もっちもちな太麺に、こってりと濃ゆいタレを絡めていただく、ガッツリ麺類の代表格「油そば」。
その名前を聞いただけで「なんだか油っこそうだなぁ、中年には厳しいかなぁ」と固定観念を持っていたみうけんでしたが、その固定観念を大きく覆してくれたお店があります。
それは、地下鉄の弘明寺駅から鎌倉街道を少し南下したところにある、「中屋」さん。
店内はカウンターが7席のみのこぢんまりとした店内で、営業は水木金土のランチ時間のみ。
ここ弘明寺店さんのほかに、白楽にも支店があるとのことですので、お近くにお住まいの方はぜひ。
なにしろ、このお店に来るのは久方ぶり。
もちろん、本来ならまずは基本のオーソドックスなものを紹介するべきですが、店内に貼られていた「麻辣あぶらそば」も気になりますねぇ。
味変調味料は、すり胡麻・刻みにんにく(注文要す)・お酢・胡椒・自家製揚げ一味(少量でも大変辛い)が揃っています。
個人的には、すり胡麻を入れて食べるのも好みですねぇ。
◆あぶらそば(900円)
こちらは、我が子が注文したあぶらそば。子供なので、普通サイズでじゅうぶんでした。
具材はチャーシュー・フライドオニオン・ナルト・しなちく、そしてネギとなり、もちろん子も大絶賛でペロリと完食。
「お誕生日のお食事は、ここがいい!」と言い出すほどです。我が子よ・・・。
◆特製あぶらそば(1150円)
みうけんは一段上を求めて、「特製あぶらそば」をチョイス。
普通のあぶらそば(上記)に加えて、さらにチャーシューが2枚・味玉・海苔が追加となる豪華仕様!
チャーシューは香ばしく炙ってあり、この一手間が実に嬉しいですよね。
食べてみるとギュムッと感じる肉の食感の中から旨味があふれ、炙った香ばしさも加わって、これはお気に入り!
さっそく、よく混ぜ混ぜしてズズズと頂いてみましょう。
マスターさんこだわりの特製醤油ダレと香味油を、こだわりの太麺とよく和えてモグモグ。
「あぶらそば」といういかにも不健康な名前ですが、意外にも油っこくなくてスルスルといただけます。
もっちりした太麺に絡みつく醤油ダレは、ガツンとコクがあって塩味も良いアンバイ。
麺、タレ、それぞれに美味しいですが、良きアクセントになるのが具材ですよね。
味玉のトロッとした黄身をからめて食べるのも、いとをかし。
麺、タレ、そして具材。それぞれがこだわり抜かれており、それぞれが独自の魅力を持ったあぶらそば。
よく混ぜて食べる上に、チャーシューなどの具材の美味しさが加わって、さらにたまらない逸品に。
個人的には、海苔で麺を巻いて食べるのが好みです。
香り高いタレと、小麦のどっしりした香りに海苔の香ばしさも加わって、また違った美味しさを楽しめますよ。
◆麻辣あぶらそば(1050円)
なんと、みうけんの意向を汲んで妻ちゃんがチョイスしたのは、麻辣あぶらそば。
お互いに半分コしながら頂きましたが、混ぜる前から頭皮が汗ばんで来そうなビジュアルに思わずココロまでシビれます。
たっぷりの唐辛子粉末と、本格中華には欠かせてはならない花椒のシビ辛タレがたまらない!
食欲をどこまでも引き上げてくれる辛味とシビシビが、ガッツリ醤油と香ばしい香油との相性がとても良くて、これはいくらでも食べられてしまう美味しさです。
辛いものや本格中華がお好きな方は、ぜひお試しいただきたい逸品です。
◆◇◆後記◆◇◆
お店の外観はあまり目立たず、そして平日の限られた時間しか営業されていない「中屋」さん。
そのため「知る人ぞ知る」といったお店になっていますが、本当はもっともっと多くの人に知ってほしい銘店だと思います。
ちなみに、個人的にはお支払いにキャッシュレス決済が導入されているのも嬉しいところ。
地下鉄の弘明寺駅から鎌倉街道を少し南下したところの、あぶらそばの名店「中屋」さん。
横浜ではまだまだ貴重なあぶらそばの専門店の中でも、特にオススメしたいお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
中屋 (油そば・まぜそば / 弘明寺駅(横浜市営)、弘明寺駅(京急))
昼総合点★★★☆☆ 3.5