横浜は世界のおいしいお料理が集まるグルメの街ですが、今回紹介するのは鶴見のお店です。
鶴見と言ったら沖縄料理と南米料理が多いのですが、今回紹介するのはネパール料理。
ネパール国民が日常的に食べている、「ダルバート」と呼ばれている定食です。
その「ダルバート」が頂けるのは、こちら「インドネパールレストラン SARAH」さんです。
ランチメニューは他のインネパさん(インド・ネパール料理店さん)と同じくカレーとナンが主なメニュー。
しかし、注目すべきは「ネパールタリセット」の存在です。
これは、正式にはダルバートといってタルカリ=豆のスープ、バート=ご飯、数品のおかずがつくセット。
日本でいう味噌汁・ご飯・おかずと同じような感覚で、ネパール国民たちの日常食だそうです。
ディナーセットもなかなか豪華。
オトクなランチも捨てがたいですが、豪華なディナーもいいですよね。
店内はカウンター×4席・4人がけテーブル×3卓といった内容。
この日はピーク時を避けて訪問したので、すいていて快適です。
◆ネパールタリセット(700円)
ダル・ライス・アチャール・サラダ・チキンカレーorマトンカレーがセットになって700円は安いですよね。
まずはサラダの登場です。
キャベツ・ニンジン・水菜・サニーレタスが入ってバラエティも豊か。
甘くてコクのあるニンジンドレッシングがたっぷりかかっていて、涼しくてシャキシャキした食感に食欲も倍増です。
続いて出てきたのは、まさにダルバート!
タルカリ・カレー・ごはん・おかずがワンプレートになった美味しいセットです。
ごはんは日本米でしょうか。
ふっくらと炊かれていて、甘くてツヤツヤなご飯で炊き加減がすごく良いです。
ご飯だけ食べても、実に美味しい。
カレーもいいけれど、焼き魚やお刺身とも相性の良さそうなご飯ですねぇ。
タルカリはお豆がしっかり入っています。
アッツアツなタルカリはコリアンダーも入っていて、彩りも香りも素晴らしい。
スプーンですくってご飯にかけて食べると、豆の優しい甘さとスパイスの奥深い味わいがお口に広がります。
ただ辛いだけのカレーではなく、甘さと香り、スパイシーさを大切にした、素朴で味わいの深い逸品です。
続いては、マトンカレーを。
カレーはチキンとマトンが選べますが、やはり個人的にはマトンが好きです。
お口に含んだ瞬間に広がる、ほのかな酸味が実にフルーティ。
タルカリとはまた違った、鮮烈なスパイス使いが実に素晴らしいです。
マトン肉は切り方は小さいですが、しっかりと数が入っていますね。
たまにホールスパイスを感じる鮮烈な味わい、マトンの食感、コリアンダーの風味が実に食欲を刺激します。
アチャール(お漬物)は、ニンジン・ピーマン・赤タマネギ。
シャッキシャキで小気味よい食感の中からあふれるフルーティな酸味と辛味がたまらなく食欲をそそる、最高のつけあわせ。
良い箸休めになりますし、個人的にはこれ単体でもビールがいけちゃいそうです。
おつまみとして、パパド。
パパドは豆の粉を水で溶いてカリッと焼いたもの。
インネパさんなどでも定番のおつまみですが、こちらでもパパドは付いて来ました。
ほんのり効いた塩気に疲れも癒されます。
◆◇◆後記◆◇◆
今回紹介したのは、JR鶴見駅の北側にあるるる「インドネパールレストラン SARAH」さん。
こぢんまりしていて目立たないお店ではありますが、この界隈では人気のある実力店です。
ナンとカレーに代表される「北インド料理」もいいけれど、たまにはちょっと違ったお昼が食べたくなった時。
豆のスープでご飯をいただく「ネパール家庭料理」、オススメです。
お試しを!
再訪希望値:★★☆ 機会があれば
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
インドネパールレストラン SARAH (インド料理 / 鶴見駅、京急鶴見駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0