早いもので、今年ももう11月。
日に日に寒さを増していますが、こんな日は美味しいモノで身もココロも温めたいですよね。
この日は、日々の疲れもあったのか「とにかく肉を!」という気分だったので、妻ちゃんとやってきたのはこちら。
池袋駅から徒歩4分、南池袋一丁目交差点から入ったところの「Meat&Wine 肉酒場サルーテ」さんです!
(*´ω`*ノノ☆ パチパチパチパチパチパチ ★
このお店は、読んで字の如く「ワインとお肉」が人気のお店。
みうけんは自宅にワインセラーを揃えようとする・・・くらいの酒好きでしたが、現在はワケあって断酒しているのでワインは頂けないものの、お酒は香りと雰囲気で充分に楽しめます。
そして、何と言っても肉塊をむっしむっしと噛み締めてから、そのカロリーを剣道で思い切り発散したい肉食男子なので、ワクワクしながら来店です。
店頭のメニューを見ていても、でっかい「サーロインのグリル」やら「名物肉刺し」やら、コレは絶対に食べたいっ! と思わせるメニューがズラリです。
この日は平日で時間も早かったので、店内は空いていました。
ワクワクしながらドスドス入っていくと、さっそくスタッフさんが駆けつけてくださり、テーブル席へ。
◆サングリア白(650円)
◆ウーロン茶(320円)
とりあえず、の一献ですね。
昔だったら問答無用でビールかスパークリングワインだったのですが、断酒の身なのでウーロン茶で。
サングリアは白と赤があり、フルーティな風味と濃いめのワインでなかなか美味しかったとのこと。
お通しを頂きました。
その美味しさが見た目でわかる、お肉をじっくりと煮込んだもの。
箸で持ち上げるとトロトロッとほぐれる軟らかさで、じっくりと丁寧に煮込まれているのがわかります。
味付けもガッシリと濃いめなので、これはお酒が進んでしまうパワーのある子だわ!
お酒も良いし、ナニゲに白いご飯も合いそうで、これは持ち帰りしたいくらいです(ノ∀`)
◆肉刺し5種盛り(各3枚:2190円)
これは是非とも食べなくてはならない! と気合いを入れていたメニューのひとつ。
肉盛りはよくありますが、肉刺し盛りはなかなかお目にかかれないゼイタクな逸品ですよね。
左上の真っ赤なお肉が、クジラ。
そこから時計回りにエンガワ・鶏ムネ・馬の赤身・牛ハツというラインナップで、牛と鶏だけにおさまらない所が本気度を感じます。
好みでマイクロハーブを添えて頂きましょう!
薬味に大量のニンニクとショウガもありますが、それで味が支配されてしまうので醤油だけで頂きました。
クジラはガツンと感じる血の旨味!
クジラ独特の濃ゆ〜い風味がしっかりしており、これは焼酎がロックで欲しくなるわ!
エンガワはヒラメではなく、牛の皮の下の部分で希少部位の一つです。
むっちりとした食感、お口の中にトロッと広がる濃醇な脂の甘みは、なかなか味わえない美味しさ!
鶏の胸肉はタタキにしてあります。
ふだん鶏をお刺身で食べることはあまりないのですが、お肉に自信のある専門店だからこそ、のメニューです。
しっとり軟らかな食感の中からあふれてくる鶏さんの美味しさは、ワサビと日本酒が欲しくなりますねぇ。
馬の赤身、要は馬刺し。お高いのよ。
牛とはまた違った、野生味のある味わいと力強い食感。
ギュムッ、ギュムッと噛むごとに旨味がお口に炸裂して、馬を食べられる民族である事の悦びを感じますねぇ。
牛のハツは、つまり心臓のこと。あの大きな牛さんの身体の隅から隅まで血を巡らせている大事なところです。
臭みもまったくなく、シャクッ、シャクッという歯切れの良い食感が実に良い!
旨味もしっかり感じて、部位的にはホルモンなのに「これぞ肉ぅ!」っと言わせてくれる優秀な逸品です。
肉刺しといったら、だいたい牛か鶏に偏りがちですが、ここでクジラや馬を入れてくるところが、さすが肉の専門店ですよね。
たっぷりのニンニクとショウガが添えられているのは前述の通りですが、個人的にはたっぷり添えられたスライスオニオンの相性が抜群だと感じました。
◆サーロインのグリル 〜赤ワインソースを添えて〜(2890円)
これは絶対に食べたい! と前々から妻ちゃんに宣言していた一品です。
牛の背中のロインという部位があまりに美味しいので、貴族称号(サー)がついてしまったという肉の貴族、サーロイン。
牛肉って和牛か、アメリカか、中国か、オーストラリアか、ブラジルか・・・と思いがちですよね。
こちら「サルーテ」さんで使用されているのは、なかなか珍しいカナダ産の牛肉。
穀物飼料でじっくりと育てた、赤身とサシの割合が理想的なお肉を使われているんだとか。
なるほど、食べてみてなっとくの味わいですねぇ。
ギュムッと噛んでみれば、一気にお口に広がる牛肉の旨味よ!
赤身のコクと旨味、サシのジューシーさと甘みが渾然一体となって、一気にお口の隅から隅まで広がっていきます。
量もたっぷりでズラーーーッとあるので、最初は何も付けずに・次は焼きタマネギを添えて・次は塩とワサビで、その次は赤ワインソースで・・・と味変しながら食べるのもいいですよね。
岩塩、ワサビ、赤ワインソースなどが添えられていますが、個人的には美味しいお肉はワサビと天然塩がいちばん美味しいと思います。
付け合わせの焼きタマネギやポテト、クレソンも良いアクセントになっていますねぇ。
◆海老とブロッコリーのアヒージョ(890円)
これはアヒージョ好きな妻ちゃんが注文した一皿。
アヒージョなのでグッツグツかと思いきや、ちょっと冷ましてあったので無防備に口にしてアッチィ!!と叫ぶ事もなく、すぐに食べられました。
たっぷりのブロッコリーと海老、鷹の爪を入れたサッパリ目なアヒージョです。
◆バゲット8枚(300円)
アヒージョと言ったら、これは欠かせない。
ちなみに4枚だと160円ですが、たっぷり食べたいので8枚の方を注文です。
アヒージョのオイルにパンを浸して、具を乗せて食べるのがお気に入りの食べ方。
自宅でもトゥッペギに山盛りのアヒージョを作りますが、これだけで最高のご馳走ですよね。
油断すると具材が転げ落ちるので、何気に技術を要します。
オリーブオイルにはハーブとニンニクを効かせてあるので、それだけで風味がものすごく良いのです。
これでマッシュルームでも入っていたら最高ですよね!
「カマンベールとキノコのアヒージョ」(890円)もあったから、そちらでも良かったかも。
◆田舎風パテ(790円)
せっかくバゲットがあるので、追加で注文したパテ。
真っ赤な生コショウが彩りがよく、見るからにムッチリとした外観が食欲をそそりますねぇ。
思ったよりギュッと濃縮されているので、食感もしっかりです。
まずはマスタードをつけて頂きますがブラッドソーセージのような濃ゆ〜い旨味がお口に溢れますねぇ!
続いては、バゲットに乗せて頂きましょう。
サクッと焼かれたバゲットにムッチリなパテは相性が良く、この食べ方を発明した人を思わず抱きしめたくなるほどの美味しさ!
◆伸び〜るクアトロチーズリゾット(1590円)
チーズ好きとしては、炭水化物はどうしてもコレで〆たかったんですよね。
クアトロというのは4種類混合だそうで、内容を聞いたらモッツァレラとパルメザンと、何だっけな? 我ながら失念(^◇^;)
ナヌッ、3種類か!と思ったら上からペコリーノ・ロマーノをスリスリとかけてくださり、見事に4種類になりました。
トロッとチーズがたっぷりと仕込まれたリゾットは、それだけでごちそうですよね。
チーズの風味が素晴らしくて、食べるごとにお口の中にバシバシと響いてきます。
お米がちょっとアルデンテ、芯を残した炊き加減というのも食感が良くて嬉しいところ。
ちょっと硬めのご飯は、本格的なパエリアや中央アジアのポロウなどでも見かける炊き加減。
そこにたっぷりと絡んだチーズはコッテリと味わい深く、たっぷりと乗せられた生のマッシュルームスライスが良いアクセントになっています。
◆濃厚チーズケーキ(590円)
妻ちゃんが、是非とも食後にデザートを!との事で注文した逸品。
もちろん手作りだそうですが、このお店にはパティシエでもいるんじゃないの!?と思うくらい綺麗な仕上がりです。
食べてみるとドッシリ濃厚なチーズ風味の生地に、たっぷりのベリーソースが良いアクセント。
甘いケーキをキュッと引き締めてくれるベリーソースの酸味は、甘いケーキの味をよく引き立ててくれました。
◆ホットコーヒー(320円)
やはり、美味しい食事の後は美味しいコーヒーがよく合います。
お口の中に残った肉汁とチーズをスキッと洗い流し、ステキな食事のステキな締めくくりとなったのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
今回お邪魔したお店は、池袋駅から徒歩4分。
「Meat&Wine 肉酒場サルーテ」さんです!
今回はアラカルトで頂きましたが、オトクで利用しやすいパーティプランなどもあるもよう。
お値段も手頃だし、これは忘年会や若者の集まりなどにうってつけかもしれませんね。
池袋の街で、ふと美味しいお肉が欲しくなった時。
「Meat&Wine 肉酒場サルーテ」さん、オススメのお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
Meat&Wine 肉酒場サルーテ (イタリアン / 池袋駅、都電雑司ケ谷駅、東池袋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9