みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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中央区日本橋茅場町の「鮨 不二楼」で不二楼 鮨コース

 

今回やってきたのは、東京茅場町。

ずっと来たかった会員制&招待制のお鮨屋さんにやってきました。

 

今だけ一般で予約を受け付けされている、とのことで紹介させていただきます。

なかなか一般には入れないお店ですが、今だけは特別なのです。

 

その名も、「鮨 不二楼」さん!

 

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なんともはや、お店に入る前から豪華絢爛なたたずまい・・・。

今までいろいろなお店にきましたが、さすがにちょっと緊張します。

 

このビルは全体が不二楼さんのグループです。

1階が焼鳥屋さん、2階は会席、3階がここ「鮨 不二楼」さん、4階はBARという構成だそうです。


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店内は、大将みずから目の前で握ってくださるフルオープンのカウンター席がババンと。

奥にはいちおう個室もあるようです。

 

が、個人的には大将の一挙動一挙動がじっくりと眺められるカウンターが好みですねぇ。

 

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このお店のウリは、日本が誇る鮮度保持技術と熟成・発酵技術の融合。

九州の中でも美食が集まる福岡県出身の大将の厳しい管理が光ります。

 

圧倒的に旨味を増幅させた熟成鮨と、博多前鮨がまずひとつのウリ。

さらに、江戸前鮨を融合させた「新江戸前鮨」と酒の肴というのがコンセプトです。

 

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今回いただくのは、ここ「不二楼」さんの中でも、ごくリーズナブルなコース。

熟成鮨や四季の味覚を盛り込んだ逸品料理を堪能する、旬のフルコースです。

 

◆不二楼 鮨コース(24200円)

おねがいしまーす!! 

 

「はじめての鮨 不二楼におすすめ」という、不二楼さんの全てがギュッと濃縮されたフルコース。

もうフラフラで倒れそうになるくらい、空腹をきかせてやってまいりましたよ!!

 

▼小鉢7種

 

まず出てきた、大量のおつまみ。

大将によると、まず大量のおつまみを並べて最後にお鮨、という流れは福岡の食文化だとのこと。

 

関東にはなかなか無い豪華な前菜たち。

思わず、期待も高まって妻ちゃんはすかさず日本酒を注文していましたよ(ノ∀`)


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●茄子の胡麻びたし

 

胡麻の香りがお口に広がる、夏に涼しい逸品。

トロットロな食感がお口の中でとろけて優しいの❤︎


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●青森の岩もずく

 

上にカラスミの粉がかかっている、彩りの良いもずく。

爽やかな酢の風味に、シャッキシャキで爽やかな歯ごたえが最高!


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●つぶ貝うま煮

 

プリップリでむっちりな食感がいいねえ!!

優しい甘さで味付けもちょうどよく、焼酎に最高のおつまみですねぇ(ノ∀`)


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●ふきみそ

 

クエのボイルを混ぜ合わせた贅沢なフキみそ。

フキのほろ苦さの中に、魚の旨味と食感がビシッと主張していて素晴らしいおつまみですねぇ(´Д` )


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●イワシ

 

イワシを、なんと10時間も炊いたんだそうです。

イワシの濃厚な風味が生きていて、骨まで食べられるほど軟らか!


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●手作り明太子

 

芋焼酎でじっくりと漬け込んでいるそうです。

博多明太子で有名な福岡県出身の大将ならではのチョイスですよね。


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うーむ。これだけでもうお酒もご飯もイケちゃいますよねぇ。

前菜が美味しいお店は間違いがないと思います。

 

脇についたガリは新生姜の芽のガリで、このガリが個人的に好き。

お鮨を食べる前から、まさに大満足ですねぇ。


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さて、いよいよお鮨に入る前に、本日のマグロのお披露目です。

なんと2週間もかけ、皮目を空気にさらして熟成させた熟成まぐろ!!

 

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●大トロ

 

そんな熟成マグロ、大トロでいただきました。

マグロの香りといい、旨味といい、シアワセ感がものすごく濃ゆいんですよ。

 

脂の甘味だけではなく、噛めば噛むほど広がる旨味と香り!!

この1貫だけで茅場町まで来たかいがあるってもんですねぇ(ノ∀`)

 

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●熊本は天草のコハダ

 

4日くらいかけて中までしっかりと〆ているそうで、キュイッとした食感です。

お酢もしっかり効いていて、大トロで甘くなったお口をバシッと引き締めてくれました。


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▼茶碗蒸し

 

あっつあつなアオサのあんが乗った茶碗蒸しです。

真ん中にはカニのほぐし味が添えられていて、これは豪華!


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ツルリといただくと、なんと味わい深くて滋味あふれることか。

玉子の風味と食感、ガシッと出した出汁の美味しさが、この一口一口にギュッと詰め込まれています。

 

茶碗蒸し好きな身としては感動的な美味しさです。

やはり茶碗蒸しは ネ申 !


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▼クリームチーズを4カ月かけて味噌漬けにしたもの。

 

クリーミーなチーズに、味噌独特な味わいがしっかり染み込んでいます。

チーズと味噌ってちょっと想像つきませんが、まるでチーズケーキのような味わいなのがビックリ。


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●玄界灘のシロイカ

 

鹿子造りの切り方が美しい、まさに食べる芸術。

ねっちりとした身は軟らかくて甘い!!

 

上からは塩・ゆず・かぼすで風味づけされています。

あくまでも甘く、あくまでもサッパリと頂ける玄人好みの一貫。


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●長崎のクエのコブ〆

 

しっかりと昆布が入るようにコブ〆してあるそうで、昆布の香りが実に素晴らしいのよ!

特に九州のクエは高級魚とうたわれますが、金箔入りの七味がかかってさらに豪華絢爛に。

 

パクッといくと、昆布の香りが爽やかなのに、旨味がすごくしっかり!!

クエの味が濃ゆくて、その味わいを昆布がすごく引き立てています。

 

そればかりか、〆ているから旨味がギュッと濃縮されていて・・・

もう、おじさん泣くしかありませんね(T ^ T)


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●宮城県の生かき

 

これは普段は出ない逸品。たまたま手に入ったので、サービスとのこと。

サービスって・・・これ、本来なら4ケタくらい行くんじゃないの!?(ノ∀`)


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ズッシリと持ち上げて、ツルリといただく・・・大きいので2口で。

ううっ、口の中に広がる海の香りがなんと素晴らしいことか(T ^ T)

 

牡蠣は海のミルクというけれど、なんだか分かる気がします。

これぞ、牡蠣の中の牡蠣。今まで色々な牡蠣を食べたけれど、間違いなくトップクラス!

 

●赤貝

 

まだ生きている赤貝、食感を良くするためにマナ板にビタン!!

その度に「いや〜ん」と動いていて、まさに新鮮そのもの。

 

食べてみるとコリッコリな食感の中からあふれる赤貝の美味しさ!

これは貝好きにはたまりませんよ。こんな大きな赤貝、なかなかお目にかかれません(T ^ T)


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▼天ぷら 

 

稚鮎と、アスパラの天ぷらです。

どちらも初夏を感じる若き味わいですよね。

 

アスパラは野菜の味が濃ゆくて、サッパリと頂けます。

ポクポクな中からあふれるクリーミーな食感。

 

鮎は、ワタのほろ苦さが大人の美味しさ!!

この苦味、基本は日本酒だが意外と白ワインも合うかもね。


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●エビ

 

蒸した天草の車海老に、富山の生の白エビを抱かせたもの。

まー、ツヤッツヤで良い彩り!!

 

食べてみると、蒸した車海老のキュムッとした食感の中からあふれる、白エビの甘さよ!

蒸したエビ、生エビ、まさに良いとこどり。


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●赤身のづけ

 

熟成マグロの赤身を、目の前でヅケにして握ってくださいました。

食べてみると、実にきめ細かい食感ですねぇ(ノ∀`)

 

なんだか昆布の旨味がしっかりだなぁと思ってたんですが。

煮切り醤油に昆布が入っているそうで、そりゃウマいわけだわ!


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●千葉のイサキ

 

皮目をカリッと炙ってあるので、香りがすごく良いです。

身の脂と甘さもすごく美味しいのですが、なにしろ香りでいただく一貫。


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ここで豊洲市場でNo. 1とされる北海道のバフンウニのお披露目です。

なんと一番ウニですよ!

 

お金を積めば買えるものではないんだそうです。

ここにも大将の人脈と、魚屋さんと深いの付き合いが活きていますねぇ。


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さらに、イギリスのバッキンガム宮殿御用達のキャビアとは(o_o)

気になったので、ちょっと値段を調べて、あらビックリ(ノ∀`)

(気になる方は「バッキンガム宮殿 キャビア」で検索してみて)


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これらをたっぷり盛り付けて、いくらと一番ウニ、その上にキャビア・・・

まさに痛風盛り!! こんなツヤッツヤな宝石を食べられる日が来るとは(T ^ T)


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もうね、こればかりはウマいだのアマいだの、言葉では言い表せない美味しさです。

まさに、お口の中がパラダイス。

 

スプーンで持ち上げた写真もありますが、盛り付け崩れてるので載せません(ノ∀`)

やはり大将が渾身の盛り付けをされている写真の方がバエますねぇ。


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●玉子焼き

 

大きくてふっくら、焼き目が美しいです。

九州風なのか、出汁を感じるというよりもけっこうな甘め。

 

最近のお寿司屋さんでは、プリンのように蒸した玉子焼き(?)が流行っていますよね。

こういう原点に立ち返った玉子焼きが、やっぱり好きですねぇ。


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●アナゴ

 

普通は20分くらいしか蒸さないのに、40分も蒸してみたそうです。

さもあろう。手で持つのが厳しいほどのトロットロさよ!

 

大将はこれを握ったのね・・・不器用なみうけんは手で持ち上げられず、箸でいただきました(ノ∀`)

食べてみると、まさに生クリームの食感でフワッとトロけます。味もしっかり!


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●まぐたく

 

熟成マグロの腹の、サシが一番入っている部分を使っています。

舎利は極小・トロはテラ盛り。この盛り方やばいって!!

 

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大きく巻かれて、もはや恵方巻き。

これを切っていただいて食べると、もうお口中が大トロです。

 

大トロじゃないな、特大トロだな(ノ∀`)

お口の中に広がる特大トロの甘さと旨味、タクアンのシャキシャキ感が実に良い組み合わせで、なるほどここ「不二楼」さんの名物と謳われているのが分かりますねぇ(ノ∀`)


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●あさりのお味噌汁

 

食後にホッとする、あさりのお味噌汁。

あさりの旨味がこれでもかと出ていて、全身にジワりと沁み渡ります。

 

シンプルではあるけれど、極上のお鮨で興奮した後にホッと落ち着ける一杯。

食事は最初と最後が肝心ですが、ここでこのお味噌汁が出てくるところに大将のセンスが光りました。


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◆◇◆後記◆◇◆

 

今回お邪魔したのは、茅場町駅1番出口を出て徒歩1分「鮨 不二楼」さん。

鮨職人20年という手練れの大将が織りなす、「極上」の数々でした。

 

店内の雰囲気もよく、都会の喧騒を忘れさせる落ち着いたたたずまい。

多くのお客様が、海外からのお客様を連れてきていましたが、みなさんたいそうお気に入りのようでした。

 

最後に、大将にマグロ包丁を構えていただいでパチリ。

「日本刀みたいっスね!(´Д` )」なんて田舎者まるだしの会話をしてしまって、本当にすみません(ノ∀`)


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でも、他の海外のお客様も「サムライ!」と言って喜んでいました。

うん、いいんじゃないかな。こういうの。

 

この「鮨 不二楼」さんは、誰を連れて行っても恥ずかしくない大人のお店。

お店の雰囲気も、いただくお料理もお値段以上の価値がありますよ。

 

美味しいお鮨で、大切な人をおもてなししたいとき。

茅場町の「鮨 不二楼」さんは、決して忘れてはならないお店です!

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

【みうけんさんおススメの本もどうぞ】

※食べログでは表示されません

 

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鮨 不二楼寿司 / 茅場町駅八丁堀駅日本橋駅
夜総合点★★★★★ 5.0

 

 

 

 

 

 

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