みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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台東区下谷の「入谷鬼子母神門前のだや」で天然あおえうな太郎

 

本日は入谷へやってきました!! 

入谷と言ったら、おそれ入谷の鬼子母神・・・が有名なれど、今回の目的はウナちゃんです。

 

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と、いうわけで暖簾をくぐるは明治元年創業の老舗「入谷鬼子母神門前のだや」さん!!

東京で、いや日本で「のだや」さんなくして、うなぎは語れないとすら思います。


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このお店は国産のブランドうなぎ「兼光」「共水」「和匠」にこだわっています。

さらに、ごく少数であれど幻の「天然青うなぎ」が入荷することもあるという、銘店の中の銘店。

 

さもあろう。

ここ「のだや」さんは、食べログの2018年・2019年・2022年百名店にも選出されているのです!!

 

店頭にはその日のうなぎの産地、焼き師さんのお名前が。

これぞ、自信のあらわれというものでしょう。


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と、言うわけでこの日は11時に予約して入店です。

入ってすぐの厨房には、備長炭で焼き上げられていくウナちゃんのステキなかほり・・・(ノ∀`)

 

これこれ、このかほりよ。

このかほりだけで、もうご飯を駆けつけ3杯いけそうです(ノ∀`)


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お昼前だと言うのに、ガラッと開けてみるとなんと満席・・・!!

さすがは人気店。

 

内観、撮れませんでした(T ^ T)

 

しかし、今回予約していたのは奥の間のカウンター。

しかも、目の前で鰻を捌いている一連の所作をじっくり眺められる特等席です。

 

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店内には、食通の方のサインがズラリ。

うなぎをひたすら食べるだけの漫画を100本も描いたラズウェル細木さんや、敬愛する「まいうー」さんも。

 

「まいうー」さん、以前お会いしてサイン頂いた事があるんです。

とっても低姿勢で、名もなきデブのみうけんごときにも礼儀正しい・・・まさに、その人の優しき人柄と教養を感じたのを覚えています。

 

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カウンターに座り、板前さんにご挨拶。

さっそく頂くドリンクは「のだや」さん厳選のプレミアムな日本酒で。

 

富山県は「羽根屋 夏の純米吟醸」(980円)です。

日本酒度をしっかり感じるふくよかな旨味なのに、スッキリ軽いので飲みやすい、まさに夏にふさわしき一献。

 

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一息ついて、さっそくうなぎを見せていただきました。

桶の中で元気に暴れまわってます。

 

時に板前さんの手から逃れようとして、まな板にビタンすることも・・・(ノ∀`)

そりゃ、今からさばかれるんですから必死になりますよね。


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今回いただくのは、幻のうなぎとうたわれた天然の青うなぎさん。

海水と川の水が合わさる汽水域に住むから、川の泥臭さがないのが特徴。

 

そのかわり、若干だが潮の風味を感じるようです。

また、海の柔らかい砂地に住むから皮目も柔らかいんですって(人∀`)

 

見せて頂くと、今朝届いたばかりでまだ釣り針がついてる!

と、思った瞬間に顔の下の方にズドンと目打ちをされて背中からビーッっと・・・うーむ。


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背中を切り開かれても悶えています。

この瞬間を見ると、食欲をなくす方もいるそうです。

 

まぁ、それも分かるんです。

 

でも。・・・でもね。

命を頂く、大切な瞬間です。

 

思わず合掌してしまいました。


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みうけんは釣り人なので、魚を捌くのはよくやるんです。

なので、この「うなぎを捌く」というプレミアなシーンを見逃すわけにはいかないでしょう!!

 

サッサッとさばかれ、サックサックと串を打たれて、焼き場へゴー。

さて、焼いていただく間に、ちょっと逸品をいただきました。


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▼うざく(1980円)

 

むむっ、さすがは百名店。

盛り付けが美しい。


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うざくはうなぎとキュウリの酢の物を合わせた、夏に涼しい逸品です。

さすが百名店、鰻がすっごく柔らかくて肉厚な身はふんわり、皮はもっちり!

 

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キュウリの酢もきつくないので、うなぎの味をしっかり堪能できました。

うなぎのコッテリと、キュウリのサッパリ。

 

まさに銘店だからこそ、美味しく楽しめる組み合わせです。


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▼天然あおえうな太郎(時価:この日は14000円)

 

ついに・・・ついにこの瞬間が!!

まずは肝吸いからいただきましょう!!


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うーむ、肝はぷりっと、ジュンサイはツルリと。

三つ葉はシュワワンと香ばしい。

 

お出汁もしっかり活きていて、飲むたびにホッコリする優しくも力強いお味です。


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香の物も色とりどりで美しい!

夏にふさわしい、シャッキリシャキシャキなお漬物たち。

 

お口の中にジャジャジャジャーンと響く奈良漬が良いアクセントです。


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そして、お重のフタを開けると・・・。

声を失う豪華っぷり(人∀`)


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青ウナギがドドンと真ん中に鎮座ましましているかと思いきや。

奥には「共水」のうまき、脇には「兼光」の肝やきが・・・(ノ∀`)


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うなぎはふっくらで、皮も箸でサクッと切れます。

身には汽水ならではなのか、ちょっと潮の風味があるのね。


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食べてみると、なるほど天然ならではの力強さ。

柔らかいんです。でも、柔らかいだけじゃないんです。

 

大自然の中でしっかりと生きてきた、筋肉質な力強さ。

シャコを好んで食べてきたゼイタク野郎の奥深い旨味。

 

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ほんとうに、ほんとうに。

命をいただくって、こういう事なんだなぁ、と。

 

興奮しすぎて「いただきます」を言い忘れた自分を、心から恥じました(T ^ T)

 

うまきはふっくら、味の濃ゆい玉子。

この玉子にも並々ならぬこだわりがありそうです。

 

中のうなぎは、これまたしっかり柔らか。

これは「共水」という、南アルプスの天然水で育てられたブランドうなぎです。

 

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肝焼きは肝の力強い味わいがグイグイ来ます!!

しかも、備長炭で焼き上げた香ばしさがしっかりと立っています。

 

量もたっぷり入っていて、これは日本酒がススムわー(ノ∀`)

なので、この「あおえうな太郎」じたい、肝がたくさんないと作れない逸品なんだそうです。

 

ちなみに、天然うなぎさんは釣り針を飲んでいるので肝は使わないんだそうで。

この肝は三河一色産の「兼光」で、これもプレミアムうなぎさん。

 

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山椒は、実にフレッシュな香り。

この山椒を使うと、山椒の概念が変わります。

 

けっこう強いので、少しだけでも充分に楽しめます。

かけすぎ注意!


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うな重の真骨頂は、うなぎだけではない。

ほどよくタレの染みたご飯。

 

コレね。

 

あまりの美味しさと感動のあまり手が震えて、うまく撮れませんでしたが(ノ∀`)

このごはん、もともとはオマケだったというから・・・

 

(江戸時代、うなぎが冷めないように熱したオカラを敷いていたのがご飯に変わった)

 

昔の人たちの知恵、本当にすごいなと思います。

うな重を考えた人を、抱きしめたくなるご飯です(T ^ T)

 

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▼うなアイス(400円)

 

食後にうなぎの余韻を持ち帰りたかったけどね。

うなぎのタレで仕立てたアイスというのが気になりまして(ノ∀`)

 

これは!! まさにみたらしアイスです。

スッキリとしたアイスに、こってりと甘辛なタレが意外にもベストマッチですねぇ、美味しいですねぇー(ノ∀`)


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◆◇◆後記◆◇◆

 

さすがは明治元年創業、150年の伝統を誇る老舗です。

正直、けっこうな贅沢だったけれども・・・

 

本当に行って良かった!!

ウナギは大好きなんですが、ここまで高級な子は、なかなか食べる機会はないですからね。

 

しかも、目の前でうなぎを捌くのを見たのはこれが初めてです。


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これは本当に、価値がある一食。

一生に何回いただけるか分からない。

 

そんなプレミアムな体験をさせていただいたなぁと感慨にふけりつつ、香の物の奈良漬をかじったのでした。

 

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このお店は、明治元年創業の「入谷鬼子母神門前のだや」さん。

一生に一度は訪れたい、そして通い詰めたくなる、本当の銘店だと思います。

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

【みうけんさんおススメの本もどうぞ】

※食べログでは表示されません

 

★☆食べログもごひいきに願います☆★

 

入谷鬼子母神門前のだやうなぎ / 入谷駅鶯谷駅上野駅
昼総合点★★★★ 4.5

 

 

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