横浜を愛するみなさま、杉田梅という梅をご存知でしょうか?
杉田というのは横浜市磯子区の杉田に由来し、現在は幻の品種ともされる梅のことです。
しっかりとした酸味のある肉厚で大きな実をつけるのが特徴です。

かつて、横浜市港南区から磯子区にかけての一帯に、杉田梅林という梅林がありました。
戦国時代に当地を治めた北条家は、農家の副業として梅の栽培を奨励しており、その名残が小田原に今も残る曽我梅林であるともされています。
北条五代の始祖とされる北条早雲は、毎食のように梅干しを食べていたとされています。

この杉田梅林は実に美しく、丘の峰々には数え切れないほどの梅が咲き乱れ、そのあまりの美しさに皇族までが見物に訪れるほどであったとされています。
現在は時代の波に飲み込まれてしまった杉田梅林ですが、その名残は今でも新杉田駅と杉田駅を結ぶ「ぷらむろーど」、横浜市立「梅林小学校」、公園「杉田梅林ふれあい公園」、寺院の「梅花山成就院」などに残っています。

さて、今回紹介した杉田梅林を発祥とする杉田梅ですが、日本古来の在来種の梅で、品種改良がほとんどされていないため酸味が強く、肉質が柔らかいのが特徴とされています。
みうけん家では、子供の誕生記念樹をなににしようかと考えたあげく、せっかくならば地元にゆかりのある樹を植えようと、この杉田梅を植えています。

しかし、そこはなかなかの幻の梅。苗木を注文してから、届くまでに1年ほど待ちました。
そのため、子供が産まれてしばらくしてから植える事になりましたが、2026年になってようやく、ふっくらとした実をいくつかつけてくれました。
これを、誕生記念樹の主人公である子供に収穫してもらったのが、この写真です。

小さな「うらなり」もありますが、ほどんどの実はぷっくりと大きく、どっしりとしています。
さっそく梅酒に・・・と考えましたが、妻ちゃんが「子供も飲めるのがよいでしょ」と言って梅ジュースにしてくれました。

瓶の中でじっくりとエキスを出し、美味しくなってくれるであろう梅ジュース。
今から、味見をするのが実に楽しみな今日この頃です。
【みうけん本 いよいよ完成!】
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