特別な日に、ふだんのお食事に、誰からも人気の「焼肉」。
格安な大衆店からA5ランクをウリにする高級店までいろいろありますよね。
今回紹介するのは、横浜駅と鶴屋町を結ぶランドマーク、鶴屋橋をわたってすぐ。
ランチからディナーまで高品質のお肉をリーズナブルに提供される「焼肉むらき」さんです!
コンビニエンスストアの脇のエレベータを3階まで上ると、その「焼肉むらき」さんはあります。
店内はテーブルがたくさん並び、平成歌謡が静かに流れる、実に落ち着く空間です。
今回はワイワイと押しかけたので、いろいろなお料理を試すことができました。
その中でも、特に「焼肉むらき」さんの魅力がつまったメニューを、いくつか紹介します。
◆キムチ盛り合わせ
やはり、焼肉屋さんに来たら外せない逸品。
それは、キムチですよね。
白菜キムチはしっかりと漬けてあり、バシッと効いた辛口が爽快です。
海苔が乗っており、こってりとピリ辛なタレが美味しいオイキムチや、しっかり古漬けにしてあってジャキジャキとした食感がどこか懐かしいカクテキも実に美味しくて、個人的にはこれでマッコリが一杯いけちゃいます!
続いて注文した、タンタワー(勝手にそう名付けてました)。
そして、見るからにゼイタクな小丼が、ひとり1つ!
◆一口の極み
まずは小丼から、いただきましょう!
「一口の極み」と名付けられた逸品は、まさに「極み」。
ご飯の上に、これでもかと乗せられたユッケ・イクラがまず目を引きますよね。
さらに、ウニとキャビアまで乗ってしまったゼイタク仕様です。
このお肉と魚卵たちが・・・ご飯と合わないはずがないのです!
食べるごとにお口でトロトロ、噛むごとに脳までトロトロになれる、まさに背徳の美味しさです。
◆タンの3種盛り
続いて頂くのは、タンの3種盛り。
焼肉といったら、まずはタン!! というほどに人気のある部位ですよね。
ここ「焼肉むらき」さんでは、タンの部位に応じたさまざまな工夫がなされています。
まずは、タンすじ。
1本のタンから少ししかとれない希少部位で、しっかりとした食感と味わいが楽しめます。
サッサッと焼いて食べてみると、ほのかなカレー風味を感じて楽しいですねぇ。
お肉の甘さ、シャキシャキとした食感が小気味よく、幸先の良いスタートです。
タンの昆布しめは、昆布の味を染み込ませたタンの味わい深さが特徴。
焼く前にタンを昆布から剥がすと、ねっとりと糸を引くのが驚きですし、なんとも特徴的な風味がお口に広がります。
上タン塩は、見るからに新鮮でシャッキシャキ!
細かく入った切れ目から余分な脂が抜けてカリッと、中はジュワッとしています。
個人的にそのまま食べても美味しいですし、刻みネギを巻いて食べても良し。
表面に振られた粗挽き胡椒が、実に良いアクセントになっています。
◆脂っこいの盛り合わせ
なんとも挑発的な名前でやって来た、ホルモンの盛り合わせ。
ホルモンの美味しいの適当に! と無茶振りオーダーしたら、スタッフさんが美味しいところを見繕ってくださいました。
いやー、なんというか・・・こればかりはビールでしょう!
お酒が飲めない人は、ここで白ご飯にいっちゃうのもアリかもしれません。
「脂っこいの盛り合わせ」ですが、焼いてる途中に脂はガンガン落ちてファイヤーしてくれるので、そこまで罪悪感はないです。
脂が抜けてどんどん焼けていくごとに、旨味がギュッと凝縮されていくのがステキですねぇ。
まずは、上ミノから。
牛さんには4つの胃袋がありますが、その1番目の胃袋です。
見た感じは薄くてサッパリしていそうですが、実にサッパリしています(笑
しかし、焼いてみると独特なコリコリ感とあふれる旨味を堪能できて、これはホルモン上級者にはたまらない逸品です。
マルチョウは、いわゆるシロコロってやつでしょうか。
焼く前からコロコロしていて、これぞホルモンっ! というビジュアルをしています。
プリッと焼いてみると、むっちりとした肉質の中からジュバァと溢れる甘い脂。
それでも、脂はほとんど落ちているので中年でもサクッといただけました。
個人的に大好きなのが、レバー。
見るからに新鮮で、まさに焼肉界のルビーと呼ばれるにふさわしいですねぇ。
じっくり焼いて食べてみると、驚くほどくさみがないのでビックリです。
シャクッ、シャクッとした食感の中からあふれ出るレバーならではの奥深い旨味は、レバーが苦手な方もレバー好きになってしまうのではないかと思うほど!
シマチョウは、数人で切り分けて食べるサイズ感。
ドドーンと網の上で焼いて、ハサミで小さく切って2度焼きしていただきます。
噛むごとに、ジューシーさとシャクッとプニッと。
しっかりつけられた塩気も良くて、これは白いご飯が欲しくなります!!
このあまりに美味しすぎるホルモン、ビールで流すのが正解か、白米で流し込むのが正解か。
これは実に難しい議論になりそうですよね。
◆崩しハンバーグ
普通にハンバーグじゃん!と思っていたら、大間違い。
いや、これでもじゅうぶん美味しそうなんですけどね。
スタッフさんがアッツアツの鉄板に手早く広げてくださいました。
そうかと思うと、ネギたっぷりのソースをジュバァァァァして卵黄を乗せて、召し上がれ!!
思わず、「うわーーー!」と声が上がるほどエンタメ性が高いです。
あ、これランチでもいただけますよ!
◆土鍋ごはん2合
もうね、おじさん辛抱たまりませんね。
お肉に最高なのは、誰がなんと言おうと白いご飯ですよね。
土鍋でじっくり、心を込めて炊かれるので少々お時間がかかります。
しかし、このツヤツヤ加減は待つ価値があります!
スタッフさんがニコニコと混ぜてくださって、盛り付けてくださいました。
このサービスも嬉しいですが、ちょいちょい顔を見せるオコゲもまた嬉しい。
これぞ、焼肉の永遠の友。そして、日本人のDNAの集大成。
白いご飯(おこげいり)です。
白くってツヤツヤで、それだけでも甘くって味わい深いご飯。
冗談抜きに、「ご飯をおかずにご飯を食べる」ことも出来そうなほどの美味しさに、もう感涙!
白いご飯だけでも美味しいですけどね。
ここに旨味たっぷり、ムッチリなハンバーグを乗せるとどうなるでしょう。
むしろ、なぜもっと早く白いご飯を注文しなかったのかと後悔する美味しさです。
お肉とお酒もいいですが、お肉とご飯も最高の組み合わせ。
ハンバーグはお肉の質感が実にむっちりとしており、味わいも濃厚!
噛めば噛むほどお口の中を支配していくお肉の美味しさを、サッパリなネギとコッテリな卵黄がさらに奥深くしてくれています。
もうけっこうお腹いっぱいになっていたんですが、この組み合わせが実に神すぎて。
ついつい、ハンバーグとご飯の取り合いになってしまったのも必定でしょう。
◆特製盛岡冷麺
この「焼肉むらき」さんのイチオシである、特製の盛岡冷麺。
ランチでもいただけるそうですよ。
ランチにおいて、どうしてもロースやハラミが主役をはる焼肉業界。
ここ「焼肉むらき」さんの店頭ランチメニューは、なんと盛岡冷麺推しなのです。
この、並々ならぬ自信の表れは、一体なんなのか・・・
これは試してみるっきゃないでしょ! とついつい注文です。
お腹いっぱいだけど、冷麺ならスルッと食べられるんでないかい?
そう信じていたら、お値段以上のボリューム感。
具材は別盛りにされています。
ゆで卵・キュウリ・カクテキ・ネギ・大葉・チャーシューなど、さまざま。
これだけでご飯がいっぱい食べられてしまいそうなボリューム感なのが嬉しいですよね。
冷麺の麺はどっさり入っています。
太くて白く、ツヤツヤでむっちりとしたコシのある麺。
スープはトロリとしていて牛骨のコクが素晴らしい!
本場韓国では食器を手に持って食べるのはマナー違反ですが、冷麺だけは器をかかえてスープを飲み干すのが正しい飲み方だ、と言う方もいるほど。
冷麺と一口に言っても平壌冷麺、盛岡冷麺、咸興冷麺といろんな種類があります。
盛岡冷麺は平壌冷麺を日本人向けにアレンジしたものです。
今までいろんな冷麺を、韓国でも日本でも食べてきました。
この冷麺は、盛岡冷麺の中ではまさに自己ベスト最高峰といっても過言ではありません。
◆◇◆後記◆◇◆
焼肉も、ホルモンも、冷麺も、ハンバーグも、ごはんも美味しい「焼肉むらき」さん。
大人数で飲み放題をつけてワイワイやるのもよし、サクッとランチで美味しい冷麺やハンバーグを頬張るもよし。
そして喫煙可能店なので、おタバコが吸いたい方も安心して訪問できるのもポイントです。
(ただし未成年者は入店不可です)
横浜駅近くで、美味しい焼肉が食べたくなったとき。
ランチでも、ディナーでも是非ともオススメしたい「焼肉むらき」さん。
是非ともお試しいただきたいお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
焼肉むらき (焼肉 / 横浜駅、神奈川駅、反町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0