コッテリと濃厚なゴマ風味のピリ辛スープに、たっぷりの麺を入れた担々麺。
元々は中国・四川省の名物料理でしたが、日本でも日本人向けにアレンジされて今や多くのファンの心を掴んでいます。
今回紹介するお店は、弘明寺門前の商店街から一歩入ったところにある、地元でも大人気のお店である「まえたん」さんです！
このお店は、担々麺を中心として普通のラーメンもあれば麻婆豆腐をのせたラーメンもあり。
レバニラなどの定食も揃っていて、ランチタイムには３００円を課金することで半チャーハンや豚しゃぶご飯、豚そぼろご飯をセットにできるという柔軟性も持ち合わせたお店なのが嬉しいです。
◆汁なし麻婆担々麺（９３０円）
「微辛・小辛・普通・中辛・激辛」がある中で、あえての「普通」でお願いしました。
たっぷりのネギと、その下にさらにたっぷり入ってきた麻婆豆腐が嬉しいですねぇ。
豆腐はトロッととろける柔らかさで、普通の辛さなのでストレスなくいただけるレベル。
（辛さの感じ方には個人差があります）
たっぷりの豆腐に絡むコッテコテのアンが美味しく、たっぷりのネギがシャキッと良きアクセントになってくれています。
麺は細麺で、このアンをモッタリとまとって食べごたえもバッチリ。
量もしっかりあるし茹で加減も上々なので、食べていて満足度が高い一杯だなぁと思います。
◆特製担々麺（９６０円）
この「まえたん」さんの看板メニューである担々麺は、是非とも一度は試しておきたい逸品。
たっぷりのひき肉、シャキッと小松菜、全体をキリッと引き締める白髪ネギや糸唐辛子。
そして、仕上げにシュルッと回しかけられた辛味タレがすごく良い感じですねぇ。
こちらの麺類のスープはベースが美味しいので、担々麺のようにアレンジされているとなお美味しいです。
コッテリとゴマの風味が効いたスープに、じんわりと感じる優しい辛味で食欲も倍増するというもの。
麺も茹で加減が実によく、スープとの相性もバッチリです。
たっぷりのひき肉が仕込まれているので、旨味もガッツリ。
このひき肉がまた美味しくて、食べていくごとに心身ともに元気になれる味わいなので、極力残さずにいただきたいものですね。
◆まえたんらーめん（８６０円）
こちらは普通の醤油ラーメンの具を幾分か豪華にしたもの。
味玉半分・大きなチャーシュー・小松菜・シナチク・のり２枚がズズンと乗った豪華なラーメンです。
スープはしっかりとした出汁を感じるコクコクしいスープで、カエシとのバランスも最高です。
麺もしっかりとコシを保った茹で加減はさすが。二人三脚で手際よく、かつ絶妙なコンビネーションで作られて来た珠玉の一杯。
具材も美味しくて、特にここのチャーシューはお気に入りです。
お肉の食感をミッシリと残しつつ、箸で持ち上げるとホロホロと崩れていく軟らかさ。
お肉の旨みもしっかりと主張してきて、あゝ本当に食べて良かったと思えるチャーシューでした。
ついつい３００円課金してしまった半チャーハン。
「半」と言いつつもしっかりとしたボリューム感があり、これは満足度もメタボリック級ですよ。
パラッと仕上がった炒め加減に絶妙な味付けで、具材は玉子・チャーシュー・ねぎとオーソドックスながら味わいの深さを際立たせています。
ご飯と具材のバランスも実によく、次に来たときは担々麺が美味しいお店なのにチャーハン単品も試してみたいと思わせてくれるほどの出来栄えでした。
◆◇◆後記◆◇◆
このお店は弘明寺門前商店街から、一歩はいったところの名店「まえたん」さん。
卓上には辛さよりも味わいを重視した辣油と、ミルでいつでも挽きたて新鮮な花椒を味わえるのも良いですよね。
美味しさいっぱい、シアワセいっぱい。
一歩裏通りに入ったところのお店でありながら、今日も多くのお客さんたちで賑わう地元の人気店です。
このお店は１０年以上続く人気店。その人気の理由を、是非とも味わってみてください。
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