暦は8月から9月へと移りましたが、まだまだ残暑きびしい今日この頃。
読者の皆さまは、夏バテなどされていらっしゃいませんでしょうか。
暑い夏には、暑い国のお料理がよく似合います。
そんな夏にオススメしたいのが、美味しいタイ料理専門店。
横浜タイタウンである末吉町の「J's Store」さんです。
やはり、酸味と辛味と甘味と塩味を上手に活かしたタイ料理は、たまに食べたくなるのです。
この日は、電話で席を予約しておきましたが、平日という事もあり予約する必要なかったようです。
しかし、後から何組かお客さんはやってきて、たいへんな賑わいでした。
店内には、タイ食材の販売コーナーもあります。
店内には、いろんな種類の魚醤や缶詰がズラリと並び、店外の冷蔵庫にはハーブや野菜がギッシリ入っていました。
これは、もともとレストランとして料理を作るために材料や調味料を仕入れるから、それをついでに売ってしまおうということだそうです。
実際、お料理をするスタッフさんが店内の棚から材料を手にして厨房に戻っていく姿も目にします。
ドリンクは、好きな商品を棚から選んでセルフで持ってくる形式。会計の際に空き缶を見て計算に組み込まれます。
ソフトドリンクもお酒もタイのものが揃っていて、眺めているだけで楽しいですねぇ。
グッと来るのが、卓上に用意された調味料たち。
唐辛子やライム、ニンニクを漬け込んだナンプラーはどんなタイ料理にもよく合います!
タイ料理のメニュー、いろいろ。まさに山海の珍味が揃ったメニューですが、お野菜が多くてヘルシーである事も素晴らしいですよね。
「パクチーサラダ」(980円)
パクチーは賛否両論分かれる食材ですが、パクチーがお好きな方ならこのモリモリのパクチーを見て心が躍らないはずがありませんよね。
パクチーだけではなく、具材もしっかり。酸味、辛味、甘味、香り、いろんな要素が渾然一体となってまさに官能的な味。上に乗せられた豚の皮を揚げたものが、良いアクセントになっています。
むかし読んだ「水と犬」という本で、タイの警察官が「タイ料理は世界で最も官能的な味だ」と表現されていましたが、まさにその通りだと思います。
「こっとり黒スープ米麺(豚か牛)」(980円)
「こっとり」は「こってり」でしょう。動物の血がたっぷり入ったコクのある味わいで、辛くなくて子供にも食べやすい。
日本では血を食べることはあまりありませんが、世界ではごくごく一般的な食べ物だったりします。
モツやもやし、肉のつみれなどの具材もしっかり入っていて食べ応えも充分です。
麺はムッチリとした食感のビーフンで、不思議とこのスープにピッタリと合います。
「イサーン風焼きソーセージ」(980円)
「イサーン風焼きソーセージ」という名前ですが、実は麺料理です。優しい味のタレが不揃いな細麺によく絡んで、辛くないので日本人にも優しい味です。
お肉もたっぷり、野菜もたっぷり。ナッツがいっぱい入っていますが、コリコリプチプチな食感が良いアクセントになっています。
「豚足煮込ごはん」(1180円)
たっぷりの青菜、パクチー、味付け卵、豚足、タイ米が添えられてきたボリューミーな一皿です。
脇についてきた青いソース、これが何でできているか分からないのですが、酸っぱ辛い美味しさが病みつきになります。
豚足は柔らかく、味付けも煮込みもしっかり。香りの良いもっちりなタイ米との相性もバツグンです。
「カオバットムヤムクン」(1180円)
トムヤムクン味のチャーハンで、トムヤムクンらしい海老の旨味と酸味がビシッと効いたチャーハンです。
海老もしっかり入っていて、パラリとした炒め加減なのは嬉しいですねぇ。
量もたっぷりあって、お腹いっぱい食べられます。たくさんあるのに、いくら食べても飽きないのは、とても素晴らしい事だなぁと思います。
◆◇◆後記◆◇◆
やはり、本格的で美味しいタイ料理の銘店「J's Store」さん。
このお店は何を食べても美味しいなと思いますし、スタッフさんもいつも明るくて優しいので家族でファンになっています。
横浜駅前をはじめ、横浜市内には数多くのタイ料理屋さんがありますが、多くのお店は日本人によく知られたメニューを出していますよね。
こちら「J's Store」さんは、お店の雰囲気もさることながら本格的な味付けとお料理で、エスニック好きさんを満足させてくれるオススメのお店です。
横浜タイタウン、末吉町の「J's Store」さん、是非お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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