みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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港区六本木の「三宅輝」でおまかせコース

 

美味しいウナギとカニが食べたい。肉も食べたい。

でも、他のものもいろいろ食べたいし、美味しいお酒も必須!

 

そんなゼイタクというか、無茶ぶりを聞いてくれるお店が六本木にはあります。

そのお店は、地下鉄六本木駅をおりて徒歩5分、完全予約制の懐石料理店。

 

なんと、2024年ミシュランガイド東京・セレクテッドレストランに選出されたお店です。

その名も「三宅輝」さん!!

 

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表側には店名は書かれておらず、パッと見はお店である事すら分かりませんね。

そんな隠れ家の扉を開けると、中には格式の高いカウンターがあり、奥には個室もあるようです。


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今回利用させていただいたのは、フルオープンキッチンのカウンターで。

料理人さんの流れるような所作を余すところなく堪能できる、まさに特等席だと思います。


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さて、この「三宅輝」さんの夜のメニューはおまかせコース一択。

その季節季節の旬の食材を活かした、渾身のメニューの集大成です。

 

◆おまかせコース(30250円)

 

よろしくおねがいしまーす!!


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コースが始まる前に、お披露目です。

「和匠うなぎ」という宮崎県のブランド鰻で、実に活きが良い!!

 

写真ではわかりませんが、カメラを向けてもすごく動き回るのでピントがなかなか合わないほど。

 

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お次は鳥取の大きな松葉蟹ちゃん。

この後、目の前でバチンバチンと足を落とされていましたが、完全に生きていたので泡をブクブク吹いていました。


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▼蛍烏賊

 

新物の、富山の蛍烏賊にウルイとコゴミ、山ウドを合わせたものをカラシ酢味噌で頂きます。

脇に添えられたキレイなやーつは、紅芯大根で作った花びら。

 

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むっちりした蛍烏賊は、酢味噌でサッパリとした味わい。

コゴミはトロッと、ウルイはシャキシャキで食感がいいですねぇ(ノ∀`)

 

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サッパリとした味わい、素材の食感はもちろんのこと。

時折感じる山菜のホンノリとしたほろ苦さが、春を感じさせますねぇ。

 

▼鮎魚女

 

アイナメの揚げ出し、とも言うべきか。

カラッと揚げたアイナメに、新生姜を効かせた出汁を合わせてあります。

 

ねっちりもっちりの蕎麦がきと、ねじった人参と大根。

上にチョコンと乗った芽かぶが可愛いですよね(人∀`)


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ズズッとすすってみると、優しくて良い出汁!!

アイナメの油がサッパリした出汁に染み出して、胃の腑にジンワリ染み込んでいきますねぇ。

 

力強い皮目の美味しさと、フンワリした身の美味しさ。

まったく、アイナメを使う時点ですごく乙だなぁと思いました。


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▼鮪赤身 鮪中トロ 真鯛

 

宮城県は塩釜の鮪。

赤身を昆布締めにして、自家製の海苔佃煮を挟んだもの。

 

中トロは軽くヅケにして、中には刻んだ坦庵とガリ、大葉。

真鯛は昆布締めにして、削ったカラスミを添えてあります。


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赤身は奥深い旨味がお口に響いて、食感も軟らかで、中の海苔が良い仕事しています。

中トロはお口の中でトロトロになったと思いきや、坦庵がシャキシャキでよく合うなぁ!

 

真鯛はタンパクなのに力強い美味しさで、カラスミの磯の香りとよく合います。

手前には醤油塩が添えてありますが、お魚にしっかり味があるので、このままでも美味しいよ!

 

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▼鰆

 

串にさして炭焼きにした、ブ厚い鰆の上には炒り卵と菜の花。

これは、菜の花畑をイメージされているそうです。


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上からは「鼈甲餡」という醤油を効かせたアンと、すだちをかけて召し上がれ!

パクッと行くと、プリッとムッチリですごく肉厚なのよ!

 

優しい美味しさに加えて、炙った香りと素材を温めた香りがすごく引き立ちます。

皮目のパリパリ感と脂がすごく良くって、すだちが全体をキュッと引き締めますねぇ(ノ∀`)

 

▼輝キャビア

 

三宅輝オリジナルというキャビアが、ひと瓶まるまる!

どこの国のかな? とラベルを見たら、まさかの国産(宮崎)とは(ノ∀`)


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こだわりの塩分2.8パーセントのキャビアは、塩辛くなくてクリーミー。

そのまま食べると、魚卵ならではの濃ゆい美味しさがお口にガンガンきます。


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小丼には富山の白エビの身と、芽ねぎが乗っていました。

キャビア単体で食べたのも初めてですが、さらに残ったものはキャビアの小丼に。

 

うーむ、白エビがトロトロで、ねっとりと甘い!

そこにキャビアの濃厚な味わいが加わって、これは本当に贅沢です。


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ふつう、キャビアって何かにチョコンと添えてあるものですよね・・・。

こうしてキャビアだけを食べたのは初めてです。

 

嗚呼、瓶から丸ごと食べる日が来るなんて・・・

神よ、こんな贅沢があっていいのでしょうか(T ^ T)


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▼松葉蟹

 

さらにさらに贅沢は続きまして、先ほどお披露目された鳥取の松葉蟹です。

小さな土鍋にグツグツと沸き立ったアンと共にやってきました。


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先ほどまで生きていただけあって、生でも食べられますが・・・

アツアツのアンで5秒ほどシャブシャブして食べてくださいね、とのこと。

 

アンには松葉蟹の身や味噌がたっぷり入っていて、これはすごい料理です。

脇にはたまたま入荷したという、新物の生わかめも。 


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さっそくシャブシャブしてみると、なんじゃこりゃーな美しさです。

表面はプリッと、中は半生でトロリと。

 

噛めば噛むほど旨味のサクレツする蟹の身は、まさにカニの王様!

もう、これだけで今年の食事を全て終えたって言っても良いくらい・・・(T ^ T)


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新物の生わかめも、シャブシャブして食べました。

まるで、海の中で食べているのではないか?と錯覚するほどの海の香り!!

 

アンも、カニの出汁がすごくて、カニ雑炊を食べているかのようです。

野菜もたっぷり入っていて、シャッキシャキなキクラゲや椎茸、トロトロな白菜もカニの出汁を吸って美味しいですよ〜(ノ∀`)


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▼桜海老

 

桜海老と三つ葉のかき揚げとの事。藻塩が添えられています。

桜海老と三つ葉の色のコントラストが、実に綺麗ですねぇ(ノ∀`)

 

サックサクとしており、食べている時の音が最高に良い!!

天ぷらをこんなにカリッと揚げられるのも技術ですよね。


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▼松坂牛

 

なんともまぁ、まさに食べる芸術!

松坂牛A5ランクのシャトーブリアンに、生アワビのスリ流しと醤油ベースの和風ソースをかけたものだそうです。


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脇に添えられているのは、ロックチャイブというニンニクのような香りのするハーブ。

さらに、茎ワサビの醤油づけと、タケノコ・タラの芽・芽キャベツ&木の芽味噌。

 

この一皿で、ゴハンが軽く1杯はいけちゃいそうですねぇ。

 

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お肉をパクッと行くと、さすがはシャトーブリアン!!

きめ細かくって、軟らかいんですよねぇ。

 

甘い脂がしっかりジュワジュワなのに、全くしつこくない上品な肉の旨味!!

うーむ、これが松坂牛のA5ランクのシャトーブリアンか!!

 

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付け合わせも秀逸で、牛を邪魔しないニンニク風味のロックチャイブ。

さらに、タラの芽のほろ苦さと、木の芽味噌の山椒の香りが春を感じさせてくれて、日本人で良かったなぁと思う瞬間です。

 

▼鰯

 

脂の乗ったイワシを酢の物にして、めかぶときゅうり、新玉ねぎを添えて。

土佐酢のジュレをかけ、ユズで香り付けしてあります。

 

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このイワシが、もんのすごく脂がのっていてトロットロなんです。

しかし、土佐酢の酸味がピシッと効いているのでしつこくなく、噛み応えもしっかりですごくバランス良く仕上がっているなぁと思います。


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▼西洋松露

 

セイヨウショウロ(いわゆるトリュフ)を練り込んで、毎日手打ちしているウドンですって!

ウニと、ウズラの卵黄をからめ、追いトリュフとともに、よく混ぜていただきまーす。

 

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最初は混ぜるの勿体無いなぁと思いましたが、思い切って混ぜ混ぜ!!

食べてみると、トリュフの香りがすご~く濃厚でおいしいなぁ!!

 

噛めば噛むほどトリュフの香りが広がるうえに、ものすごくコシが強いんです!

コリッコリッと噛むと、トリュフの香りが鼻にホワンと広がるのよ!

 

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そして、ウニが濃ゆいんです!

卵とも相性がよくて、痛風になってでも食べたいおいしさです。

 

この残った汁にご飯を入れて、余すところなく食べたい気分ですねぇ。

 

▼130年と和匠うなぎ蒲焼

 

先ほどお披露目された、宮崎県のブランド鰻「和匠うなぎ」。

ミニウナ丼として頂けるのですが、ご飯の量が選べるのでもちろん「大」で!

 

さっきまで動いていた鰻が、炭火でじっくり焼かれて茶碗からはみ出すサイズのウナ丼にになりました。

タレは135年受け継がれた、継ぎ足しのタレなんですってよ奥さん!

 

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このウナギは、蒸さずに焼く西日本の焼き方だそうです。

中はふっくらホワホワ。

 

皮はパリッパリで、タレが実に香ばしくて。

まるで、鰻の専門店で食べるよりおいしいんじゃないの(ノ∀`)

 

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ミニうな丼といっても、けっこうな大きさがあります。

箸で持ち上げると、実にズッシリ。

 

表面つやつや、中はフワトロ。

そしてパリパリの皮が香ばしく、なんぼでも食べられそうでございます(´Д` )

 

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ちょっと硬めの炊き加減のごはんに、しっかりタレが染みているのが、また秀逸。

やはりごはんは大盛りにして正解でしたよ!

 

▼天のしずく あまおう苺

 

真っ白なサッパリな甘い「天のしずく」と、濃厚な「あまおう」の2種。

最初は「天のしずく」から、その後に「あまおう」を食べるのがオススメ。

 

まさに旬の味、春の味わいで最高のデザートですねぇ。

交互に食べる事で、お互いの良いところを引き立てあっているなぁと思います。


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▼黒豆茶

▼抹茶アイス最中

 

黒豆茶は優しい香りがして、心から癒されます。

豆なので健康にやさしそうだし、大豆の香りがイソフラボンッ!って感じがします(´Д` )


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アイスは和牛の牛脂を配合しているそうで、ねっとりクリーミー。

サクサクな最中とも相性がよくて、これもまたホッとするデザートでした(ノ∀`)

 

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◆◇◆後記◆◇◆

 

「贅の限りを尽くした」という言葉がありますが、まさにこの「三宅輝」さんのために作られたような言葉ですよね。

それでいて、松葉蟹も鰻もシャトーブリアンも食べられて30000円ちょっと。

 

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このコスパの良さは、実に注目だなぁと思います。

六本木において、おいしい和食とお酒をいただきたくなった時。

 

また、海外からのお客様など大切な人をおもてなししたい時。

六本木駅から徒歩5分、「三宅輝」さんは、誰に紹介しても恥ずかしくないお店だと思います。

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

【みうけんさんおススメの本もどうぞ】

※食べログでは表示されません

 

★☆食べログもごひいきに願います☆★

 

三宅輝日本料理 / 六本木駅六本木一丁目駅麻布十番駅
夜総合点★★★★★ 5.0

 

 

 

 

 

 

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