下には牡蠣20キロ分の旨味から作り出したオイスターソースですって・・・
さすが、サクッとトロッと。
特に秀逸なのは、下の20キロ(´Д` )!!
よーく天ぷらに絡めていただく。
その濃厚すぎる旨味、こんなの初めて食べましたよ・・・(T ^ T)
これだけで日本酒何本いけるんだろう。
いや、ごはんにも絶対合うな!!
そう思っていたら、キチンとシャリ玉が来ました。
よーく混ぜて、余すところなくいただきましたよ。
たった一口のごはんなのに、20キロが凝縮されて・・・
まさに、これを「ごちそう」と呼ばずしてなんと呼ぶのだろう。
▼大分県天然のクルマエビ
えび、プリップリ!!
ミディアムレアならではのプリプリ感とアマアマ感。
ミソ、すんごく濃厚で深くて、この美味しさ・・・
まさにエビの王様「クルマエビ」ならではです!!
▼静岡県産のカツオ
ハイ、サラッと書いちゃいましたけど(ノ∀`)
カツオの柔らかい中心部分のみを使い、薄く3枚にスライスしてからタマネギ醤油に漬け込んだんだそうです。
覚えましたか? はい復唱!!
そんな手間ひまかけたカツオ、初めて見ました。
食べた瞬間にタマネギが主張してきて、楽しいな!!
そして、タマネギ効果なのか!? カツオがすんごく柔らかいのよ!!
カツオならではの濃厚な味わい、玉ねぎの香りとコク。
そして、お口の中で大トロなみにトロける食感は、「鮨こう介」さんならでは!!
▼長崎県産クエのステーキ
キンキラキンにさりげなくー♪(ノ∀`)
ミディアムーレアな クエさんー♪(ノ∀`)
・・・歌ってて恥ずかしくなった(´Д` #)
そう、ミディアムレアに仕上げつつ、上からハマグリのソースをかけてあります。
フワッとしながらも強烈な旨味を持つ魅惑の高級魚、クエ。
その下には貝の旨味をギュギュギュギュッと凝縮したソース。
これ、食べてしまうのがもったいない・・・(T ^ T)
▼新政(アッシュ)純米 2021
ついに誘惑に負けてしまったようです(ノ∀`)
天下の名酒、新政のアッシュを注文だー! ダー!
綺麗な江戸切子の徳利とお猪口でいただきます。
軽やかでフルーティ、かつジューシー。
「鮨こう介」さんは新政をはじめ、お酒の種類も豊富なのが注目ですよ。
新政の美味しさに酔いしれてブヒーしていると、なんだかスゴい箱ウニが来ました!!
おいおい、箱じゃなくってマスだな!!
こんなの初めて見ました。
▼北海道産ムラサキウニ
大将がキュッキュッと手際よく巻いてくださった軍艦。
その上に、あふれんばかりのウニ・・・これは耐え難い美味しさですよ。
お皿が黒くて海苔がバエないので、手に持って撮ってみました。
みうけんが撮っている間、横の妻ちゃんはウニを口に含んでムフンムフンうなってましたよ。
なんちゅー声だしよるんかと思いきや、みうけんも口に含んでみると・・・
そのあまりの甘さ、ウニらしくないプリッとした身のこなし!!
お口からスワッと鼻に抜ける香りに、思わずムフンムフンしちゃいました(ノ∀`)
これは、本当にうなっちゃうわー!! その様子をみて、大将も笑顔 d( ̄  ̄)
▼福岡県産のシロイカ
見てください、この包丁!! 一体何回の切れ目を入れているのか。
その丁寧なお仕事ぶりに脱帽です。
そして、イカは醤油やタレではなくて塩というのもいいですね!!
イカのこってりとした甘みを、ミネラル分感じるお塩がキリッと引き締めてくれました。
食感も実にやわらかくて、イカのプリコリ感とねっちり感がよく活きている!!
お寿司の中でイカは好きなネタの1つなので、こんなに美味しいイカが頂けるなんてシアワセです(ノ∀`)
▼椀もの
○豆腐(まるどうふ→すっぽん入の玉子豆腐)と、マッターケー ( ̄∇ ̄)
これはぜいたく!! マツタケもスッポンもお久しぶりです・・・
マツタケの香りがお店じゅうにフワァァァァァッと広がり、お口の中ではマツタケがシャクシャク。
スッポンの野生的な味わいがバシッと生きた○豆腐は、それだけで元気になれてしまうなぁ!!
▼トロたくキャビア
これは海苔のパリッと感、香りが美味しいよー!!
後からトロの甘みとたくあんのシャキシャキ感を楽しめます。
お皿が黒くでバエないので、持ってみました。
上にはゼイタクにキャビアが(ノ∀`)
▼コハダ
光り物、特にコハダは大好きです。
キリッとサッパリと美味しいコハダ。
その青魚ならではの香り、味わいは素晴らしい。
そして、この包丁の入れ方がいちいち美しいのよ!!
▼キンキの酒蒸し、キノコ4種類、トリュフのあんかけ
これはまたゼイタク!!
キノコの香りがたまりませんな。まさに秋の味覚です。
酒蒸しなのかな、キンキは身がふっくらしています。
焼いた感じじゃないみたい。
ふっくらした身の中からあふれるキンキの旨味と、キノコが持つ大地の美味しさ。
トロッとあんかけになっていて、いつまでもホクホクと温かいシアワセな味わいです。
▼富山県産・氷見のブリ
藁を焼いてスモークし、玉ねぎ醤油に漬け込んだものだそうです。
食べてみると、なるほど!!
お口の中にフワッと広がる藁焼きの香りがものすごく香ばしい!!
身もプリップリッとしていて、いつまでも噛んでいたくなる甘さと香りです(T ^ T)
▼赤身の赤酢漬け
この赤身、しかも漬けを最後に持ってくるあたりニクいです(T ^ T)
おじさん感動しっぱなしです(T ^ T)
トロもいいけど、赤身も素晴らしい。
噛むごとにあふれる奥深い美味しさは、赤身ならでは。
▼ホタテの茶碗蒸し
鶏のダシをベースに、ノドグロなどのダシを効かせたという味わい深い逸品。
シジミをたっぷり効かせたソースもかかり、いろんな味わいが楽しめます。
茶碗蒸し、ふわっトロ。いろんなダシが順繰りに感じられますねぇ。
その食感もツルリと嬉しくて、身も心もあったまる茶碗蒸しです。
これは、人生の中でベスト・オブ・茶碗蒸しだなっ!!
▼アナゴ
長崎県産・対馬のアナゴだったような。
身が厚くてふっくら!!
ふわっとトロッと、あふれる美味しさ!!
アナゴ好きの妻ちゃん、大悶絶です(ノ∀`)
▼巻物
自家製のカラスミパウダーがかかっていました。
カラスミとは、これまた珍しい。普段はあまり食べませんからね。
海苔で巻いていただきます。パクリ!!
うーん、海苔と相性が良い具材が選ばれているので、違和感なく頂けますd( ̄  ̄)
▼お味噌汁
エビとノドグロのお味噌汁だそうです。ほっこり!!
そして、エビの旨味がっつーん!! のどぐろの旨味も負けてません!!
まぁ、あら汁なんでしょう。
だとしたら、こんな高級なあら汁見たことない!!
きちんとこしてあるので、骨なども入っておらず飲みやすいです。
▼デザート
女将さんがカウンターに入って作ってくださいました。
なーんと、この女将さんはもともとパティシエだったそうです。
和服姿でサッサッと可愛いグラスを並べ、盛り付けをしていく姿がカッコいい!!
あらかわいい(ノ∀`)
シャインマスカットと和梨のコンポート、ブランマンジェ。
その上に、シソのジェラート!!
ジェラートには、「夢」の字の金箔が!!
聞いてみると、オーナーさんと大将の夢がつまったこのお店。
その夢がかなうように、またお客さんの夢が成就しますように、と願いをこめて特注された金箔だそうです。
シアワセいっぱいウマさいっぱいの夕飯の後は、夢あふれてキリッと美味しいデザートで締めくくる。
このジェラートもありきたりな桃かと思いきや、意外性を持たせてシソというのも面白い。
本当に、最後の最後まで五感で楽しみ、サプライズ感のある最高のコースが楽しめたのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
この「鮨こう介」さんのお寿司は、おそらく自分史上最高のお鮨です。
それだけ、みなさんに自信を持ってオススメすることが出来ます。
考えてみれば、「鮨こう介」さんの大将は自分より10つも下。
この10年、自分ももう少し頑張れた気がするな。
夢を追い求め、究極を目指し、新宿の一等地に堂々のオープンをされた「鮨こう介」さん。
その人気ぶりは凄まじく、この日もあっという間に予約客で満席になっていました。
人生の大切な記念日に、大切な人との思い出作りに。
絶対に間違いのないお店、「鮨こう介」さんは自信を持ってオススメできるお店となったのでした。
お試しを!!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい・・・行けるかな
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★