八州屋。
それは、妙蓮寺駅前ながら寂れそうで寂れない商店街に、戦後といわれた頃から地域で愛され続けた「おでん種専門店」。
そう、おでん種だけを売り続けて半世紀。
なんとも不思議なお店です。
もう40年近く前でしょうか。
かつて妙蓮寺の街にてオギャアと生まれ、菊名池の水で産湯につかり(あくまで文的表現)、まいにち元気に「伸びる会幼稚園」に通った幼き日のみうけん君は、祖母や母に連れられてはこのお店におでん種を買いに来たものです。
今なお店頭のガラスケースにはおでんの種ばかりがギッシリと並び、本当にこれだけで商売やって来れたのだろうか、夏場などはおでん種は売れたのだろうか、と色々心配になってしまいますが、そんな心配は杞憂である事を知らしめてくれます。
当時はウインナー巻、チーズ巻が好きだったなあ。チーズ巻は、さつま揚げの中でチーズがトロけてウマかったのよねぇ。
あぁ、昭和は遠くなりにけり。
ただし、今回は種をじっくり煮込んでいる時間がなかったので、すでにできているお得用詰め合わせを購入です。
一袋720円!! 見た目よりもガッツリ入っていますよ。
自宅に帰って、鍋にあけて温めました。
沸騰させないのがコツだそうです。
ちくわぶが入っているのが嬉しいなあ。ちくわぶ大好き。関東人のおでんにはちくわぶと花コンだよね。
あいにくと花コンは入っていませんでしたが、魚の形の紅ショウガ揚げが入ってました。
これはうまいね!
大根は本当は輪切り丸々入ってますが、家族に分けたのでこの形です。
自分で味付けをして煮るのもいいけれど、何といってもおでん種を知り尽くしたプロの味付けだから間違いない。
しっかりと味の染み込んだアツアツのおでんに、酒の盃も楽しく空いていくのでした。
次回はチーズ巻とウインナ巻を買いに行こう。
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