「ニンニクいれますか?」
魅惑の掛け声につられるように、ニンニクマシマシヤサイカラメ・・・
謎の呪文が飛び交う店内。
そう、三田の本店を発祥とする「ラーメン二郎」。
その頑強なまでのカネシ醤油ベースの豚骨スープ、太くてゴワゴワでワッシワシな麺、そして大量の野菜とブ厚い「ブタ」と、全てにおいてインパクトあふれる一杯です。
その独自性の高さに、「これはラーメンではない。二郎という食べ物だ」という言説までささやかれるほど。
全国的に爆発的な人気を誇り、三田の本店の系列を組まないインスパイア系と呼ばれるお店も数多く出店するようになりました。
そんな中でも、個人的にお気に入りのお店がこちら、「ラーメン神豚 六浦関東学院前店」さんです。
正直、筆者は40代も後半にさしかかり、あまり量が食べられなくなってきました。
若い頃はちょいちょい行かせていただいた二郎系も、気づけば年に1回あるかないか、という淋しいものになってきましたが、それでもこのお店は相変わらず好きなお店です。
そして、お近くにお住まいの方向けとなるかと思いますが、デリバリーサービスにも加盟されているようなので使い勝手の良さもあると思います。
注文は、他のラーメン屋さんと同じように食券制です。
今回の注文も「小ラーメン(味玉入り)」(970円)ですが、だいたいいつも決まったメニューばかり食べています。
ニコニコなスタッフさんに食券を渡し、セルフの水を飲みつつしばし待ちます。
なんとなく卓上の調味料に目を通すと、コショウが2種類あるところにこだわりを感じますよね。
また、カウンターにはコールについて説明が書かれていますね。
二郎系やインスパイアに初めて挑戦する方にも、実にわかりやすく書かれていて親切だなと思います。
すると、待ってました!
「ニンニク入れますか?」コール。
食券を出してからの数分間はニンニクを入れるか入れまいか、野菜を増すか増さないかでいつも思い悩むのですが、結局は反射的に「ニンニク・ヤサイ」とコールしてしまうのです。
そしてご対面、どっどーん!!
見てくださいよ、この山盛り。
血圧が高い中年が食べていいのか・・・たまにはいいんです(笑
野菜を押しのけ、まずはスープへ。
ガツンと醤油が効いたスープは、豚骨の風味もしっかり。
そのままでも美味しいですが、刻まれたニンニクの風味が合わさるとパンチ力が10倍くらいになります。
どかーん!
麺・・・と言いたいのですが、野菜を食べないと麺にたどり着きません。
野菜はもやしが多め、ときどきキャベツ。
茹で加減がちょうど良くて、シャクシャクと食感を感じられます。
この野菜をスープに浸して味付けをして食べれば、たっぷりのお野菜も摂れて一石二鳥というものです。
チャーシューならぬブタは、優しげながらしっかりと味がついています。
ズッシリとブ厚くて、大きなブタが2枚も入っています。
これがよく煮込まれていて、お口の中でトロリとトロけるんですよ〜。
なんと味玉もついていました。
ちょっと硬めの茹で加減ですが、味付けはしっかりでこのラーメンとの相性も良いです。
トロトロ半熟もいいのですが、このラーメンにはこの玉子が相性が良いようです。
ようやっと麺にたどり着きました。
麺はさすが二郎系、太いです。とにかく太いです。
噛みごたえはワシワシ、モグモグ。
小麦の旨味をしっかりと感じる味わいで、もっちり感もあります。
量は堂々の250gで、大人でも充分にお腹いっぱいになれる量ですよね。
もちろん、食券を出す際に言えば麺少なめでお願いする事も可能です。
◆◇◆後記◆◇◆
これで980円であれば、なっとくのコスパ。
いや、むしろ驚異的なコスパと言わざるを得ません。
本能の赴くままに、ワシワシと野菜を食らいたい時。
モグモグと小麦を頬張りたい時。そして、トロトロなブタにかぶりつきたい時。
この「ラーメン 神豚 六浦関東学院前店」さんは、オススメなお店だと思います。
この1杯で、スバラしい満足感を得られるのでコスパも最強であると思います。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
ラーメン 神豚 六浦関東学院前店 (ラーメン / 六浦駅、追浜駅、金沢八景駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7