横浜中華街には数々の名店がありますが、今回紹介するのは中華街の中心から少し外れたところにある台湾料理の人気店。
中華街で西側のランドマークが善隣門であるならば、東側のランドマークたる「横浜大世界」の脇から山下公園に向かって伸びる「蘇州小路」にお店を構える「桃源邨」(とうげんとん)さんです。
みうけんは、中華街には平日の昼間にお昼を食べに来ることが多いのです。
だいたい週に1〜3回の頻度で来ていますが、このお店もなかなかのお気に入り。
笑顔が素敵なママさんをはじめ、どのスタッフさんもニコニコと接客をされているのも気持ちが良いし、メニューも豊富で、もちろん味だって折り紙つきです。
◆大腸麺線+ミニルーロ飯(1300円)
麺線とは、いわゆる素麺のようなもの。
旨味をたっぷりと効かせたトロミのあるスープに入っていて食べ応えもバッチリで、さらにミニルーロ飯とデザートもついたオトクなセットです。
麺線はあっつあつなので、火傷に注意ですよ。
スープにトロみがあるので、なかなか冷めないのが寒い日にはとっても嬉しいですねぇ。
スープをすくってみると、アサリの身がゴロゴロと入っています。
1つ1つはそこまで大粒ではないものの、量がしっかり入っていてアサリの出汁もしっかり。
他にも大腸の出汁も出てパクチーも香り、とても奥深くて飽きない旨味を感じさせてくれます。
麺は素麺のような麺ですが、若干茶色味がかかっており食感もシコシコとしています。
スープにトロみがあるので、麺によく絡んで持ち上げられてくるので麺とスープの良いところを一気に楽しめる、実にぜいたくな一食!
スープの奥底のほうにはぷりぷりのモツがたっぷり入っていました。
このモツが実に良い味を出してくれているようで、プリプリとした食感もよくていくらでも食べられてしまいます。
麺を楽しんだら、つぎは飯。
たっぷりのご飯には、少し八角を効かせた肉そぼろがドッサリと乗っていて食べ応えあります。
ご飯には適度に汁が染みて、それもまた美味なるかな。
ふっくら炊き上がったご飯に、たっぷりのお肉とは、もうそれだけでシアワセになれますよね。
麺線だけでもけっこうガッツリと頂けましたが、このご飯とお肉、そして味玉がついたことによって満足度もしっかりと上がりました。
小鉢がついてきますが、干豆腐の和え物とお漬物でした。
麺線とスープ、そしてお肉とご飯で充実した胃とココロを、ホッと温めてくれる名脇役です。
このお店の特筆すべきところは、デザートですね。
中華街でのランチのデザートは杏仁豆腐が定番ですが、こちらのデザートは「愛玉子」(オーギョーチ)という台湾で人気のデザートです。
プリンとした透明のゼリーのようなデザートで、ほのかな甘みにレモンの風味が爽やか。
食べてみると意外にもモッチリとした味わいで、シアワセなお食事を締めくくるのにふさわしい、最高のデザートでした。
◆◇◆後記◆◇◆
横浜中華街にはいろいろな中華料理のお店がありますが、台湾料理も間違いない美味しさを誇ります。
海に囲まれた国土の内陸には山々がそびえ、山海の珍味を味わい尽くせるのが台湾料理の強み。
今回はランチでお邪魔しましたが、その他のお料理もどれもオススメなものばかりなので、是非とも味わってみてはいかがでしょうか。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
桃源邨 (台湾料理 / 元町・中華街駅、日本大通り駅、石川町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0