地下鉄の三ッ沢下町駅から歩いて10分もかからないかな。
駅前の大通りからちょっと入ったところにある和菓子屋さん。
この駅前のとおりはたまにバイクで疾走しているみうけんですが、ちょっと奥まっている場所にある上に看板など目立たないので、すっかり気づいていませんでした。
いかにも老舗といった感じのたたずまいですが、なんと驚いたことにこの店ではペイペイ払いが可能です。最近みうけんもやっとペイペイなるものを使い始めて、その便利さにすっかりハマッているのですが、こんなところにも近代化の波が押し寄せてきてるようですね。
上段左から「芋ようかん」、「うぐいす餅」。下段左から「豆大福」「道明寺」です。
お値段はどれも170円。
見るからに素朴なつくり具合です。
うぐいす餅は、外側に振られたうぐいすキナコの香りが香ばしい。
中はしっとりとしたこしあんで、上品な甘さと香りで細君が大絶賛のひとしなです。
芋ようかんは、正直に言います。
みうけんはあまり芋が好きでないので食べていません。しかし家族は芋好きなので、家族のために買ったようなものです。
家族はウマいウマいといって食べていました。
みうけんは、どちらかというと豆大福が好み。
ちょっと塩気を感じるモチモチの中に、歯ごたえが楽しい豆がクリクリと入っていて、見た目にも食感にも楽しい一品です。
餅がはちきれるほど入ったアンコもまたおいしいのです。
道明寺は、塩気の効いた桜の葉の香りがたまらない。
道明寺というのは、大阪の道明寺という寺の尼さんがお米を砕いて保存食としたものが始まりなんだそうで、そのお米を使った関西風の桜餅の総称にもなりました。
このプチプチな食感が残るお餅が、いかにも食に優美さを求める上方の嗜好に通じているのだと思います。
どれもが素朴に見えて、愛情をこめられて丁寧に作られている。
一口かみ締めるたびにその思いがひしひしと伝わってくるようで、なんでも効率化の令和の時代にはとても貴重な和菓子屋さんだと思います。
これからも、機会があれば利用させていただきたいと思います。
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