今日の映画鑑賞です。
今回は、2018年(平成30年)公開のアメリカ映画、「ベイルート」(原題:Beirut)です。
この映画は日本公開はされなかったのですが、ネットフィリクス上で公開されているので、会員の方は字幕付きで見る事ができます。
もともとパレスチナ問題には興味があったので食指を伸ばした映画でしたが、この映画を見るにあたってWikipediaで事前情報を見たら、「2018年にアメリカ合衆国で公開されたスリラー映画である」と紹介されていたものの、実際にはスリラー要素はあまり感じない作品だなと思いました。
舞台は1982年のレバノン。
その時のレバノンは内戦状態で、日本赤軍の重信房子がちょうどベイルートにいた頃でもあります。(重信房子はこの映画には出てきませんが)
アメリカの政府職員であったカルが武装勢力に拉致されるという事件が発生し、CIAは直ちに人質の救出に取りかかりますが、話は平行線のままで事態は一向に好転せずに時間ばかりが過ぎていきます。
そして、カルの旧友であった落ちこぼれ外交官「だった」男が駆り出され、アルコール依存を抱えながら慣れない交渉に奔走するというストーリーです。
この映画でキーとなる3人はさらわれたカル、カルをさらったカリーム、そして一時期カリームの育ての親であり、カルの旧友であったメイソンです。
この3人を中心にしながら、パレスチナのPLO、イスラエル政府、アメリカ政府などが陰謀を張り巡らしつつ人質の解放に向けて動き、またそれを利用してパレスチナでの覇権を我が物にしようと策動するなど、パレスチナ内戦の奥深さを物語っています。
それはそれでハラハラドキドキするかというと・・・
個人的にはあまりしなかったのかな。
役も豪華キャストだったし、脚本も決して悪くなかったけれど、ものすごく素晴らしい!! また見たいな!! という気にはなりませんでした。
それでも、平和に暮らすことに慣れてしまった日本のなかで、宗教というものを特に気にせずに生きていける日本のなかで暮らしている平和な人々は、世界にはこういう世界がまだまだあるんだなという事を知っておいても損ではないと思います。
検問を境にキリスト教徒やイスラム教徒、ユダヤ教徒がにらみ合う世界。
大学で講義をしているだけでロケット弾が飛んでくる世界。
何故戦わなければならないのか? それは、戦わなければ自分がやられるからであるという世界。
そして、今なおパレスチナ問題は終わりを見せていない。
世界にはいろいろな内戦がありますが、ここまで泥沼化した内戦もそうそうないでしょう。
そんな血なまぐさい戦闘の地で、憎しみ合いながら、血を流しあいながら生きなくてはならない人達がいることに思いを馳せるのも良いかもしれません。
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