この日は三軒茶屋へやって来ました。
三軒茶屋は、駅からちょっと離れると細い路地が網の目のように張り巡らされた下町っぽさを残す街。
その反面、美味しくてオシャレな飲食店も立ち並ぶ、魅力的で人気のあるエリアです。
今回やって来たのは、タイ語の看板がひときわ目を引くタイ料理屋さん「タイ屋台 999 三軒茶屋店」です!
「タイ屋台 999」さんは新宿・新橋・日比谷・下北沢など、都内にいくつも店舗展開されている人気店。
リーズナブルな値段でお気軽にタイの味を楽しめるとあって、いつも賑わっているお店です。
みうけん夫妻はタイ料理が大好きで、住んでいる横浜にもタイタウンがあり、よく食べに行ったりラベルの文字が読めないような食材を買い込んではタイ料理を作ってみたりしています。
特にパクチーを愛してやまないみうけん夫妻にとって、このお店は絶対に素通りできないお店なのです!
店内に入るとニコニコなスタッフさんがお出迎え。スタッフさんは皆さん日本人だそうで。
そのわりには、元気な「サワディッカー」の発音が現地っぽいぞ!
1階にはスパイスの香りが広がる空間で、結構混み合っていました。なんと2階席もあるようですよ。
◆ยา ดอง หวาน(シナモンのとろけるヤードン:695円)
◆ชามะลิ(ジャスミン茶:360円)
まずはカンパイのドリンクからです。
ヤードンはタイの伝統的な薬膳蒸留酒で、シナモンが効いており漢方薬っぽさがありつつもスッキリした飲み口だそうです。
みうけんは烏龍茶ではなく、あえてジャスミン茶にしましたがエスニックには相性がばつぐん!
お通しはパクチーがバシッと香るスープで、これで胃のエンジンもガンガンに回ります。
丁寧に煮出されたであろうチキンな味わいにフレッシュなパクチーが効いていて、これはパクチー好きにはたまらないお通しです!
◆ยำผักชี(香菜サラダ:798円)
まずはサラダですが、こちらもパクチーがたっぷり。
酸味のある柑橘系がきいた野菜ドレッシングがで、実にサッパリしています。
レタスやパクチーがシャッキシャキで香り高く、暑い夏には嬉しくなる涼しさ。
やはり、こういう暑い日の食前にはサッパリサラダがとっても嬉しいですよね。
◆ก๋วยเตี๋ยวหลอด (หมู)(蒸し生春巻(豚肉):798円)
セイロで蒸されているので、半透明の皮はむっちむちな食感です。
アッツアツなので火傷に注意! しかし、アッツアツのうちに食べるのが吉だそうです。
ムチッとハフハフいただくと、何と言っても皮の食感がすごく良いですねぇ。
具材はなんだろう、なんだかスモークチーズのようなトロッとした美味しさがあります。
これはお酒にもお茶にもすごく相性が良くて、もう1つお代わりしたいくらい!
◆ปูนีมผัดผงกะหรี(蟹のカレー粉炒め:1300円)
数あるタイ料理の中でも日本人好みの逸品。
脱皮したばかりでカラが硬くなっていないソフトシェルクラブを使用しているので、カラごと食べられます。
黄色いカレーがホトホトしたたるカニさんにガブッといくと、ほのかにパリッ!サクッ!なカニさんの食感が良いですねぇ。
表面にモッタリまとったカレーも、ココナッツの甘味と優しいスパイスとの相性がすごく良いです。
タイのカレーではありますが、そこまで辛くはなく優しい味わいなので、素材の素朴な美味しさを良く感じます。
トロットロになるまで炒められたセロリも、カレーとの相性が良くて実に良き名脇役。
◆ไก่ย่าง(ガイヤーン:1250円)
タイ料理の中でも1、2を争うほど大好きなお料理、ガイヤーン。
いわゆる鶏さんの丸焼きで、今回は半身ぶんのオーダー。
さっそくガブッとかぶりついてみると、皮目かりっかり! お肉むっちむっち!
添えられてくるのは米粉とトウガラシが入ったタレなんですが、これが実に良いアンバイなんです。
表面をカリッと焼いてあるので、お肉の旨味を逃すことなくジュワジュワに焼かれているのがポイント。
噛めば噛むほど肉の旨味が溢れ出して、この美味しさは実にぜいたく!
しっとり目の胸肉、むっちりなモモ肉、柔らかくて旨味しっかりの手羽の部分などなど。
同じ部位でもパリパリの皮とむちむちのお肉、それぞれ違った美味しさを何重にも味わえるのがガイヤーンの良いところ。
これはビールが欲しくなるぞ! お酒をやめてしまった自分を、呪ってしまいたくなるほどの美味しさでした。
◆ข้าวผัดต้มยำ(トムヤム炒飯:958円)
◆エビトッピング(258円)
トムヤムはエビなどの海鮮の旨味を活かした料理なので、やはりエビのトッピングは欠かせませんよね。
お米も日本米ではなく、きっちりとジャスミンライスを使われているのが嬉しいところ。
早速取り分けていただきましたが、取り分けている時点でもんのすごく良い香りで食欲がそそられます!
見た目も真っ赤なご飯に、見ただけで美味しさが分かるエビ、そして緑鮮やかなパクチーの色合いが実に良い!
うーむ、エビさんプリップリ!! ご飯はピリ辛ウマウマ!
上に乗ったパクチー爽やかに香るのが、なお嬉しい。
けっこう辛いのかなと思ったら、意外にも甘めの味付けなのが意外ではあるけれど、だからこそ辛さが苦手な方でもこれならばチャレンジできるのではないでしょうか?
◆ข้าวกะเพรา(ガパオライス:958円)
◆揚げ卵トッピング(168円)
タイ料理でご飯ものといったら、まず第一に出てくるであろうガパオライス。
これもタイのお米でしょう。ごはんはホクホク、お肉むちむち、肉の旨味が素晴らしく、ナンプラーのような調味料の塩味が実に良いアンバイ。
168円の課金となりますが、揚げ焼きした卵は是非ともトッピングしてほしいところ。
白身はプリプリなのに黄身はトロットロで、この白身と黄身を混ぜて食べると美味しさも倍増です。
◆ผักชี(パクチー:168円)
これはお料理ではないけれど、追いパクチーも注文できます。
みうけん夫妻は常にパクチーを愛するので、これは絶対に欠かせない必須アイテム!
◆เค้กกล้วยหอม(バナナケーキ:525円)
タイの代表的なスイーツ・バナナケーキ。
むっちりとした食感ながら、バナナの味わいがしっかりしていて食べ応えのあるスイーツです。
フォークでザクッと切ると、しっかりとバナナの色合いと香り。
表面にたっぷりかかったナッツのサクサクな食感とむっちり食感の相性が良く、食べた瞬間にバナナ!バナナ!バナナ!とにかく全身でバナナを感じるバナナバナナした美味しさ。
◆◇◆後記◆◇◆
このお店はスタッフは日本人ばかりだけれど、タイの屋台の雰囲気をものすごく良く再現しているなぁと思います。
かと思えば2階には中国の灯籠が飾ってあったり、仏像が祀って(飾って)あったり、ミラーボールがキラキラしていたりと、ちょっとカオスで楽しい空間。
三軒茶屋には美味しいお店は数々ありますが、ここ「タイ屋台 999 三軒茶屋店」さんは、これからの暑い季節にピッタリなタイ料理をたっぷりと、リーズナブルにいただけるお店。
まだ新しいので店内も綺麗だし、スタッフさんはニコニコされていて楽しそうにお仕事されているし、お会計の時にフシギなステッカーをお土産にいただいたり、とっても楽しいお店です。
三軒茶屋で、いつもとはちょっと違う、美味しく・楽しく・アツい経験がしたくなったとき。
ここ「タイ屋台 999 三軒茶屋店」さんはオススメのお店です!
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【ほしいものある?】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
タイ屋台 999 三軒茶屋店 (タイ料理 / 西太子堂駅、三軒茶屋駅、若林駅)
夜総合点★★★★☆ 4.2