ある方によれば、ハマっ子の血はラーメンのスープで出来ている、という・・・。
たしかに、横浜市内には家系ラーメンをはじめとして、多種多様なラーメン屋さんが軒を連ねていますよね。
今回紹介するのは、ラーメンでもつけ麺でもなく、横浜市内では比較的珍しい部類の「あぶらそば専門店」である「油そば 弐七家」(にななや)さん。
お店はJR根岸線、根岸駅の前にあるモンビルの1階にあります。
このお店は2022年11月にオープンされ、まもなく2年。
まだまだ内装は新しくて清潔感があり、ラーメン屋さんにありがちな脂っこい床ではなく、お子様づれやカップルにも利用しやすい雰囲気です。
注文はお店に入ってすぐの券売機にて、食券を購入するスタイルです。
基本の「油そば」(塩・醤油)に始まり、「旨辛油そば」(塩・醤油)や「赤味噌油そば」(塩・醤油)などレパートリーは多様。
「追い飯」や「丼物各種」、さらにさまざまなトッピングがあり、どうしても迷ってしまいますよね。
迷った時は、「食券機のいちばん左上のボタンを押しときゃいいんだよ!」という天の声に従い、いちばん左上にあった食券をポチリ。
食券を手渡す時に「塩・醤油」が選べ、家系ラーメンらしく3大好み(麺の硬さ・味の濃さ・油の多さ)を指定できます。
食券にある「カヤコウオス」は「かため・やわめ・こいめ・うすめ・おおめ・すくなめ」の意味。
出来上がるまでの間、卓上にある「油そばの美味しい食べ方」を読んで事前学習。
同時に、味変グッズもチェックしましょう。味変グッズはラー油、お酢、こしょう、白ゴマ、しょうが、にんにくがあります。
「油そばの美味しい食べ方」は、途中から味変を推奨。
個人的には、元々のベースが美味しいので味変をせずとも最後まで美味しく頂けましたが、こうしてオススメしているからにはチャレンジしてみても良かったかも。
◆特製油そば(醤油:1100円)
太めの麺を豪快に湯切りしているなぁ! と感心して眺めていたら、アッと言う間にトッピングを乗せられてニコニコと着丼です。
うーむ、油そばというからてっきり魚粉が前面に押し出してくるかと思いきや、まさに家系ならではの豚骨と醤油の香りと、仕上げに鶏油がかかっています。
今回は好みは全部「普通」でお願いしました。
まずは豪快にマゼマゼして、丼の底のタレを全体に絡めていただきまーす!
麺はいかにも家系の、わずかに縮れた太めのモッチリ麺で、茹で加減もよくタレをよくまとって美味しいですねぇ。
おおっ、食べてみてガッツーーン! とやってくる豚骨醤油の味わい。
けっこう塩分を感じますが、ベースが旨味しっかりなのでストレスなくスルスルといただけます。
途中で海苔で麺を巻いて食べたり、チャーシューと一緒に食べたり、食べ方はいろいろ。
具材はまさに家系といった感じで海苔・チャーシュー・ほうれん草・うずらといったラインナップ。
さらに九条ネギや、シナチクもはいってより豪華に。
チャーシューは肉の食感をミッシリと感じる美味しいもので、大判のものが3枚も入っており、若干冷えてはいるものの食べ応えは充分です。
もともとの味が濃いめなので、ネギやほうれん草で中和しながら食べていくと更に美味しいですねぇ。
タレと麺、野菜の組み合わせが実によくて、いくら食べても飽きない美味しさです。
いつもは味変はしませんが、この時ばかりはとニンニクを追加。
ニンニク、生姜ともに粗く刻んであるので歯応えと風味が実に良いです。
家系の味わいとニンニクの相性は抜群に良いので、この食べ方はオススメです!
◆◇◆後記◆◇◆
このお店は、もともと旭区上白根にある「横浜ラーメン 弍七家」さんで「弍油」という油そばを出したところ、とても人気となったので油そば専門店としてオープンされたそうです。
なんと、食後にはお子様にキャンデーのサービスまで。
根岸駅前の通りに面していながら、ビルの中にあるのでちょっと目立たない、「知る人ぞ知るお店」の「油そば 弐七家」さん。
いつもの家系もいいけれど、たまにはちょっと違うテイストで食べてみたい!
そう願う家系大好きな御仁は、是非ともお試しいただいてはいかがでしょうか?
根岸線・根岸駅前、モンビル1階の「油そば 弐七家」さん、オススメです。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
油そば 弐七家 (油そば・まぜそば / 根岸駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0