徐々に春めいてきたとはいえ、まだまだ「温かいラーメン」が欲しくなる季節。
丁寧に煮出された極上のスープに、もっちもちな麺がたっぷり入ったラーメンは、もうそれだけでシアワセの証ですよね。
今回紹介するのは、横浜市港南区の環状2号線沿いで「ラーメン激戦区」とも呼ばれ、多くのラーメン屋さんが林立しているところ。
2025年1月17日にオープンされて以来、徐々にファンを増やしつつある「麺 島むら」さんです!
この地には、もともと「ni るい斗」さんというラーメン屋があったところ。
ラーメンコンサルタントの渡辺樹庵さん(高田馬場「渡なべ」など多数経営)によるプロデュースを受け、店主さんの名前を冠して発展的にリニューアルオープンされたのだそうです。
この渡辺樹庵さんという方は、今までに食べ歩いたラーメンは全国で1万杯以上、自らも人気店を何軒も経営されているというラーメン界のカリスマ的な存在。
そんな「師」のような方がプロデュースされるとは、いったいどんなラーメンが食べられるのか。
ワクワクしながら食券機に向き合います。
店内はカウンターのみのこぢんまりとした体裁で、卓上の味変調味料は実にシンプル。
しかし、結局この味変調味料を使うことはありませんでした。
◆ワンタンメン(1200円)
「塩か醤油、どちらになさいますか?」との事で醤油でお願いしました。
しばし待って、ひときわ大きな丼でたっぷりと登場!
丼を持ってみると、両手にズッシリと伝わってくる本気の重量感。
それもそのはず、通常のラーメン屋さんでは麺は150グラム前後である事が多いですが、こちら「麺 島むら」さんではたっぷりと200グラムも入っているんだとか。
では、はやる気持ちを抑えてまずはスープからズズッと頂きましょう。
スープもかなりたっぷりですが、一口飲んで、・・・。
もう一口飲んで、また・・・。もう、言葉がありません!
一口飲んでガツンと来る、動物の旨味!
しかしあまりクドくもなく、薬味も効かせたスッキリとしたスープでスルスルと飲めてしまいます。
飲むほどにお口の中に旨味がぶつかってきて、シアワセがジワジワと沁みてくるなどのを全面に感じる、旨味と香りで楽しめるスープです。
麺はしっかりと太めでウェーブを効かせたもっちり麺。
太いので茹で時間は少々かかりますが、太麺好きにはたまらない食感の麺でモグモグと噛んでいると脳内がどんどんシアワセになっていくのが分かります。
量もたっぷり200グラムで、食べ応えもかなりしっかりしているので食べ盛りさんでも満足できそうです。
この「麺 島むら」さんで特筆すべきは、なんと言ってもチャーシュー。
チャーシューは2種類入っており、それだけでボリュームもしっかりですが、その2種類のうちどちらもこだわりにこだわり抜いたもの。
まずは分厚くて軟らかいバラチャーシューですが、しっかり煮込まれていながら肉の食感をしっかりと活かしており、「いま肉を食べているんだぞぉぉぉっ!」という実感がものすごいです。
もう一種類は、吊るし焼きで丁寧に焼き上げてから、あえて薄切りとした肩ロースのチャーシュー。
食べてみるとお口の中にフワッと広がるスモーキーな香りが心地よく、噛むごとにギュムギュムと伝わる絶妙な噛みごたえも素晴らしい、芸術的な逸品です。
ワンタンもしっかりで、個人的に大好きな「皮が広めのピロピロタイプ」。
つるりと頂いてみれば、軟らかな皮ののどごしと、優しげな味わいのアンが絶妙にマッチしていますねぇ。
スープも麺も美味しいですし、このワンタンだけでも充分にごちそうです。
他に甘くて味わい深いシナチク、シャキシャキで風味ある青菜、ちょっとザク切りで食感と香りを楽しめる白ネギ。
麺もたっぷり、スープもたっぷりなので食べ応えもあり、実に満足度の高いボリューム満点のラーメンでした。
◆◇◆後記◆◇◆
今回お邪魔した「麺 島むら」さんは、環状2号線沿いのお店。
この界隈では駐車場がなければかなり通いづらくなりますが、その点も安心でしっかりと駐車場も用意されています。
(るい斗さんの駐車場と共用です)
ラーメン激戦区の港南区下永谷。
この界隈には美味しいラーメン屋さんが軒を連ねていますが、ここ「麺 島むら」さんは間違いなく美味しい、人気のお店。
その美味しさ、是非とも皆様の舌と五感で味わってみてはいかがでしょうか。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
麺 島むら (ラーメン / 下永谷駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9