中国本土を除いては、世界最大のチャイナタウンと評される横浜中華街。
この日は中華街にやってきたので、さぁ飲茶の食べ放題をキメて甘栗をお土産に買って・・・!
・・・と行きたい所ですが、今回紹介するのはパン屋さんです。
横浜中華街の裏通りにありながら、連日行列ができる評判のパン屋さん、「のり蔵」さんを紹介します。
店頭には、それぞれのパンの焼き上がり時間が記載された黒板がありました。
この黒板の写真をスマホで撮っておいて、メモ代わりにしておいてもよさそうですよね。
店内は5人までの入店制限があります。
そして、まさに豪華絢爛・パンのデパートと呼ぶにふさわしい。
どのパンも洗練されており、単に美味しそうなだけではなく、おシャレで手の込んだ作りをされているので高級感もしっかりと漂わせていますよね。
どのパンも美味しそうで、選ぶのがたいへんです。
しかし、悲しいかなおこづかいにも上限があるので、今回はパン6個と食パンを頂きました。
トレーもよく見かける四角いプラスチック製のトレーではなく、円形のお盆というのが日本らしくて好きですねぇ。
この日は開店と同時に訪問したので、ほぼ1番乗りに等しい状態でした。
しかし、滞在時間10分もしないうちに行列ができていたので、お目当てのパンがあるうちは売り切れ前の早めな訪問が必須ですね。
お取り置きのサービスもあるようなので、詳しくはスタッフさんに問い合わせてみるのも良いでしょう。
◆カレー(250円)
美瑛産の小麦を使用したカレーパン。
表面にはキメの細かいパン粉を使っていて、上品です。
中のカレーはじんわりと辛さを感じる爽快なスパイシーさ。
トロトロで深みのある味わいは、よく煮込まれているのがわかります。
◆クロワッサン(250円)
このクロワッサンはサクサクな食感が小気味よく、本格的な美味しさ。
パリムチな生地を噛み締めるたび、発酵バターの香りが鼻からぬけて幸せな気持ちになれます。
◆メロン(210円)
普通のメロンパンは手の拳くらいのサイズのものが多いですよね。
この「のり蔵」さんのメロンパンは手を大きく開いたくらいの大きさがあり、満足感も高いです。
外側は、メロンパン特有のクッキー生地の上にグラニュー糖がたっぷり。
サクサクの食感の内側にはフワフワな生地があり、大きくてもどんどん食べられちゃいました。
◆パンオショコラ(330円)
見た目も食感も味も、とても上品でハイクオリティな逸品。
ナイフを入れると、表面の縞々のチョコ生地とクロワッサン生地が、パリパリパリッと良い音を立てて切れていきます。
中にはコクと香りの強いヴェローナチョコがしっかり。
どっしり風味のチョコとサクサクなクロワッサン生地の相性が素晴らしく、高級感あふれるパンでした。
◆ハーブウインナー(410円)
チェリートマトが練り込まれた、ほんのりとした甘さと酸味を感じるハード生地。
その中には大きくてハーブの香りが爽やかなウインナーと、粒々したマスタードのピクルスの相性が抜群の本格的なパンです。
ドイツで大きな白いウインナーにザワークラウトを添えて、パンと一緒にお食事でいただいたときの感動的な美味しさを、一つのパンで再現してくれる。
まさに幸せがギュッと詰まったパンだなぁと思います。
◆和栗(600円)
まさに、高級なケーキ屋さんのケーキと同等の美味しさ。
もはや、これをパンと呼んでよいのだろうか? とすら思います。
パリパリで薄めのパイ生地の上に、カスタードクリームや大きな和栗のグラッセが。
さらに生クリーム、マロンクリームがたっぷり乗っていて、モンブラン好きにはたまらない逸品でした。
◆デニッシュ食パン(700円)
食パンなのに、バターがたっぷり使われているのを感じる贅沢な食パン。
外側はカリッとしていて、内側がしっとりふんわりと柔らかい。
生食パンのデニッシュ版といった感じで美味しかったです。
この食パンを食卓に出せば、いつもの朝食が格段にゴージャスになること請け合いです。
◆◇◆後記◆◇◆
開店と同時に行列ができる、中華街のパン屋さん「のり蔵」さん。
一大観光地である横浜中華街のお土産がパンとは、なかなか面白い展開ですよね。
しかし、パンは日常の生活に欠かせない食べ物なので、誰からも喜ばれるでしょう。
まさに、上級者向けの「一段上を行く」お土産と言えるでしょう。
「横浜中華街に行ってパンを買ってきました」というだけで話題性もありますし、オシャレで誰からも喜ばれる手土産として、「のり蔵」さんの美味しいパンはいかがでしょうか。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
のり蔵 (パン / 元町・中華街駅、日本大通り駅、石川町駅)
テイクアウト総合点★★★★☆ 4.0