今回やってきたのは、オトナの街・ザギン(ノ∀`)
銀座一丁目の駅前に6月にオープンしたばかりの焼肉一軒家レストラン、「焼肉いのうえ銀座店」さんです!
(*´ω`*ノノ☆ パチパチパチパチパチパチ ★
焼肉の道20年のベテラン料理人さんと、一流ホテル出身のシェフが織りなす極上のお料理の数々がいただける銘店、「いのうえ」さんが銀座にオープンされたというので、ちょっとノゾいてきましたよ(ノ∀`)
場所は銀座一丁目駅の、ほぼ駅前。
こんなところに一軒家レストランを構えるとは!!
落ち着いた黒色のお店は、入り口を入る前から高級感があります。
店内に入ると、待機されていたスタッフさんが席に案内してくださいました。
店内は樽を中心にワインが飾られ、2階には広くて落ち着くテーブル席と個室があります。
さて、今回予約させていただいたのは「INOUE Ginza Course」(飲み放題込み:15000円)!!
この「銀座いのうえ」さんの魅力をギュッと詰め込んだ、間違いのないコースです。
▼前菜
◆瞬間燻製ユッケ
綺麗なお皿に、美しく真四角に整えられた、トモサンカクのユッケさん。
上には西洋小ネギと赤玉ねぎのみじん切り、さらにテリッテリな卵黄が。
ふむ。ここまではね。普通のユッケと大差ないのですよね。
すると、スタッフさんが食べられるシャボン玉を膨らませ始めて、これはビックリ!
中には燻製の煙が充填されてモッカモッカしています。
シャボン玉がパチンと弾けると、燻製の煙が一気に広がって鼻腔をくすぐる、実に良い香り!!
さっそく混ぜて頂くと、お口の中でトロける上質なユッケ!!
そこにほのかな燻製の香り、コッテリと濃ゆい卵黄がゼイタク・・・(ノ∀`)
しかし、たっぷりと混ぜ込まれた玉ねぎがシャクシャクしています。
この薬味がお口の中をサッパリさせてくれるので、中年にも優しい逸品です。
◆INOUEフォアグラブリン
えっ、プッチンプリン!? いきなりデザート!
しかも3パック118円とかの!!
・・・と思ったら、なんとフォアグラプリンだそうです。
フォアグラプリンって何だそれ!!
さっそくお皿にプッチンしてプルルンといただいてみましたよ。
見た目は色が濃いめのプリンちゃん(ノ∀`)
クロワッサンとブラウンシュガーが付いてくるのですが、ものすごくプリンが濃厚です。
食べるたび、お口の中にフォアグラの美味しさとコッテリ贅沢な甘さジ〜〜〜ンと広がってきます。
やー、最初の1品目からエンタメ性がスゴいですね!! と喜んでいると。
スタッフさん曰く。まだまだこれからですよ♬とのこと。
▼塩焼
続いてやってきたのは、塩焼3種。
黒毛和牛のタン2種と、ハラミです。
◆タン元
やはり、焼き肉といったらタンは外せませんよね。
なんとも分厚いタンに嬉しくなります。
まず1枚目はタン元から。
綺麗なサシのタンをサッサッと炙って、レモンジャムをつけていただきまーす。
むむー、シャックシャクな食感とあふれる脂の旨味よ!!
こってりと甘いタンの魅力を、爽やかなレモンジャムがシュビッと引き締めてくれていて、なかなか食べ応えも充分。
◆ハラミ
けっこうなブ厚さのあるハラミさん。
こちらは気持ちじっくり焼いて、トリュフだれを付けてパクリ。
このトリュフだれが濃厚で、さらにハラミの力強い美味しさ、肉々しい食感と合わさったその様は、まさにステーキ!
それも、そんじょそこらのステーキ屋ではお目にかかれない、かなり上等なステーキのごとしです。
ハラミはもともと、食感も旨味も力強いので大好きな部位ですが、トリュフだれと組み合わせると一気に高級感も増してきますねぇ。
◆タン中
お次は、タン中へ行きましょう!!
こちらは山椒味噌でいただくのですが、タン元とは違って赤身と脂身がハッキリと分かれています。
サッサと焼いてお口に入れると、ジュバァッとあふれる脂身の甘み!
そして、赤身の力強い旨味も負けていません。
そこに山椒味噌のサッパリ感と塩気も加わって、食欲も倍増です!
タン中は、タン元に比べてあまり神聖視されてない部位ですが、美味しく食べてあげればキチンと美味しいのですねぇ。
▼サービスの生野菜スティック
こちらは本来はコースメニューにないのですが、サービスで出していただきました!
アスパラ、ヤングコーン、小さな20日大根を爽やかなバジルソースにディップして、サッパリと頂けました。
特に、下に敷き詰められたフライドオニオンとスリ胡麻が香ばしくて、ついついスプーンで食べてしまう美味しさ。
▼伝統【いのうえロース 〜雌牛黒毛和牛A5ランク BMS最上級〜】
なんとも大きなトロトロのロース!!
こちらは焼き師さんが素早く焼いてくださいます。
焼き加減は、オススメされたレアが最適。
タレの味もしっかり染みて、さらにロースとあってお肉の美味しさも格別。
華麗に焼かれて折り畳まれたロースを、新潟の水で炊いた新潟のコシヒカリの上に乗せていただく・・・。
もうね、もうね。
ただでさえ、白米と肉の組み合わせほど最高なものはないのに・・・。
この美味しさ、もう泣くしかありませんやね(T ^ T)
▼口直し【季節のソルベ】
キウイとスイカのシャーベットにチョコチップをのせたもの。
完全にスイカをイメージされていますね(ノ∀`)
これだけだと誰にでもできそうな発想だけど、面白いのは途中からサイダーを注いでジュースのように飲めるというところ。
グラスに残ったソルベを余すところなく頂けるし、サイダーなのでそこまでベタベタした甘さがなく、お口の中をスッキリさせてくれます。
▼肉科理【黒毛和牛デニッシュサンド】
なーんか、どっかで見たような箱に入ってきたぞ。
ビッグなMのアレを思い出します。
なんだこりゃと開けてみると、中には黒毛和牛のホットサンドが。
中までしっかりと低音調理された黒毛和牛を、コンガリ焼いたトーストで挟んでしまったゼイタクすぎるサンドイッチです。
サックリふんわりなパンに、ギュムギュムと美味しいお肉ちゃん。
上に添えられたクレソン、こってり濃厚なスープが良いアクセントになっています。
▼タレ焼【黒毛和牛厳選肉2種】
なんだか、すんごいお肉が来ましたよ。
赤身の部位のはずなんだけどね。ぜんぜん赤くねぇ!!
・・・と歓喜の叫びの中、華麗に焼かれてしまったタレ焼き2種です。
◆ミスジ
綺麗なスジ模様が入った、一目でそれとわかるミスジ。
もともとは赤身の部分なのですが、程よくサシが入っていて軟らかいです。
濃ゆいめのサンショウだれでいただくと、濃厚な脂身もサックリと頂けて軽いね!
しっかりした味付けなので、ドリンクもよく進んで心地よい1枚です。
◆イチボ
これでもかとサシの入った究極の部位、イチボ。
脂っけが多いので、エシャロットだれが付いてくるというのがニクいな。
エシャロットだれは、酸味があってすっきり。
ジュワジュワと甘い脂のほとばしるイチボさんを噛むお口を、ビシュッと引き締めてくれるので中年でも負担なく頂けました(ノ∀`)
▼〆物【黒毛和牛海鮮ご飯】
牛さんの乗ったダッチオーブンに入ってやってきた、スゴいやーつ。
もう、このビジュアルだけで充分にバエてます。
スタッフさんが蓋を開けてお披露目!!
思わず「うわぁー」という声が漏れて他の席から注目されるほど美味しそうです(ノ∀`)
ご飯の上に、しっかり低音調理されたたっぷりのお肉、そして海鮮。
海鮮はウニ、イカ、イクラが乗っていて、これを豪快に混ぜ混ぜしていただきまーす。
むむむ、もうね、多くを語る必要はないですよね。これが美味しくないワケがないんです(T ^ T)
ほっくりと良いアンバイに炊かれたご飯、たっぷりサシが入ったたっぷりのお肉、そして優しいコッテリの海鮮・・・これだけで、茶碗5杯はいけそう!!
途中からは、かやくを乗せて牛だしを注いでお茶漬け風に。
このままでも美味しいのに、さらに濃厚な牛だしが加わったら、もう美味しすぎて何がなんだか!!
土鍋というか、ダッチオーブンにガッツリ入ってきて、かなりのボリューム感でした。
それでも、あまりの美味しさにペロリと平らげてしまいました。
▼甘【INOUEパンナコッタ】
高盃(もっとオシャレな表現は思いつかないのか)に入ったパンナコッタさん。
ココナッツのような杏仁のような香ばしさを感じます。
食感がふるんふるんで冷たくて、程よい甘さなのでさっぱりしています。
お肉をたくさん食べて、コッテリしたお口を華麗にリセットしてくれる、実に有能なデザートさんでした(ノ∀`)
◆◇◆後記◆◇◆
このお店は、開業されてから15年ほどになるのですね。銀座の一等地において、一軒家レストランを開業するだけでもすごいのに。
この日も大人気で、席は満員でした。
それもそのはず、ただ肉を切って焼くだけではない。
限られた予算のなか、いかにお客さんを楽しませるか、いかに満足して帰ってもらうか。
そしていかに手頃なお値段で、満足度が高い焼き肉を提供するか。
この「いのうえ」さんでは、この事に念頭を置いてお店づくりをされている事がすごくよく伝わってきました。
銀座の一等地にて、カジュアルに。しかして美味しいお肉が食べたいとき。
ここ「焼肉いのうえ 銀座店」さん、オススメなお店です!
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
焼肉いのうえ 銀座店 (焼肉 / 銀座一丁目駅、京橋駅、有楽町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5