みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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磯子区中浜町の「とんかつ とん吉」でアジフライ定食など

 

サクッと揚がったサクサクな衣に、ジュワッとあふれる甘い肉汁・・・と、1行書いただけでお腹が鳴ってしまった、今日この頃。

 

皆さまは美味しいトンカツ、食べてますか?

 

と言うわけで、今回やって来たのは磯子区の中浜町、磯子橋のたもとの通称「疎開道路」沿いにあるお店。

 

美味しくてボリューミーなとんかつがランチ価格でいただける、と地元で大人気の「とんかつ とん吉」さんです。

 

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余談ではありますが、このあたりは入り組んで狭隘な道が多い地域。

 

そこに突如として広い通りがババーーーンと現れるのは、太平洋戦争中に空襲で街が焼かれても延焼をさせないように、建物を強制的に取り壊す「建物疎開」によって大通りが何本も作られた名残で、今でも愛称として残る「疎開道路」の愛称の由来となっています。

 

住んでいた方々はイヤとも言えず、雀の涙ほどの補助金で泣く泣く家を破壊されてしまったわけですが、そんな努力にも関わらず横浜の街全体を襲った焼夷弾は、疎開道路もものともせずに満遍なく街を焼き尽くしてしまったという・・・。

 

いっぽう、この中浜あたりは「人口希薄地域」であったため、南側の河口地域あたりくらいしか焼夷弾は落とされなかったという、なんとも皮肉な結果となってしまったそうです。

 

そんな歴史の小話を思い出しつつ、のれんをくぐるは昭和の雰囲気を今に残す、昔なつかしの門構えの入り口。


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店内は、入るだけでホッと落ち着く昔ながらのたたずまいで、昭和生まれの枯れすすきオジサンにとっては実に落ち着く光景です。

 

店内にはテーブル席がいくつかあり、奥には会食用にお座敷もあるもよう。

 

冷蔵庫にはボトルキープが何本もあることから、長いこと地元で愛されているというのが分かります。


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メニューは、とんかつを中心としたグランドメニューはもちろんのこと。

 

ミックスフライや唐揚げ、スタミナ定食といった変わり種から、出汁巻玉子や肉どうふなどの一品料理もチラホラと。

 

とんかつ屋さんなので、とんかつの定食ももちろん良いのですが、逸品料理をつまみにボトルキープの焼酎を酌み交わす・・・という利用をされる方も多いようです。

 

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◆アジフライ定食(1000円)

 

とんかつ屋さんに来て、とんかつを頼まないの? と聞かれてしまいそうなメニューです。

 

グルメサイトを見ればみなさん美味しいとんかつの写真を上げて下さっているのもありますし、単にアジフライが大好物というのもこの定食を選んだ大きな理由です。

 

それにしても、大きくて立派なアジフライ! 


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とりあえず、個人的に小さなスリ鉢に胡麻が入ってやってくるお店は間違いがないと思っています。

 

しかも、こちら「とん吉」さんは白胡麻と黒胡麻の合わせ技でキメてくるのが頼もしい!

 

お料理が来るまでの間、ゾリゾリとゴマをするわけですが、黒胡麻の香りの香ばしいこと!


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改めてアジフライに向き合えば、顔よりも大きなジャンボサイズ。

 

このV字な形からして、きちんとマスターさんが捌いていらっしゃると見た!

 

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持った感じもズッシリと重く、粗めのパン粉はカリッと揚がっており、箸で切っていくとザクザクという音が小気味よい。

 

食べてみると実に肉厚で、正直に申しまして、アジの品質のあまりの良さに驚かされます。

 

正直、このアジフライにキャベツ、お味噌汁、ごはんがついて1000円とは衝撃のコスパです。

 

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ご飯は上質な国産米を厳選されていると言うことで、ツヤッツヤでふっくらな炊き上がり。

 

ほーんと、なんでとんかつ屋さんの白米ってこんなにも美味しいのでしょうか!

 

このご飯に、コクのあるシジミの味噌汁というだけでご馳走すぎて驚きです。

 

ご飯は甘味がありモッチリとしたご飯で、とんかつにも唐揚げにもアジフライにも相性がバツグンの、まさに「白い宝石」です。


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◆大葉チーズかつ定食(1300円)

 

こちらは妻ちゃんが注文した、「大葉チーズかつ定食」。ただし、上記のアジフライ定食と同じとなるごはんやお味噌汁の紹介は割愛します。

 

このメニューは1300円というお手頃価格でありながら、出てきた瞬間に「うわぁっ!」と驚きの声が上がるほどの大きさ。

 

その大きさが写真ではお伝えできないのが残念です。


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こちらも粗めのパン粉がザクザクッとした食感で食べ応えがあります。

 

かつの中にはきめ細やかでサラサラした衣のものもありますが、個人的にはこのような力強い食感のパン粉が好みですねぇ。

 

じゅわっと肉汁あふれるお肉は噛んで軟らか、肉質しっとり。

 

中には香りをしっかりと保った大葉と、トロッと流れるチーズが良い組み合わせです。


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◆スタミナ定食(1000円)

 

似たメニューに「しょうが焼き定食」もありますが、こちらはニンニクを効かせて味にパンチ力を加えた逸品。

 

甘辛なタレをたっぷりまとったお肉は厚みがあってボリューム満点。

 

シャキシャキと小気味よいタマネギもよいアクセントになっていますねぇ。


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◆◇◆後記◆◇◆

 

このお店は磯子区中浜町・疎開道路沿いの「とんかつ とん吉」さん。

 

現在のマスターさんは2代目となり、平成元年からこの地でのれんを守り続けていらっしゃいます。

 

平成と令和を合わせて35年あまり。それ以前の昭和のころを合わせると、ずいぶんと長く地元で愛されてきた「とんかつ とん吉」さんです。

 

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肉豆腐や玉子焼きなどの一品料理もそろい、ご飯もいつでも大盛無料。

 

それでいて、これほど丁寧に作られてボリュームもある定食が夜でもランチ価格で提供されるとあって、とても人気のあるお店です。

 

仲良しでの会食に、家族そろってのお食事に。

 

磯子区中浜町の「とんかつ とん吉」さん、ぜひどうぞ。

 

お試しを!

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

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とんかつ とん吉とんかつ / 根岸駅
夜総合点★★★★ 4.5

 

 

 

 

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