中華料理といったら、どんなイメージですか?
油っこい、炭水化物ばかり、揚げ物ばかり、身体に悪そう・・・そして、太りそう。
しかし、そのわりに実際に中国に行ってみると肥満体の人が少ないことに驚かされます。(例外もありますが)
実は中華料理の中には健康的なメニューもありますよ、というのが本日のコンセプト。
そんなメニューを求めてやってきたのは、横浜中華街のはずれ、広東道に面した「東北人家 新館」さんです。
中華街の大通りといえばまずはメインの中華街大通り。
次に関帝廟がある関帝廟通りで、この広東道まで来ればだいぶ人通りも少なくなります。
そのため観光客の方々にはなかなか気づいてもらえないエリアでありますが、中華街やその周辺で働く人たちが食事をするお店が多く集まるエリアでもあります。
ここ「東北人家 新館」さんも、中国東北地方の名物料理がズラリ。
そして、鍋料理をメインとしたオトクなランチがあるのも嬉しいところ。
寒い冬には鍋ですよ・・・という事で、さっそくランチをいただいてみましょう!
店内は広々として明るい雰囲気。
2人がけのテーブルがメインで、このテーブルをつなげれば4人がけにも6人がけにも変わる便利さ。
上記に掲げたように、ランチメニューにはいろいろあります。
月・火・水と木・金の各曜日でメニューは分かれていて、この日は木曜日だったので「鴨肉と漬け白菜の東北煮込み鍋」(900円)にしました。
ちなみに、隣の人が食べていた「牛肉・ハチノス・センマイ・東北ハムのマーラー鍋」もスゴく美味しそうでしたよ。
まず出てきたのは、シャキシャキなキャベツのマーラー和えと杏仁豆腐です。
続いて、小さな卓上コンロにどっしりと鍋!
その中には、何やらお野菜がたっぷり入っていますが、これは「酸菜」という白菜のお漬物で、乳酸発酵させているために強い酸味があるのが特徴。
日本のお漬物やキムチのようにそのまま食べずに、煮込み料理や炒め物の具材として料理に使うことが多い食材です。
さっそく、ザックザックと頂いてみましょう!
むっちり骨付き鴨肉の優しく力強い味わいに、酸っぱウマいたっぷり白菜で、ザク切り生姜も効いてお口の中がパラダイスです。
この白菜は酸味しっかり、旨味しっかり。さらに八角も効かせてあるので、香ばしさも良き。
ジャクジャクとした食感が小気味よく、辛くもないし油っこくもないので、胃まで年をとってきた中年には嬉しいお食事です。
鴨肉はむっちりとしており、力強い旨味は鶏肉とは一線を画すもの。
骨付き肉なのもあるのでしょう、噛めば噛むほどあふれる美味しさは白菜の酸味とも相性がよく、空腹をガンガン刺激していくらでも食べられてしまいます。
これはいけません、とご飯をババババとカッコむ!
お野菜とお肉のバランスの良さ、そして肉の旨味をキュキュッと引き締める白菜の食感と酸味で、もうご飯がいくらでも食べられてしまいますねぇ。
鍋はけっこうな量がありますが、美味しいのでペロリと完食。
白菜でお腹いっぱいになるなんて、なんと健康的でしょう。
食後には手作り感ある杏仁豆腐で、食後の幸福感を優しく彩ってくれる甘味が嬉しい逸品でした。
◆◇◆後記◆◇◆
今回紹介したランチは1種類だけですが、他にも美味しそうなメニューがゾロゾロとあるのが嬉しいですよね。
このお店はたまに通わせていただきますが、いつも同じメニューばかり気に入ってリピートしてしまうので、なかなか他のメニューを試せないのが痛いところ。
どうか、この記事を読んでくださった方も「東北人家 新館」さんに通っていただいて、全メニューを制覇していただきたいと思います。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
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東北人家 新館 (中華料理 / 日本大通り駅、元町・中華街駅、石川町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7