みなさん、美味しい中華食べてますか?
全国いちばんの規模を誇る観光地のチャイナタウン、横浜中華街には北京料理・広東料理・上海料理・台湾料理などいろいろな地方地方のお料理が集まっていますよね。
そんな中、今回やってきたのは真っ赤な見た目と激辛な味わいが特徴な四川料理のお店である、その名も「横浜中華街 四川麻婆 新館」さんです。
このお店があるところは中華街の中でも特に辛いものが集まる「香港路」というエリアで、辛さが特徴的な四川料理、もっと辛い湖南料理などのお店が軒を連ねます。
なお、同じ香港路には「四川陳麻婆」というお店もありますが、まったく別のお店なので間違えないように気をつけましょう。
この「横浜中華街 四川麻婆 新館」さんは、なんといってもランチがリーズナブルです。
◆ C・水煮魚(白身魚の四川風煮込み:880円)
ライス・スープ・お新香・デザート付きでこのお値段は、実に素晴らしい。
近所の町中華で880円のレバニラ定食を食べても美味しいんだけど、同じような値段を払うのであれば、みうけんはこちらに来てしまいます。
まずは大きなコップに冷たいお水と、ザーサイが出てきました。
ほどなくして出てきました、水煮魚のランチ!
水煮って名前だけで「サバの水煮缶」のように全く辛くないお料理を連想しがちですが、実際に出てきたのは真っ赤な血の池地獄。
見ているだけで唐辛子の香りがツンツンと感じられて、それだけで頭皮に汗がにじんできますが、まずはスープからいただきましょう。
意外にもスープは辛くなく、干しシイタケとエノキがたっぷり入ったものでトロッとしていて滋味深い美味しさ。
そして、いよいよ水煮魚に向き合います! なにかしら、この大量のトウガラシは・・・
中国四川省のお料理には「水煮」シリーズがあり、水煮牛肉や水煮猪肉(豚肉)、水煮魚などのバージョンがあります。
水煮シリーズは、大量の野菜とメインとなるお肉などを炒め、大量の香辛料と合わせて、さらに煮えたぎった油をジャバージュバーしたお料理。
正直、いったい何を持って「水煮」なのかとツッコミたくなりますが、これがクセになる美味しさで一度ハマるとやめられなくなります。
具材はキャベツ・モヤシ・キクラゲをメインとした、たっぷりのお野菜。
そこに粒の花椒と、揚げた唐辛子がコレデモカと投入されていて、お口の中がシビシビカラカラになる、これぞ「麻辣」と呼ぶにふさわしい味わい。
粒の花椒をたっぷり噛みつぶしてお口の中をビリビリにしたところで、お魚さんを食べましょう。
メインの具材となる白身魚はかなりたくさん入っていて、その1切れ1切れが実に肉厚。
食感もむっちむちで、激烈な麻辣に対するお魚の優しい甘味が実に美味しいです。
これはたまらん、と白いご飯をバババババババとカッこむ、このシアワセすぎる瞬間たちよ!
ご飯はふっくらと炊かれていて、このシビシビカラウマなスープや具材との相性も抜群です。
中華って、とにかく太るイメージがありますよね。
しかし、本当の中華はたくさんの野菜と香辛料を使ういっぽう、炭水化物は控えめなのです。
ラーメンとチャーハンと餃子のように炭水化物の3重奏をすればそれは太るのは当たり前であって、本格的な四川料理はなかなか太らないそうですよ。
ただし水煮魚にはけっこうな油が入っているのも事実ですが、その油は中国茶で洗い流せばお口の中までスッキリ。
食後のデザートは定番の杏仁豆腐で、辛いものの後に食べる甘いものって格別です。
しっかりと手作りされた濃厚な杏仁豆腐のモッチリ加減に、大満足のお昼となったのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
こちらのサービスランチは、支払いは現金のみとなり平日の11時〜14時に食べることができます。
平日にランチというのは、地元でもない限りはなかなか難しいものがありますが、辛いものがお好きな方であれば是非とも試して頂きたい逸品です。
花椒のシビシビ(麻)と、唐辛子の辛味(辣)、合わせて「麻辣」の美味しさは、是非とも本格的なお店で試して頂きたいなと思います。
横浜中華街、香港路の「横浜中華街 四川麻婆 新館」さんのサービスランチ、オススメです!
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【ほしいものある?】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
横浜中華街 四川麻婆 新館 (中華料理 / 元町・中華街駅、日本大通り駅、石川町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0