みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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大正時代から愛された 冬の救世主ハクキンカイロがオススメな件!!

寒い冬が続いています。

こんなに寒いと、バイクに乗るのも釣りに行くのもおっくうになってしまいます。

ましてや寒空の下で仕事なんて・・・辛すぎる!!

 

そんな時、「使い捨てカイロ」を使っている方は多いのではないでしょうか?

そう、あると便利な使い捨てカイロですが・・・みうけんは使っていません。

だって、あったかくならないんですもの。

そんなみうけんは、これ。

 

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これが何だかご存じの方は昭和世代・・・ それも、ずいぶんと年齢層が高いと思いますが。

もしかしたら大正世代までいってしまうかもしれません。

大正生まれの方が、このブログを読んでいて下さるとすれば嬉しい事ですが。

この銀色の物体は、ハクキンカイロというものです。

なんともレトロな広告ですが、これが現在でも現役の広告です。

愛され続けて90年。

 

ハクキンカイロ

 

ハクキンカイロは、大正12年(1923年)に創業者の的場仁市氏によって発売されました。

そう、関東大震災のあった年です。

 

イギリスのオイル式ライターを参考にしたもので、アメリカのジッポーライターよりも9年早い発売となりました。

燃料として注入したベンジンを、プラチナ触媒作用(なんだかよくわからんですが)を利用してゆっくりと酸化発熱(燃焼のちょい手前)させることによって、長時間温かさを保持することが出来、富裕層向けのカイロや兵隊さんへの慰問品として、また南極観測隊や郵便配達の方々からも愛用されて、今も愛され続けているカイロです。

 

日本軍の戦闘機や軍用トラックが、満州地方(現在の中国東北部)などであまりの寒さにエンジンがかからなくなるのを防ぐため、エンジンを常に温めておくのに効果的として、軍需産業のひとつとしても、ハクキンカイロは大いに重宝されたそうです。

 

その基本的な構造は発売された当時にすでに完成されていたようで、その構造は90年近くたった今でも発売当時の形態そのままです。

戦後は国外へも輸出され、昭和39年(1964年)の東京オリンピックでは聖火リレーで使う聖火のトーチの炎の予備として、特製のハクキンカイロが用意されたという事です。

 

このハクキンカイロは、燃料のベンジンを満タンにすれば24時間のあいだ保温できるばかりか、熱量は使い捨てカイロの13倍を誇り、そのランニングコストも格段に安いといったスバラしいカイロなのです。

 

 

たとえば、とある有名メーカーのカイロと比較してみましょう。

価格は2020年2月上旬のAmazonでの価格です。

 

ホカロン貼る 30P

 

この使い捨てカイロは、1個の効果が約9時間持続します。それが30個入って820円。

9時間×30個=270時間。

820円÷270時間=3円3銭。

 

いっぽう、ハクキンカイロでは?

ハクキンカイロ指定のエビスベンジン、500mlが990円。

 

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公称では1mlで1時間使えるということで、500時間ぶん。

990円÷500時間=1円98銭!!

 

ハクキンカイロ自体やベンジン、ライターなどの初期投資は必要ですが、使い捨てカイロに比べて燃費が3分の1、発熱量が13倍という事を考えると圧倒的なランニングコストの安さ、温かさを誇るんです!!

さらに、使い終わってもゴミにならず、地球にも優しい。

日本人が考え出した、こんな素晴らしいものを使わない手はないと思います!!

 

では、実際に使ってみましょう。

手のひらにちょうど良く収まるサイズ。

 

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上フタを開けると、ハクキンカイロの心臓部である煥火口が出て来ます。


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煥火口を外すと、中にワタが詰まっています。本当に簡単な構造です。

オイルライターにも似ていますよね。


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そこで、取りい出しましたるハクキンカイロ指定のエビスベンジン


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専用のロートでトクトク注入。

だいたい24mlで満タン。満タンで24時間持ちます。

本当は手に持ってやるんですが、カメラで撮影するため、こんな不安定な入れ方をしてしまいました。


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煥火口を戻して、ライターで着火!!


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暗闇にしてみると、ジリジリ燃えているのがよく分かります。

実際は「燃焼」ではなく「プラチナ触媒反応」というらしいですが、難しい事が分からない庶民は「燃えている」でいいと思います(雑


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動画だとこちら。

試しに息を吹きかけると、ひときわ明るく燃えます。やはり燃焼に限りなく近い事が起きているのでしょう。

 


ハクキンカイロ 火口 燃焼時

 

これで、上ブタを戻して、最初に付いてくるフリースの袋に入れて完成です。

 

上着の内ポケットに入れるのが一般的ですが、別売の「カイロベルトマジック」も便利です。


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これを使ってカイロを背中や腰に当てていれば、なお高い温熱効果で、身体の芯までポッカポカですよ!!

 

ただし、飛行機には持ち込めません。

みうけんは預け入れ荷物(預ければOKらしいが、航空会社によってはNGかも)に入れてましたが、一度うっかり胸ポケットに入れたまま飛行機に乗ろうとして、没収された経験がありますから飛行機によく乗る方は要注意です。

 

いままで、ハクキンカイロを一通り紹介して来ましたが、ここでおさらいです。

 

ハクキンカイロの良いところ・・・

  • 一回の給油で24時間も使える
  • 熱量が使い捨てカイロの13倍
  • ランニングコストが安い
  • 地球に優しい

 

ハクキンカイロの悪いところ・・・

  • 飛行機に持ち込もうとすると没収される
  • あまり同じ部位に当てていると低温やけどする
  • ライターを忘れたら着火できない

 

こんなものでしょうかねぇ。

この寒い時期、バイク行や外でのお仕事など、活躍する場面は多いと思います。

いつでもどこでも、ふところにはホッカホカのハクキンカイロがオススメです!!

 

 

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