みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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生きたガザミで中国の絶品料理「酔っぱらい蟹」を作ってみたけど美味しくなかった件

秋も深まったある日、粋な下町・横浜橋商店街へとやって来ました。

ここに来るのはいつぶりでしょう。

ただの商店街とは違って、とても活気があるだけではなく韓国食材や中華食材がいろいろと手に入るし、魚も野菜も肉も種類が豊富なのでみうけんのお気に入りの場所です。

 

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この日の目的は、もう決まっていました。

それは「酔っ払い蟹」を自分で作ること!!

もう10年も昔だったか、一度だけ横浜の中華街で食べたことがあるんです。

生きた蟹を紹興酒に漬け込んで待つこと2週間、蟹の全身に染み渡ったお酒の作用で身はトロットロになり、その美味しさは筆舌に尽くし難いものがありました。

 

しかし、まずお高い。それほど大きくもない蟹が1匹で5000円とかしたのかな。

さらに、多くの場合は淡水性の蟹を生きたまま使うということ。つまり生のまま。

アルコール度数の高い紹興酒に漬け込むから大丈夫だと言われますが、やはりいろいろとおっかないのです。

 

そこで、みうけんは海水性のカニでも最も美味しいとさえいわれるガザミ(ワタリガニ)で作ってみようと思い立ち、ここ横浜橋商店街の「興源商店」へとやって来たのです。

ここは一見して普通の八百屋に見えますが、実は中華食材店なのです。

 

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店内にはなかなか珍しいものが並んでいます。

こちらは「新疆和田骏枣」。

中国奥地の新疆ウイグル自治区、和田(ホータン地区)でとれたであろう干しナツメ。下に書かれている文字はアラビア語ではなくウイグル語であるかと思われます。

 

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ドリンクの「香飘飘」(経典系)。

経典系ってなんなの?? 日本では仏教のお経のような意味合いだけどさ、お経でもあげながら飲むんじゃねーべ?? って中国語に詳しい知人に聞いたら、「昔ながらの」というニュアンスなんだそうです。

ふむ、納得。

 

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まぁ経典系はいいとして、今回買いにきたのはこちら。

紹興花彫酒」(400円)。3年モノです。

これを2本お買い上げ。

 

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次に、横浜橋商店街の色んなお店を物色しながら歩いていきました。

大通公園側の入り口にほど近いところでは、日本系の魚屋さんと中華系の魚屋さんがひしめきあっていますが、そのうちの中華系のお店「丸豊水産」にやってきました。

 

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色々見て回った中で、ここのカニがいちばん水が綺麗で元気そうだったし値段も手頃でした。

写真では大きさが伝わって来ませんが、大きなガザミ1匹800円。

経営は中国人ですが、産地は青森産(と書いてあるんだと思う)で安心です。

 

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大きいガザミ!!

おじさんが持つとシュゴーシュゴー言って怒ってます。いっちょまえだな!!

生きたままゴムを切るときは気をつけてね!! はさまれるといったいからさぁ!! とおじさんが優しく教えてくれました。

ただビニール袋が普通の物なので破れちゃって水が垂れてましたね。

ここにカニを買いに来るときは厚手の袋持参がよさそうです。

 

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さて、さっそく自宅へ持ち帰ってここからはこのレシピを参考に作りましたよ。

 

 

 ガザミは持ってみるとどっしりしています。

まだ生意気にシュゴーシュゴー言って怒ってる。

これから自分がどんな運命になるかも知らずに・・・


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せっかくなので、ゴムを切って解放してあげました。

せめて死ぬ時ぐらいは緊縛を解いて楽な姿勢になってくれと思いましたが、ゴムを解いた途端にお互いに挟みあってイガミあう奴ら。

いやぁ、イキが良くてたまらんわ。

 

 

紹興酒、醤油、花椒きらしてるので八角、砂糖。そしてネギ。

カニどもも酒漬けにされて最初は暴れていましたが、しばらくしたら大人しく酒に浸かってブクブクやっていました。

この、カニに酒を飲ませる工程が大事だから、カニは生きているものでなければダメなんだそうです。

 

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このまま冷蔵庫で2週間は放置します。

たまにガサゴソと酒の中で動いていますが、もう激しい動きはしなくなりました。さすがにあれだけ威張っていたガザミも、酔っ払ってへべれけといった感じでしょうか。

翌日様子を見たら完全に動かなくなっていましたから、文字通り浴びるほど飲んで天に召されたようです。南無。

 

で、2週間経ったので頂いてみました♪♪

なんか茶色くて思っていたのとちょっと違うな・・・

 
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このミソの部分は酒!! って感じがしました。

うん、酒。ひたすら酒。正直、苦い。

正直、美味しくないです。どうしたことか。

 

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身の部分は、トロトロには仕上がっていました。

しかし、やはりカニの甘さが失われてしまっているんですね・・・

ひたすら苦い。

 

どうしてしまったことか・・・

身もミソも中華街で食べた時のような甘さ、おいしさ、トロける感動はまったくなく。

やはり淡水性のカニで作らなければならないのか。

しかし、ガザミで作って美味しかったと言っている人がたくさんいるんですけどね・・・

 

ちょっとね、全部は食べられませんでした。

ガザミさん、美味しくしてあげられなくて申し訳ない。

中華って奥が深いなぁ。

 

次回はもっと自信を持って美味しく作れる料理で細君を喜ばせよう。

そう思った秋の夜長だったのでした。

 

 

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