妻ちゃんが「美味しい日本酒が飲みたい!」とか何とかぬかす午後。
そんな声に押されて、やって来たのは新宿歌舞伎町。
前々からチェックしていた銘店にして、全国47都道府県の美味しい地酒が揃うお店。
「47都道府県の日本酒勢揃い 夢酒 新宿本店」にやって来ました!
お店じたいは歌舞伎町の中でも、もっとも賑やかな一角から少し離れた静かなところ。
お店の正面に大きく書かれた「47都道府県の日本酒勢揃い」の金看板にワクワクしますねぇ。
店内に入ると、ニコニコなスタッフさんがお出迎え。
予約していた旨を伝えると、笑顔で席に通してくださいました。
店内には、一升瓶がズラリと並んだ冷蔵庫がドドンとあって、実に圧巻。
妻ちゃんの興奮もまったく冷めやらず、さっそくいろいろ注文させていただきました!
◆飲み比べセット(福井・プレミアム「梵シリーズ」:5000円)
これは妻ちゃんがさっそく手をつけていた飲み比べ。
飲み比べもいろいろな種類があって、これは特にプレミアム。
「梵 夢は正夢 純米大吟醸 氷温5年熟成」
「梵 日本の翼 純米大吟醸 氷温2年熟成」
「梵 GOLD 純米大吟醸 無濾過生 氷温1年熟成」
すべて60mlずつで、それぞれキュッと味見をするのにちょうど良い量です。
このビジュアルだけで、美味しそうなのが充分伝わって来ますよ!
みうけんは去年から断酒しているのでウーロン茶ですが、見ているだけでも充分に楽しめますねぇ。
ここでお通し登場です。
お通しはホックリと煮込まれた煮〆で、優しい味付けなので、これがまた日本酒に合うのです。
◆夢酒 鮮魚宝石箱(830円×2人前)
生本マグロ・ウニ・国産牡蠣などの中からメインを1種類えらびます。
あとはその日仕入れた朝獲れ鮮魚を、6点盛りにした贅沢な刺身盛り。
大きなフタを被せられた状態でやって来ました!!
ご開帳するとフワーッと舞い上がるドライアイスの中からお刺身が登場して、この演出は動画必須ですよ!
●雲丹
1キロ2万円をこえるという、お高い雲丹だそうです。
しっかり粒が立った新鮮な雲丹で、甘味と旨味と香りのバランスが素晴らしい(ノ∀`)
●鯖
軽く酢で〆であるので、キュキュッとした歯ごたえなのがいいですねぇ。
噛めば噛むほど旨味があふれて、この美味しさは鯖ならでは。
●平政
ねっちりとした身の中からあふれる、平政ならではの脂っ気のある香り。
肉質も軟らかくて旨味も強く、これは日本酒によく合うお刺身ですねぇ(´Д` )
●真鯛
真鯛、それはお魚の帝王。
プリッとした食感の中から爆発する、強靭な旨味は真鯛ならでは。
●鰤
夏場のブリはアッサリとしていて、これはこれで力強い美味しさがあります。
血合と白身のバランスがちょうど良く、食感も味わいも上々。
◆日替わり鮮魚のわら焼き(790円)
かつて、「ニョーボを質に入れてでも食え」と言われた初鰹。
実際は、そんな恐れ多いこと出来ませんってぇのね(ノ∀`)
6月ともなれば初鰹ではなくとも、その美味しさは変わらず。
コンロの中で藁を焼いて、その香りをしっかりとつけて召し上がれ!
ブリのわら焼きは良くありますが、鰹のわら焼きは初めてです。
鰹ならではの濃厚な美味しさを包み込んだ藁の香り!
嗚呼、日本人で良かったと思える瞬間です(ノ∀`)
思わず、ドリンクもお代わりですよね!
◆牛ハラミステーキ〜有名焼肉店直伝(1480円)
アッツアツの鉄板の上で、ジュージュー言いながら運ばれてきた逸品。
日本酒にステーキ? とも思いましたが、お肉だって食べたいんだから仕方ないよね!
有名焼肉店直伝の焼き方で、焼肉店でも使われる上質なハラミ。
それを、創意工夫のもと日本酒に合うように焼き上げた逸品だそうです。
噛み締めるごとにギュムッ、ギュムッと響いてくるお肉の食感!
お口の中に炸裂する、肉汁の旨味はもう感動ものよ(T ^ T)
これはお酒もいいけれど、白いご飯も欲しくなっちゃうなぁ!!
下に敷かれた焼き野菜が焦げた肉汁とソースを吸って、また美味しいのです(ノ∀`)
◆絶品!アボカド天ぷら(880円)
これは初めて食べました!
大きくてふっくら、アボカドの天ぷらです。
アボカドをただ揚げただけではなく、一度お肉か何かを混ぜ込んでありますね。
表面はカリッと、中はトロトロ! 甘くてガッツリ、味付けもイイネ!
これは是非とも一度食べていただきたい逸品。
コスパにも優れているし、話題性もありますよ。
◆本日のカマ焼き(398円)
何のお魚のカマかは、その日の仕入れ状況によって変わってくるサプライズ。
この日はブリだとの事で、しっかりと焼かれた脂が良い香りですねぇ。
やはり、刺身でも焼いても美味しいブリちゃん。
噛めば噛むほどジュワジュワと溢れるブリちゃんの魅力で、もうお口の中がパラダイスですねぇ(ノ∀`)
◆新政 エクリュ 2023
お酒の中のお酒、日本酒の中の日本酒。
日本酒が美味しくない、という方には是非とも飲んでいただきたいお酒。
そのスッキリとした口当たり、ノドを駆け抜ける爽快感、ふくよかな香り。
その美味しさは、妻ちゃん曰く「段違い」とのこと。
つづいて、個人的に大好きな2品が出て来ました!
カキフライとー。青汁じゃないっスよ!w
◆青のり豆腐(690円)
抱えるほどに大きな丼に入ってきた、浜名湖産の青海苔と出汁汁。
その中に、ツルンな絹ごし豆腐がまるまる一丁入って煮込まれてしまった、ぜいたくな逸品。
つるんとハフハフなお豆腐の口当たりはもちろんのこと、しっかりとした出汁が良い!
そこにたっぷりな青海苔が入り、実に香り高くて滋味深いです。
大地のおいしさ、大海原のおいしさが一皿にまとめられて、日本ならではの美味しさですよね。
◆カキフライ(540円)
ぷっくりとしたものが4個で540円!
このリーズナブルさは驚異的です。
あまりに焦ってガブリといくと、熱いのがブチュッと(ノ∀`)
サクサクな中に、じゅんわりクリーミな美味しさ! さすが海のミルクと呼ばれるだけの事、ありますねぇ。
◆十四代 本丸 秘伝玉返し
Amazonで見たら、一升瓶で1本4万円というプレミアムな日本酒。
あまりの美味しさに、個人的に買おうと思ったけど手が出ませんわー(ノ∀`)
お値段相応の美味しさは、やはり折り紙つき。
新政の美味しさに負けていない、ついついこればかり飲みたくなる爽やかさです(´Д` )
◆獺祭純米吟醸酒粕ピザ(790円)
獺祭の酒粕を使ったというピザ。
純米吟醸なので酒としては「上の中」といった位置付けなのですが、その酒粕だって贅沢です。
しっかりとした甘味を感じるので、どちらかというとデザートピザに近い感じがします。
「えっ、日本酒とピザ!?」といった感じもしますが、これが不思議とあってしまうのよ!
何にしても、このお店はお料理がものすごくリーズナブル。
お腹さえ許せば、ガンガン行けちゃいそうな雰囲気です。
◆クリームチーズの酒盗和え(440円)
これは日本酒好きなら是非とも食べてほしい逸品。
日本酒によく合う酒盗と、濃厚な甘さのクリームチーズの組み合わせは神!
◆長芋のたまり漬け(390円)
シャキシャキな食感とねっとりした口当たり。
しっかりとつけられた醤油味と、ワサビの組み合わせが実に爽やかです。
◆カニみその甲羅焼き(690円)
目の前で軽く炙ってくださいます。
カニの甲羅にたっぷり入った、カニのほぐし身とたっぷりのカニ味噌。
シャクッと食感のカニの身、お口の中で転がせば転がすほど美味しいカニ味噌。
軽く炙った香ばしさもしっかりで、これは日本酒がガンガン進んでしまうわ!
本当は、空っぽになったカラに、日本酒を注いで飲むのも好きなんですけどね(飲兵衛)。
何にしても日本酒が上等なお酒すぎて、もったいなくてそういう飲み方が出来ませんでした(ノ∀`)
◆濃厚揚げ茶漬け(490円)
魚のアラで作った出汁に、胡麻油でカラッと揚げたおにぎりを入れてあります。
この出汁が濃厚で、「ラーメンのスープですよ」と言われても違和感のない胡麻の風味!!
この出汁だけでもズルズル飲めますが、カリッとホックリなご飯を崩して食べれば、これがまた極上の味わいです(ノ∀`)
出汁の旨味、胡麻の風味、そしてカリッとおにぎりの食感のコラボで、お腹いっぱいなのにレンゲが止まりませんでした。
◆◇◆後記◆◇◆
このお店は、何という事でしょう。
全国から選りすぐられた渾身のお酒が美味しいのはもちろんのこと。
美味しいお酒を存分に楽しむには美味しいお料理も必須となりますが、その点も全く抜かりはありません。
日本酒がこれでもかと進んでしまう山海の珍味や、新鮮な魚介を中心にお料理も実に素晴らしいこと!
2人でついつい頼みすぎてしまいましたが、お値段も総じてリーズナブル。
新宿・歌舞伎町には世界の美味しい物がこれでもかと集まりますが、日本中の美味しいお酒が飲めるお店はなかなかありませんよね。
新宿で美味しいお酒と肴が欲しくなった時は、ここ「47都道府県の日本酒勢揃い 夢酒 新宿本店」さんはオススメです。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
47都道府県の日本酒勢揃い 夢酒 新宿本店 (居酒屋 / 西武新宿駅、新宿西口駅、新大久保駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0