本日は昭和55年公開、高倉健主演の「動乱」を観る。
時は昭和初期。
昭和の経済恐慌と大凶作が重なり国民が塗炭の苦しみを味わい、東北では口減らしを兼ねて若い娘が女郎屋に売られていっていた時代。
当時の陸軍内部は「皇道派」と「統制派」に分裂し、高倉健演じる宮城大尉ら皇道派の青年将校たちは、昭和維新と称した変革運動に身を投じていく。
そして、宮城はかつての部下の姉でありながら娼婦として売られた女(吉永小百合)を妻に迎え入れる。しかし彼はなぜか彼女を抱こうとはしなかった…。
この映画の最後には2・26事件がやってくるわけですが、名もなき男と女の哀しくもはかない愛の姿を2部にわけて描き切っています。
そして、今では名を聞かなくなってしまった名脇役・田中邦衛と名コンビ。
そしてどこまでもシブい。
最後、転戦(事実上の左遷)されていく宮城大尉を、小松少尉が見送る場面が印象的でした。
「小松大尉!! 見送りは禁じられているはずだ!」
「お見送りではありません!! 野外演習であります!!」
小松少尉が歌い始めると、若い兵士が号泣しながらそれに続く。
返す言葉もなく、じっと見つめている宮城大尉。
自分、不器用ですから。
稀代まれに見る秀作だと思います。
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