横浜市泉区、和泉坂上の交差点から北側に抜けていくと見えてくるラーショさんです。
もう20年も前に近くに住んでいて、この頃のラーメンといったら駅前の「YABU」(現存)と和泉坂上交差点にあった「ラーメンショップ・ヤマト」(閉店)と、ここだけでした。
まだ「一風堂」はおろか、「くら寿司」すらここにはなかった時代で、逆に無量寺のわきにはマクドナルドがあったりした時代ですね。
いまだにこうして営業し続けてくれているのは、ありがたいことです。
このお店には、きちんと駐車場も完備されているので利用しましょう。
良い大人は路駐など絶対にダメですよ!
ラーメンのラインナップも、当時とあまり変わっていないようですね。
昔は岩のりラーメンかチャーシューメンかの選択でしたが、やはりこのラーショさん独特のチャーシューが好きでした、というかそれしかなかったからな!
食券を渡して、しばし待つ。
卓上には、相変わらずラーショさんならではの巨大な「おろしにんにく」と巨大な「らあじゃん」がドドンと置かれています。
販売元は、もちろんお馴染みの「椿食堂管理」のもの。
◆チャーシューメン(並)(1100円)
ザザーッと着丼ですよ。この、わずかに背脂が浮いたビジュアルがやけになつかしい。
家系とは明らかに違う、優しくライトな豚骨醤油です。
ラーメンショップの特徴は、なぜかやたら薄いドンブリ。
なんでこんなに薄いのか、いつも謎ですがしっかりと量が入っていて食べ応えもしっかりです。
スープは、あっさりとした豚骨で優しいコクがしっかりと効いていますね。
醤油も優しげですが、ちゃんと主張してきて実に懐かしい味わい、これぞラーショ。
麺は家系のものよりもだいぶ細くて、茹で加減は少し軟らかめ。
これでいいんです、これで。これがラーショの麺なのですから。
量はドンブリの薄さのわりにはしっかりと入っていて食べ応えがあります。
チャーシューは、肉の食感をミッシリと残した食べ応えあるもの。
大きさはそこそこで、6枚くらい+切れ端がチョイチョイ入っていました。
ほうれん草ではなく、ワカメです。意外にもたっぷり入っており、これも食べ応えあり。
このスープにこのワカメ、意外にも良い組み合わせで個人的には好きですねぇ。
若い頃、海苔をスープに浸して、これにチャーシューと麺を巻いて食べたりしました。
本当は、これにライスが付くと若い頃のラーメンライス定食が再現できますが、寄る年並には勝てませんね。
◆◇◆後記◆◇◆
このラーメン屋さんは、美味しいのか!?
はい、美味しいです。しかし、それはあくまでも思い出補正がジャンジャンに効いているから。
初めて入って、このラーメンを食べて、「これは美味しい! また泉区まで食べにきたい!」となるかどうか、それは微妙なところです。
それでも、泉区に住んだ、楽しかった独身時代を思い出す。
そんな懐かしい味わいを、たまに食べに来たくなるのです。
お試しを!
再訪希望値:★★☆ 機会があれば
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※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
ラーメンショップ いずみ中央店 (ラーメン / いずみ野駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2