長者町通りにある正統派?北京料理のお店。
特に羊を使ったメニューが美味しくて、羊の国・中国華北の実力を思い知らされるお店です。
特に、このお店のおじちゃんは綺麗な北京方言を話すらしいから、今度なにか話しかけてみようかな。
前回は京味居炒飯なるものを食べましたが、ひつじひつじしていてなかなか美味でした。
今回は何を食べようかとメニューとニラメッコしていたら、やっぱり出てきましたモヤシのナムル。
相変わらずシャキシャキで味付けも優しくて美味しいですねぇ。
◆拉条子(ウイグル風炒め麺:1300円)
そうだ、前回来た時に「次回はこれにしよう」と心に決めていたメニューがありました。
それが、この拉条子(ラーティァォズ)。
新疆ウイグル自治区を代表する麺料理「ラグマン」で、中国語で拉条子、または拌面(バンメン)とも呼ばれています。
野菜、肉を炒めてトマトと牛骨ベースのスープで煮込み、日本のウドンのような麺にかけた料理。
最近、懇意にしていただいているインスタグラマーさんもバンメンを紹介されていましたが、横浜のバンメンと北京のバンメンはかなり変わります。
また、ウイグルのバンメン、福建省のバンメンもそれぞれ全く違うので、その違いを食べ比べしてみるのも楽しいかもね。
※中国人の知人に言わせると、バンメンってのは混ぜめんって意味だから、日本の「かきたまうどん」とかもバンメンになるらしい。
さて、こちらのバンメンは見ての通りトマトがたっぷり。
トマトのブツ切りがコロコロ入り、ザックリ切ったピーマン・玉ねぎ・エリンギ・羊肉がたっぷり入っています。
食べてみるとニンニクとクミンがバシッと香って、麺はきしめんのような感じ。
ちょっと辛味もあって、まさにちょいピリ辛なアラビアータのような味わいです。
中華でトマトっていうと意外な感じがしますが、蕃茄子といって意外とポピュラーな存在。
蕃は西域にあった王国(吐蕃王国)をさし、そこからやってきた茄子(のような野菜)という意味でしょう。
それにしても、実はなかなか食べにくいので、フォークとスプーンもやってきました。
これで少しは食べやすいかな。
量もかなりしっかりあって、これは食べ応えがしっかりな一食となったのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
このお店は何を食べても美味しくて評判のお店です。
営業が夕方からで、ランチ営業はされていないのですが、たまに夜にフラリと立ち寄っては1品2品楽しんでいます。
もう何年もの付き合いだし、これからも美味しいガチ北京料理を食べさせて頂きたいと思います。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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※食べログでは表示されません
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京味居 (中華料理 / 日ノ出町駅、伊勢佐木長者町駅、桜木町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5