鎌倉街道の宮本町三丁目の交差点を入り、ずっと進んでいくと見えてくるお弁当屋さん。
このあたりはかつてたいへんな賑わいを見せた商店街でしたが、最近はすっかりおとなしくなってしまったようです。
それでも、ガッツリ弁当が安くて美味しいという評判が評判を呼んで、いつもガッテーンな方々でにぎわっているお弁当屋さんです。
「美食御膳」なんて言うと、随分な高級店カシラ?な雰囲気なんだけれど、実際は「庶民的」を自で行くような体裁のお店です。
午前中だと、ガラスケースの中にいろんなお弁当が並んでいて、もう胃袋ウェルカム状態。
どれもこれも量が多そうで、しかも全体的に茶色いような。
汗水たらして働く男性のための弁当で、ナントカ女子が来るような店ではないのがよく分かります。
今回は、数あるお弁当の中でも「チキンピカタ弁当」(630円)にしましょう!!
ピカタとは西洋料理の一種で、もともとは下味をつけた肉に卵とチーズをからめて焼いたもの。そう聞いただけで、もう体脂肪率がぐんぐん上がっていきそうなパンチ力です。
まぁ、実際見ると肉がでかいこと!!
そして野菜感がほとんどないのね!!
もも肉よ。
実に柔らかでプリプリなお肉はガッツリと下味がつけられていて、まるでカツトジのように卵に包まれています。
濃厚なケチャップの風味が、否応なしにゴハンの消費速度を上げてくれるわ!!
ニクいね!!
その下には、容赦ないナポリタンの束と、気持ちレタスのちぎったのが入ってます。
こんなもの・・・
うまいじゃないかよ、オイ!!
まったさぁ、ごはんもギューギューに押し込んであるのね。
どれだけ炭水化物を摂らせるのかと!!
ただでさえ味が濃いピカタをおかずに、塩分アップさせたゴマ塩ふりかけがたっぷりかかったごはんをカッコむわけですよ。
これで満足できないメタヴォがいないわけがないよね!!
付け合わせに、柔らかハンバーグ、コロッケ、大きなウインナー。
肉メインのオカズなのに、付け合わせに肉を持ってきちゃうところがまたニクいのよね。
え? コロッケはジャガイモだから野菜?
その発想、アメリカ人か!
ようやっと野菜らしいものが出てきました。
とはいえ、ポテサラ、ニンジンと大根の煮物。
ポテサラは芋とマヨネーズなので、純粋な野菜はニンジンと大根の煮物だけです。
いやはや、これだけ食べればもう満足でしょう!!
この日も、たくさんのプロレタリアート達が集っていて、なかなか人が写らない外観写真を撮るのが難しかったほど。
この人気がすっかり少なくなった商店街で、絶大な人気を誇る美食御膳さん。
これからも働く我々の胃袋を満たし続けてほしいものです。
御造作!!!
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