みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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相模原市緑区橋本の「ゆるり。 橋本店」で絶品海鮮づくし

 

ある日、懇意にしている知り合いから一通のLINE。

「みうけんさん、橋本に美味しいお刺身のお店があるんですよ! 行きませんか!?」

 

→行きましょう行きましょう! とお誘いを受けて、やってきたのは橋本駅北口。

この界隈は若い頃によく遊びに来た、馴染みのある街ですね。

 

やってきたのは、駅前の商業ビル「ミウィ橋本」の中を通過して、すぐ目の前のお店。

「ゆるり。橋本店」さんです!

 

(*´ω`*ノノ☆ パチパチパチパチパチパチ ★

 

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このお店は、とにかくお刺身に自信があると聞いてワクワク。

なんだか、「ハウルの動く城」と「千と千尋の神隠し」の要素が合体したような入り口をくぐり、階段を下っていくと入り口がありました。

 

そして、店内BGMはジブリのオルゴール。

きっと、このお店はジブリの世界に影響を受けているに違いない!!

(個人的な主観

 

そして、店内のイケスにはたくさんのアジやカワハギさんたち。

遠くから撮るとなんだか分からないので接写しましたが、実際はたっくさん泳いでます。

 

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客席はオープンキッチンのカウンターがまず真ん中に。

これは1〜2人でゆっくり飲むのに、実に落ち着く席ですよね。


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個室も3〜4人用はカプセルというか、恐竜の卵というか。

なんともフシギな個室です。


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仲間内でワイワイと宴会するのにも、けっこうな人数が入りそうな個室もありました。

椅子が長椅子なので、ハッキリと「何人まで」という括りがないのもいいのかもね。

 

少人数ならゆったりと、大人数でも詰めて座れます。

こんど、仲間うちでここで宴会してみたいなぁ!


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さて、まずは一献。

 

◆神奈川地酒 純米酒飲み比べ(1000円)

 

地元である神奈川にも酒蔵があるのは、あまり知られていないと思います。

今回は3ヶ所の酒蔵から、45CCずつの飲み比べ。

 

海老名「いづみ橋」(辛口)は、このお店のオリジナルで他では飲めないお酒なんだとか?

 フワッと広がる華やかな香りの後に、しっかりした旨味が伝わってきます。

 

茅ヶ崎「天青」(スッキリ)は、五百万石という酒米を使っているそうです。

 お米本来の甘味がお口に広がって、これはお燗でもいいかもしれない。

 

足柄「丹沢山」(熟)は、まさにザ・日本酒!

 口当たりがやわらかく、旨味がしっかり。やはりお刺身には日本酒!


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◆お通し(1人800円×2)

 

全国各地の旬の地魚を中心に、新鮮な刺身を提供されているそうです。

正直、お通しで800円ですか? と思ったけれど、これなら納得だわ!


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なんといっても本マグロ。

しっかりした旨味と脂の甘味、見事に調和が取れていて食感もよし! 


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カツオわら焼きは、ヅケになっているのでそのままで。

バエのために醤油と一緒に撮ってみました。

 

何と言っても、カツオならではの濃厚な旨味は秀逸!

噛めば噛むほどお口に広がる美味しさは、さすが! 


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ワカシは、いわゆるブリの稚魚で夏に多く出回ります。

淡白で優しい味わいの中に、シャクシャクッとした歯応えが魅力的。

 

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イサキの昆布〆は、これも醤油がなくてもそのままで美味しくいただけます。

タンパクな味わいの白身魚に、昆布の旨味がしっかり染み込んでいてクオリティ高し!


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◆徳島 鳴門 岩牡蠣(1個1500円×2)

 

これは、是非とも! とスタッフさんがオススメしてくださったので、奮発しちゃいました。

写真だと大きさが分かりにくいですが、抱えるような大きなお皿にドドーンと登場!


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なんと、手のひらに納まらないくらいのビッグサイズ。

正直、半世紀近い人生の中でここまで立派な生牡蠣は初めてです。


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すだちを絞って、ポン酢を垂らしてリフトアップ。

何かしら、このザブトンみたいなやーつ(ノ∀`)

 

この大きな生牡蠣をひとくち!! ・・・に入るわけもなく。

4口くらいにかけて、全身で牡蠣を感じさせていただきました(人∀`)


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もうね、その甘味といい、濃厚な旨味といい、塩水の味わいと牡蠣の味わいのコラボといい。

全てがカンペキすぎて、本当にゼイタク!

 

もう濃厚すぎて美味しすぎて、脳の中がぜんぶ牡蠣になった気分です(ノ∀`)

正直、これで1500円なら、絶対に食べる価値あります!

 

◆蟹クリームコロッケ(1個800円)

 

これでもかとカニ肉が入ったという、贅沢すぎるコロッケちゃん。

下にはアメリケーヌソースといって、エビやカニの殻をトコトン煮出した旨味あふれるソースがたっぷり。


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まずはそのままで、次にアメリケーヌをたっぷりとまとわせて。

表面はカリッと優しい衣で、その中にはトロットロなカニの旨味!

 

揚げ物のガッツリさと、カニの旨味のガッツリさ。

さらにアメリケーヌで旨味の2度塗りとあっては、もうたまりませんよね(ノ∀`)


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◆泳ぎ皮はぎ(仕入れにより変動・この日は5000円)

 

これは、多少値が張っても絶対に食べたかった逸品。

むしろ、これを食べに横浜の南端から橋本までエッチラオッチラ来たと言っても過言ではありませんね。

 

身の色合いがタンパクなので、遠目で撮るより接写のほうが質感がわかるかな。

ついさっきまで元気に泳いでいただけあって、新鮮さも折り紙つきよ!

 

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カワハギで忘れてはいけないのが、肝。

まさに海のフォアグラというべきもので、この肝を醤油に溶いて、身につけていただくのが通の食べ方。

 

正直、大きなカワハギはなんども釣って食べたけど、ここまで大きな肝はなかなかお目にかかれませんでした。

「魚は天然」といった固定観念もあったけれど、こうして養殖して美味しいところをいっぱいテンコ盛りにするのも、アリだなぁと思います。


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タンパクな身は、軟らかくて味わい深いですねぇ。

養殖のせいか、釣ったものより食感が軟らかい気がします。

 

その分、たっぷりの肝をまとわせて食べるのが、最高すぎて!

日本酒もクイクイ進んで、もう至福で至福でたまりませんねぇ(人∀`)


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最初はそのままで、次に醤油だけで。

最後に肝を醤油に溶いて、とカワハギの3段活用ですね。


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それでも肝醤油が余ってくるので、最後は身でクルンと巻いていただきました。

もう、こんな贅沢な食べ方はなかなか出来ませんよね。

 

この日は5000円という価格でした。

それでも、一人で食べたわけではなくシェアしたのですが、結構な量が食べられました。

 

余談ですがカワハギは神奈川で「オモチ」とも呼ばれたそうですが、なんでオモチなのかが気になるところです。


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お刺身を食べ終わったあとは、残った骨でお吸い物を作っていただきました。

お刺身のアラを使って、最後まで美味しくいただくのはいいですよね。

 

このお吸い物も、あっさりとした中にお魚の旨味がしっかりと煮出されていて、そこに三つ葉の爽やかな香りと風味が良いアクセントになっていました。


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◆感動の蕪(563円)

 

そのあまりの美味しさゆえに、お店の方が感動して思わずメニューに組み込んでしまったという、「感動の蕪」。

そこまで言われたら試してみないわけにはいかないでしょう!!

 

たっぷりと出汁を含ませて、炭火でじっくりと焼き上げてあります。

食べる前の香りから、まず香ばしくて感動的!

 

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トロッとしているのかと思いきや、思いのほかシャクシャク。

シャックリ感のあるカブにカブりつくと(オッサンですいません)、炭火であぶった香りと濃厚な出汁がお口に広がって、何じゃこりゃー!な美味しさです。

 

カブが本来もつ旨味、香り、食感を最大限に生かしながら、炭火でじっくりと焼き上げたという香りも楽しめる逸品。

まさに、その名の通り「感動の蕪」ですねぇ。


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◆炙り〆鯖の棒寿司(772円)

 

綺麗に飾り切りされた〆鯖を棒寿司にして、強烈に炙る瞬間。

もうこれだけでエンタメ性も高いし、脂のはぜる良い香りが周囲に伝わって、ほかのお客さんも厨房を覗き込んでしまうほど。

 

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たっぷりのガリも合わせて、召し上がれ。やはり寿司にはガリですよね。

こんがり炙られた表面からは、まだ脂が湯気となって立ち上り、ジ ジ ジ ジと音を立てていて、このビジュアルだけで日本酒おかわりできちゃいそうですねぇ。


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ほのかなピンク色を残す〆鯖は、その鯖の鮮度に自信あってのこと。

もちろん鯖自体の味わいも深く、どこまでも海のおいしさが凝縮されているように思います。

 

ほのかにピンクがかった舎利の握り加減も絶妙で、手に崩れず、お口でホロリ。

酢の香りと炙った脂の香り、そのコンビネーションに思わず感動してしまいました。


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◆お魚の炊き込み茶漬け(472円)

 

もう一品のシメも、やはりお魚で攻めるべきでしょう!
お魚の炊き込みご飯をゼイタクにもお茶漬けにしてしまった、秀逸なる逸品です。

 

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おにぎりのように握って、少し焼きおにぎりのように炙ってあるのかな。

表面はカリッと香ばしく、中のご飯はお魚の旨味が溶け込んでいて味わい深いです。

 

お茶漬けは出し茶漬けなので、サラッといただけますね。

ごはんのところどころにお魚の身が混ぜ込んであり、実に贅沢な味わい。

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◆ほうじ茶パンナコッタ(500円)

 

個人的にはお魚の余韻を口の中で楽しみつつ帰りたいんですけどね。

身も心も満たされて、やはりデザートが欲しいのは女子のサガといったところか。

 

と、いうわけでほうじ茶ジュレとクリームをたっぷり乗せたパンナコッタです。


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トロリと濃厚、全身にミルクを行きわたらせるほど濃密なデザート。

ジュレからはしっかりと香ばしいほうじ茶の香りで、甘すぎず渋すぎずな大人のデザートです。


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◆酒粕チーズケーキ(554円)

 

やはり日本酒がおいしいお店は、デザートにもこだわりを感じますね。

炙り目が美しいチーズケーキには、酒粕の風味がしっかりと生きています。


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表面はむっちり、中はぷっくり。

お口の中で転がすたびに、しっかりしたチーズケーキならではの風味に、お米の甘味と麹の恵みを感じる、深~い味わいです。

 

食感の良さもさることながら、なんといっても香りで勝負をしてくるチーズケーキ。

噛みしめるごとにお口に広がる芳醇な香りは、ついついクセになってしまいますねぇ。


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◆◇◆後記◆◇◆

 

なんといっても、駅前という立地の良さ。

新鮮さに間違いのないお魚と、卓越した調理技術。

 

スタッフさんもニコニコで、お酒の話でついつい盛り上がるし、清潔感もしっかりあって実によいお店です。

 

よく、お料理が美味しいのにトイレなどに清潔感がないお店って多いですよね。

そういうお店はせっかくの上機嫌を台無しにしてくるわけですが、その点ではここ「ゆるり。橋本店」さんは安心です。

 

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お魚の鮮度、調理、お酒へのこだわりはもちろん。

接客、コスパ、清潔感すべてにおいて花マルのお店は、そうそうあるもんではありませんね。

 

橋本の地は昔から栄えていますが、数ある飲食店の中でもこちら「ゆるり。橋本店」さんは誰に紹介しても恥ずかしくないお店です。

 

美味しいお魚を、お刺身をつまみながら美味しい日本酒を傾けたくなったら。

橋本駅北口すぐ、「ゆるり。橋本店」さんをオススメします。

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

【みうけんさんおススメの本もどうぞ】

※食べログでは表示されません

 

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ゆるり。 橋本店居酒屋 / 橋本駅
夜総合点★★★★ 4.7

 

 

 

 

 

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