横浜駅周辺は、神奈川県の中でも美味しいものが特に集まる地域の一つ。
和食・中華・アメリカン・フレンチと、色々な「美味」がある中で根強い人気を誇るのがイタリアンとお肉でしょう。
今回紹介するのは、横浜駅東口より徒歩3分、万里橋を渡ってすぐのお店。
イタリアンと炭火焼きが自慢の肉バル、「テアトロ・ピッコロ」さんです!!
このお店はいつ行っても満員の超・人気店。
それもそのはず、どのお料理もクオリティが高くてコストパフォーマンスに優れ、スタッフさんの対応も二重マルとあって、多くの方から愛されるお店なのです。
今回訪問したのは月曜日。飲食業界では閑散期となる週初めですが、それにも関わらず店内は満員でした。
さて、予約していたのでテーブルに案内していただき、メニューを一瞥。
この「テアトロ・ピッコロ」さん自慢の肉盛りをマストに、いろいろと注文させていただきました!
◆お通し(400円)
可愛い枡の中に入った、小さなカボチャのムース。
上にはコンソメジュレがかかっていて、お通しから手が込んでいます。
スプーンですくってフワッと頂くと、冷たくて爽やかで、お口いっぱいに広がるカボチャの甘味!
ただ甘いだけではなく、コンソメのパンチ力もしっかり聞いており、一気に胃のエンジンにフルスロットルかかります。
◆名物フルーツスパークリング(イチゴ:880円)
白とロゼが選べますが、イチゴの赤色に映えそうな白をチョイス。
これまた枡の中にシャンパングラスが入り、その中にはたくさんのイチゴが!
まさか、こんなにたくさん入ってくるとは思いませんでしたよ。
スパークリングを注ぐ時もエンタメ性高いし、たっぷりと注いでくれるので飲み応えも食べ応えもバッチリ!
◆レーズンとイチジクのハニーチーズ(580円)
レーズンがたっぷり入ったハニーチーズは、こってりと甘く、甘酸っぱい濃厚な味わい。
カリッカリなバゲットに乗せて食べると、サックサクとテッロテロの食感のコントラストがたまりません。
レーズンとイチジクの甘味と食感も加わって、まさに食感で食べる最高のおつまみ。
これも個人的に大好きな逸品。妻ちゃんも食べながら「これ大好き!」と何回繰り返したか分かりません。
◆生ハムと林檎とペコリーノチーズのサラダ(850円)
サラダはいくつかあるようで全部を食べて比べたわけではないですが、サラダはこれがオススメ!!
思ったよりワッシワッシと入っていて、コスパ的にもボリューム的にも優れています。
フレッシュで柔らかなサラダの合間には、塩気と旨味の生ハム、甘味と食感の林檎がたっぷり。
さらに上からペコリーノチーズが雪のようにかけられて、このペコリーノチーズの芳醇な香りと風味も合っています。
まるでカラダが全身で喜んでいるような、食べるだけで内面からシアワセになれそうなサラダです。
◆タコと赤エビのテアトロ風カルパッチョ(980円)
このカルパッチョも、是非とも食べて頂きたい逸品。
お野菜の下には、大きな赤エビと、ブ厚いのに軟らかいタコさんがたっぷり。
エビは新鮮でぷりっぷり、身はもちろんミソまですすって楽しみたい美味しさ!
さらに、たっぷりかかったトビッコもプチプチと弾けて、見た目も食感もすごく良いんです。
タコもプリッと甘くて、この海鮮たちにジェノベーゼソースの爽やかな香りが良く合います。
やー、ただでさえエビとタコって意外にも相性が良いのに、そこにたっぷりのシャキシャキ野菜とバジルの香りが際立っていて、これは絶対に食べて頂きたい逸品の中の逸品です。
◆低音調理 ”国産鶏” トロレバ(580円)
レバー好きなら絶対に食べるべき!な逸品、トロレバ。
薬味としてゴマ油・にんにく・岩塩がついて来ますが、やはり美味しいお肉は塩がイチバン合いますよね。
しっかりと低温調理されているので安心して頂ける、食感トロットロなトロレバ。
お口の中でモニュッと噛むと、お口じゅうにレバーの甘味がジャジャジャジャーンと広がって、すごいんです!
レバーの美味しさがすごく濃ゆいのに、臭みがなくて爽やかそのもの。
これは癖がなくてワインにすごく合うと思いますよ。個人的には焼酎でもいいかも知れません。
◆ほうじ茶ジントニック(700円)
妻ちゃんの2杯目は、ほうじ茶ジントニックというもの。
ほうじ茶とジントニックの不思議な組み合わせで、まるで高級な自家製クラフトジンジャーエールを飲んでいるかのような満足感とのこと。
◆本日の炭火焼き2種盛り(3680円)
これは、このテアトロ・ピッコロさんに来たら絶対に外せなかった、プレミアムなメイン。
今回はドッサリガッツリと、牛ヒレ肉と松坂ポークの組み合わせですが、ソースがそれぞれ違うところにこだわりを感じます。
まずは豚ちゃんからブーブーと頂きましょう!!
うーむ、酸味を活かしたオニオンソースでさっぱりと頂けますが、そのお肉のしっとりした軟らかさったら!!
軟らかいお肉をフワッと噛むと、お肉の旨味と同時に炭火焼きの香りをしっかり感じますね。
そう、まさに香りで食べる豚さんです。
続いては牛さんをモーモーと食べましょう!
牛さんは豚さんに増して、ガッツリと肉厚で食べ応えもバッチリ。
しっかりとレアな牛肉の美味しさにはもちろん、食べた感じも軟らかくて最高ですねぇ。
牛さんには、これもまた酸味を活かしたバルサミコソースがかかっていてサッパリと頂けるのも嬉しいところ。
うーむ、さすがは肉バルです。メインはお肉を食べないと、始まれないし終われませんよね。
スタッフさんが「是非ともお試しを!」と推すだけのことはありますねぇ。
◆赤えびとブラータチーズの漁師風パスタ(1580円)
大きな赤えびと、ゴロゴロムール貝、そしてドッサリと載ったチーズで見た目だけで満足感がみなぎる逸品。
見た目も良いですが、もう香りだけでシアワセすぎるんです!!
漁師風というのは、いわゆるアラビアータかな。濃いめのトマトソースに魚介の旨味がしっかり馴染んでいます。
それもそのはず、パスタの量に対して明らかに海鮮がボリューミーで、これは良い出汁が出るわけだわ。
淡路島産という生パスタは食感がもっちもちで、量もしっかり。
たっぷりかかったチーズとも相性が良く、これだけでも充分に100点まんてーん!
◆デザート盛り合わせ(1800円)
こちらのお店はデザートも気合が入っている、と教えてもらいました。
デザートはいろいろあって目移りしてしまいますが、それならば全部食べてしまおう!と注文です。
アイス2種は、ワッフルによく合う、香ばしいピスタチオアイス。
さらに香り高くてしっかり濃ゆいほうじ茶アイスで、ただのアイスではない所がオシャレですねぇ。
アールグレイのパンナコッタは、アールグレイ紅茶の香りと味わいがしっかりで、これはすごく美味しい!
パンナコッタだけではなく、上に乗ったサックサクのクルミの食感も良く、生クリームが濃厚でゴージャスです。
レアチョコテリーヌは、ものすごくしっとりしており、チョコの味もしっかり。
自家製チーズケーキはちょっと酸味が効いていて爽やかな甘さ。
これらを、ハニーシナモンが効いたさくさくワッフルに乗せて食べると、それだけで1年分の幸福がいただけます。
本当に、最初から最後まで充実したお食事。
シアワセいっぱい、お腹いっぱいで妻ちゃんと共に帰途についたのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
このあたりは、通称「裏横浜」とも呼ばれ、賑やかな西口側に比べてちょっとマイナーなところです。
しかし、この近辺にはアッと驚くような隠れ銘店が多い事も事実!
そして、横浜駅からサクッと歩いてたどり着けるというのも嬉しい点ですよね。
横浜で美味しいイタリアンとお肉で、ワインを楽しみたくなったとき。
東口の「テアトロ ピッコロ」さん、おすすめのお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
テアトロ ピッコロ (イタリアン / 高島町駅、横浜駅、新高島駅)
夜総合点★★★★☆ 4.7