たっぷりのご飯に、お肉とおかずは夢の組み合わせですよね。
今回紹介するのは、横浜市の一大観光地として名を馳せる横浜中華街。
メイン通りである中華街大通りと、第二のメインである関帝廟通りを結ぶ上海路にある台湾料理屋さん「886食堂」さんです!
このお店は、もともとは「台湾麺線」が美味しいと評判のお店だそうで、なーんと。
それを知ったのは後になってからでしたが、この日はなんとなく台湾の人気料理「魯肉飯」(るうろうはん)な気分だったので、ここ886食堂さんにやって参りましたよ。
店内はカウンターのみの体裁かと思いつつ、2階にはテーブル席があるとの事で2階を案内されました。
カウンターはオープンキッチンで調理風景が見えるし1階でいいですよ、と申しましたがスタッフさんが「2階ドゾ!」と強くオススメしてくださるので、2階へ上がってみました。
2階に上がってみると、なるほど広くてオシャレ!
この店内に入っただけで、なんとなくですが台湾の屋台に迷い込んできてしまったような錯覚です。
◆台湾魯肉飯(1000円)
スープ・小菜つきでこのお値段。注文して10分かからずに着丼です。
魯肉飯というメニューは、お店によって実にいろいろなタイプがありますが、こちらの魯肉飯は角煮や玉子に加えて厚揚げなどを乗せた豪華なもの。
魯肉飯は、台湾でも地域によってご飯によく煮込んだ肉そぼろをかけただけのものや、角煮や玉子や高菜が乗るものなどいろいろなバリエーションがあります。
日本で一口に「ラーメン」や「お雑煮」といっても地方によっていろいろな種類があるのと似たような感覚でしょうか。
食事は汁物から! と決めているので、まずはスープから頂きました。
スープはいかにもオーソドックスな優しい出汁で、玉子とワカメが入ったシンプルなもの。
続いて魯肉飯に向き合いましょう。ご飯をすくってお肉を乗せてパクリ!
お肉はむっちりとした食感が嬉しく、皮の部分のプルプルによって全身にコラーゲンが補給されていくかのよう。
味付けは優しめな味付けで、そこまで濃ゆくなく素材の味をしっかりと活かした感じがします。
魯肉飯としては珍しくお野菜もたっぷりで、ゆでたキャベツがシャキシャキな食感。
厚揚げには汁がしっかり染み込んでおり、ジュワッとした食感です。スポンジ状になっているのは、日本の高野豆腐のようなものでしょうか。
トロッと煮込まれた肉そぼろは、たっぷりの高菜とも最高の相性を誇ります。
半分入っている味玉もしっかりした味付けで、これはビールのおつまみにも良さそうな味わい。
ご飯はけっこうたっぷり入っており満足度も高いです。
小鉢にはシナチクが入っていますが、よくラーメン屋で見かけるものではなく柔らかい食感で、あっさりとした味付けにシャキシャキな歯応えが楽しい逸品でした。
◆◇◆後記◆◇◆
この「横浜中華街 台湾美食店 886食堂」は、台湾の屋台がウリなお店。
今回はガッツリとお肉とご飯!たまに野菜!という組み合わせでしたが、他にも牛肉麺・葱油餅・臭豆腐・大腸麺線など台湾夜市でも人気の屋台料理をたくさん取り揃えていらっしゃいます。
店内に一歩入れば、そこはまるで台湾の夜市に入り込んだかのような異国情緒あふれる空間。
お昼にサクッとランチでも、夜にしっかりとお酒を飲みながらでも楽しめるお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★☆ 機会があれば
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※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
横浜中華街 台湾美食店 886食堂 (台湾料理 / 元町・中華街駅、日本大通り駅、石川町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2