みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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台東区北上野の「あかぎ」で鮟鱇鍋コース

 

だんだん寒くなってきて、本格的な秋になってきた今日この頃。

 

こういう日は美味しい日本酒と、あったかくて旬な鍋が食べたいねぇっ!!って事でやってきたのは、おそれ入谷の鬼子母神。

 

もはやみうけん家の行きつけとなった、入谷「あかぎ」さんです!

 

嗚呼、お久しぶりですねぇ。

 

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このお店は、四季折々の食材を活かして、日本酒にも並々ならないこだわりを持ったお店。

 

今回は鮟鱇鍋が始まったとInstagramで告知があったので、さっそく予約して行って参りましたよ。


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店内はこぢんまりとしており、テーブル席が2卓とカウンターが4席。

 

カウンターはオープンキッチンとなっており、マスターさんの手練れのワザを眺めながら美味しいお酒を傾けるのにピッタリです。


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今回は、飲み放題でお願いしました!

 

なんと、冷蔵庫にはあまり見たことがない美味しそうな日本酒がズラリ。

 

ビールだって生もビンも揃っており、ビン派のみうけんとしては嬉しい限りです。

 

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今回いただいたのは、新潟県は高千代酒造の「巻機」(まきはた)の初しぼり。

 

マイクロバブル洗米機で旨味層を残したお米で仕込まれた、フルーティさが際立ったお酒です。

 

お米の甘味と香りが強くて、実に美味しい!

 

新潟は米どころ、やはり日本酒も間違いがないなぁと思います。

 

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さて、スキッとしたお酒でノドも潤して、さっそくお料理を頂きましょう!

 

今回の注文は、これから旬を迎える10キロ級のアンコウを吊るしてさばいた渾身のコース。

 

◆鮟鱇鍋コース(8500円)

 

おねがいしまーす(人∀`)

 

このお店「あかぎ」さんは、ウナギや鮟鱇鍋が得意。

 

さらに今回は秋田県三関の美味しいセリも入荷したとのことで、期待たっぷりです。

 

▼焼き落花生豆腐

 

この「あかぎ」さんと言ったら、コレコレ!な逸品です。

 

落花生豆腐というだけあって、その名の通り落花生の香りと風味がすんごく濃厚なんです!

 

トロッと軟らかくて、ふんわりとあったかくて、落花生がシャキッと響く、まさに五感で楽しめる前菜。


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スプーンを伝わってくるフンワリとした食感は、お口に入れる前からその美味しさが分かるというもの。

 

お口に含んだ瞬間にフワァァァッと広がる芳醇な落花生の香りで、実に食が進みますねぇ。

 

食感もシャキシャキとトロットロの良い組み合わせで、これは本当に美味しい!


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▼前菜3皿

 

続いてお披露目されるは、豪華・前菜三種。

 

彩りも華やかで、美味しいものを色々と、少しずつ食べたい時にピッタリですねぇ。

 

まずは、タコとキュウリの酢の物から。

 

パクッと食べてみると、なんと! 柚子胡椒が効いており、実に爽やかです。

 

シャキシャキな食感、むっちりなタコさん。タコさんの飾り切りも実に丁寧で芸が細かいです。

 

シンプルな一皿ですが、まさに胃にエンジンをかけてくれる価値のある一皿ですねぇ。


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エビのマカロニサラダは、これもまたシンプルなのに芸が細かい逸品。

 

エピの食感がプリップリで、むっちりなマカロニとシャッキリなキュウリとの相性が素晴らしい。

 

さらに、上に乗っている生胡椒がピリッと効いて、実に本格的な味わいです。


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続いては、長野県の鞍掛豆。通称パンダ豆とも言いますね。

 

黒豆と枝豆の間のような感じで、青大豆の一種なのでフレッシュな香りがしっかりしています。

 

シャキッとした食感、お口の中に広がるお豆の甘さと香りがすごく良くて日本酒に合うわ!


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▼お刺身の盛り合わせ

 

なーーーーんと豪華な、クエ・アオリイカ・マグロのお刺身。

 

奥にあるのは極上のあん肝で、これだけで日本酒がグイグイ行けそうなキケンな子。


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まずは、極上のあん肝からいただきます。

 

まず驚くのは、そのサイズ感。これほど上質なあん肝を、こんなにドッサリと!

 

しかも、箸で切って持ち上げただけで、箸を伝わってくる感触から本当に新鮮で、フレッシュなのがすごく良くわかるんです。


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パクッと行った瞬間に、とろけるとろける! うーむ、正直これはすごいです!

 

食べるごとに臭みがまったくなく、こってりとした甘さと、お口の中にブァンブァン広がるコクが際立っていますねぇ。

 

正直、これほどまでに美味しいあん肝はなかなか食べられませんよ。

 

今まで色々なあん肝を食べましたが、ここまで新鮮なものは初めてで、あん肝に対する印象が大きく変わりました!


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続いてはお刺身です。

 

まずはタンパクそうなクエさまから。

 

お口に入れてみると、うーーむ! 実にねっとりとソフトな食感です。

 

お口の中で転がしてみると、舌触りは優しいのに味わいは力強くて美味しいですねぇ。

 

食感ねっちり、甘味は最高、香りも良くて、まさに高級魚の底力です。


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アオリイカだって負けていませんよ!

 

イカだからコリッコリ・・・? 否! そのねっとりとした舌触りは、イカの常識を根底から覆してきます。

 

甘味がすごくしっかりしていて、どこまでも甘い! これぞイカの中のイカ、本当に美味しいイカの実力です!


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お刺身の大トリを飾るのは、マグロさん。

 

厚切りのマグロで、おそらく中トロくらいの脂のノリ。

 

お口に入れた瞬間にトロ〜ンと広がる、芳醇で豊潤な脂の甘みよーーーー!!

 

やっぱり、マグロは間違いのない刺身の王様で、ほーんと感動の美味しさです。


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ちなみに、極上のあん肝が盛り付けられていたお皿は、九谷焼。

 

しかし、図柄はなぜか変なおじさんとちびまる子ちゃん( ̄∇ ̄)

 

ここで変に高級感を出さずにウケを狙ってくるセンスがいいですねぇ!


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▼あんこうの塩唐揚げ

 

どっさりとやってきたのは、鬼のようにブ厚い「あんこうの塩唐揚げ」。

 

もちろん揚げたてで、中までアッツアツです。

 

正直、こんなに厚い身を中まで火を通すのは職人技だなぁと思います。


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持ち上げてみると、どっしりずっしり。流石は肉厚さん。

 

意を決してガブリと行けば、ほっくほくじゅわっじゅわ肉汁あふれるプリプリさん!

 

これが魚!? まさにお肉の味わいじゃん!

 

鮟鱇の唐揚げってこんなにおいしいのか!! と感動しきりです。

 

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味付けは、ほのかな塩加減。この適度な塩加減が実にちょうど良いですねぇ。

 

鮟鱇の身じたいも旨味がしっかりしているし、すごく脂が乗っていて鮟鱇の美味しさをまたまた実感したのでした。

 
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▼鮟鱇鍋

 

来ました来ました、今日のメイン!

 

セリは葉先から根っこまで、余すところなく入っていて豪快なのがいいですよね。

 

清流で清々しく育ったセリなので、根っこも美味しくいただけるのだとか。


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グツグツ煮込んでいくと、とっても良い香りが辺りにしっかりと広がっていきます。

 

もう、香りで分かる美味しさバッチリの味噌仕立て。茶色い汁に緑のセリが彩り良いです。


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煮えたのでさっそくいただきまーす!

 

猫舌なので、お取り皿にいっぱい盛ってフーフーハフハフしながらいただくのが、冬の鍋物の醍醐味ですねぇ。

 

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まずはセリからいただきます!

 

ジャクッと頂くと、ものすごくシャキシャキで香り高いなぁ!

 

彩りも鮮やかな緑で綺麗だし、旨味たっぷりの汁を含んでいて美味なるかな。


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アンコウの身は、プリッとシャクッと。

 

捌く前はダラシナイ顔してるクセに、鍋になるとシャキッとします。

 

プリプリな食感の身にかぶりつけば、噛めば噛むほど旨味が溢れて実に美味しい。

 

この無限の旨味は、まさに新鮮なアンコウならではの美味しさですねぇ。

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ねっとりとしたアン肝に、旨味をしっかり抽出した味噌仕立ての鍋です。

 

その中から救い出すアン肝の、たえがたき美味しさといったら、ね〜ぇ。

 

ハムッと頂くと、お口の中でトロけてトロけて、アン肝ならではのしっかりした甘みがやばすぎるー!!

 

これは世界中のアン肝好きにオススメしたい、実にたまらない美味しさです。


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何気に好きなのが、テロッと落ちているアンコウの皮。

 

決してキクラゲではありませんよ。

 

これもトロットロに煮込まれていて、お口の中でジュワリと崩れる、まさにオサカナならではのぜいたくなご馳走です。


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今回は妻ちゃんと来ましたが、ものすごくボリュームがあって食べ応えもしっかり。

 

何が嬉しいって、キチンと骨入れのお皿も用意されているのに、下処理が丁寧なのでまったく骨が出ないというところ。

 

毎回思うところはマスターの丁寧な人柄ですが、その丁寧さがお料理にも出ている良い例だと思います。


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▼〆の雑炊

 

残った汁は旨味がギュギュギュッと凝縮しているので、飲み干してしまいたい衝動に駆られますが、ここはグッと我慢。

 

残った汁で、旨味たっぷりの雑炊を作っていただきましたよ!


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さっそく取り分けていただきますと、案の定です。

 

アン肝の旨味、アンコウの身のコク、そしてセリの清々しい香り、味噌のパンチ力がモノすごく効いてるんです!

 

コク・甘味・旨味・塩味・香り、そのどれもが主役級の立ち位置なのが素晴らしく、トロッと煮込まれたご飯の食感も手伝って、実に感動的な美味しさですねぇ。


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さらに特筆すべきは、ふわっふわの玉子と青ネギの爽やかな香り。

 

素材の一つ一つの良い味をこれでもかと吸い込んだご飯の旨味が、五臓六腑にジワジワと沁みていきます。

 

たまーに混ざる、皮のプルプルが良きアクセントになっていて、実に美味しいなぁと思います。


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▼香の物

 

シャキッと涼しい浅漬けさんたち。

 

緑・白・橙の色合いも美しく、浅漬けなので誰にでも食べやすくて、これは良い箸休めになります。


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▼甘味

 

美味しいアンコウ鍋で身も心も温まったあとは、スッキリと美味しいブランマンジェ。

 

和食のお店なので和な甘味かと思っていたので、これは意外性がありました!


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口溶けが実に滑らかで、フッワフワ! 

 

たっぷりと入った濃厚な生クリームの風味にコーヒーの香りが加わって、これは言葉に出来ない美味しさですねぇ。

 

ただ甘いだけではなく、カフェオレのようにホロ苦さもあり、まさに考え抜かれた味わい。

 

これぞ最後のお口直しに最適な、至高のデザートでした。


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◆◇◆後記◆◇◆

 

今回おじゃましたのは入谷駅から歩いてすぐ、四季折々の和食と日本酒が美味しい「あかぎ」さん。

 

今回使われたアンコウも、なんと10キロになるアンコウを青森県の風間浦から取り寄せて使っているそうです。

 

しかも、そのアンコウを切り身で取り寄せるのではなく、吊るしてさばいているというこだわりようはさすが!

 

最近になって(前からあったかな)飲み放題メニューも設定されたようで、ますます利用しやすくなった「あかぎ」さん。

 

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これからアンコウが脂が乗って美味しくなる季節、ぜひともここ「あかぎ」さんの鮟鱇鍋コースをお試しになってはいかがでしょうか。

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

【みうけんさんおススメの本もどうぞ】

※食べログでは表示されません

 

★☆食べログもごひいきに願います☆★

 

あかぎ居酒屋 / 入谷駅鶯谷駅稲荷町駅
夜総合点★★★★★ 5.0

 

 

 

 

 

 

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