青山一丁目、夜のとばりがおりる頃。
やってきたのは青山一丁目の駅前、というか「直結」の青山ビル地下1階、「The Burn」さんにやってきました!!
(*´ω`*ノノ☆ パチパチパチパチパチパチ ★
このお店は希少な国産のドライエイジングビーフや有機野菜をふんだんに使った手の込んだ前菜が人気で、雰囲気だってアメリカン。
客層だってアメリカンで、なんとみうけんと妻ちゃん以外のグループは全員英語で会話しているという・・・。
ここは日本なのか!
こんな雰囲気、沖縄の嘉手納基地以来です。
興奮のあまり、手が震えて外観写真がイマイチになってしまいました。すみません(ノ∀`)
さて、さっそく入店すると、礼儀正しいスタッフさんがテーブル席に案内してくださいました。
照明が実に落ち着いた店内ですが、食べロガー&インスタグラマーとしては卓上の小さな照明が地味にありがたいです(ノ∀`)
そして、食材についての説明があります。
数々の有機野菜は、彩りも鮮やか。トマトはアイコ(品種名)ちゃんかな?
そして、牛さん。
この牛さんについても色々と説明してくださいます。
聞くだけでビックリな希少性と意外性・・・ホルスタインの単語をステーキ屋さんで聞くとは!!
詳しくは後述するので、お楽しみに(ノ∀`)
まずは乾杯!!
「セレクト ノンアルコールビール」(850円)
みうけんは運転があるので、ノンアルで。
ノンアルコールビールって・・・あまり美味しくない、化学的な味しかしないイメージがありましたが、こちらの竜馬はさすがの無添加。
これだったら、本物のビールに負けず劣らずで美味しくいただけます。
もちろん、お料理を引き立てる実力も充分にあり!!
「ホワイトレモンサワー」(900円)
「白胡椒の香るウオッカと自家製のシトラスシロップをベースにした爽やかレモンサワー」だそうです。
妻ちゃんいわく、ウオッカの香りがよく香ってきて、塩胡椒のスパイシーな後味が爽やか。
柑橘のフレッシュな風味もスキッと効いていて、実に美味しい!!と絶賛していました(´Д` )
「バゲット」
特に説明はなかったのですが、もっちりむっちりなバゲットで、小麦の風味がしっかり生きています。
付け合わせのエクストラバージンのオリーブオイルが、また香りが高いの!!
量もしっかりあるし、これだけでもけっこう満足感あります。
やはりパンはバゲットが好き。
「ひよこ豆のパウダーで作ったパネッレ」
パネッレは、イタリアのシチリアあたりでよく見かける軽食です。
ひよこ豆の粉末にガーリックをあわせて焼いたもので、ふわっとした印象。
ふわっとしているのに、カリッと軽い。
さらに、揚げたてアツアツだし塩気が効いていて、ついついドリンクが進んでしまいますねぇ(ノ∀`)
「ASC真鯛のカルパッチョ 菜の花とキヌアのタブレ タヒニソースとハーブ」(1700円)
真鯛のカルパッチョなんですが、真鯛の間にグリーンオリーブと菜の花とキヌアが。
さらに玉ねぎのスライス、ミントとディルが仕込まれています。
タヒニとかいう中東の胡麻、味噌、マスタードを使ったソースがたっぷりかかっていて、食べるごとにミントが爽やかに主張してくるなぁ!!
モギュモギュと噛むごとに、いろんなハーブの香りがグイグイくるのね。
ほのかな酸味、キヌアのぷちぷち食感、ミントの爽やかさの秀逸さったら!!
脇に添えられた玉ねぎも爽やかで、ねっちりと甘ウマなタイの身をよく引き立てています。
特筆すべきは、旨味が濃ゆいオリーブね。ミントの爽やかさとベストマッチしていて、納得の美味しさです。
「新玉ねぎのロースト カシュークリームとアーモンドクランブル」(1500円)
ぺドロヒメネスビネガーという、葡萄を天日干しして熟成させて作った濃厚なビネガーと糖を塗ってローストしたそうです。
白いソースは、ヴィーガンのカシューナッツのクリームソース。
アクセントにはガーリックパウダーとオニオンパウダー、パン粉とホールアーモンド、アーモンドクランブルといった豪華仕様です。
なんだ、玉ねぎか・・・とナメてかかっちゃぁいけません。
もんのすごい柔らかさは、カトラリーを通じてもしっかり感じられるほど!!
パクッと食べると、お口の中にジュバァァァァと広がる玉ねぎの甘み!!
まるでブランデーのような、まろやかさと濃厚さを兼ね備えた逸品です。
それだけではなく、ナッツの香ばしさと塩気のコンビネーションも素晴らしいのねぇ。
ソースのクリーミーな味が、新玉ねぎのフレッシュな甘さを引き立てていて最高です(ノ∀`)
と、ここで2杯目です。
「シャトーレイモン ラフォン ソーテルヌ 2016」(1300円)
妻ちゃん、いくなーーー。
なんと、あの世界最高の貴腐ワインとされているシャトー・レイモン・ラフォン!!
フレンチオーク樽飲みを使い、36ヶ月以上も熟成させたという幻のワインです。
正直、なかなかお目にかかれない名品ですが、これが1300円で飲めるとは!
数々のノーベル賞の受賞晩餐会にて愛されてきたデザートワインで、そのまろやかさは・・・
キラキラと輝く美しい黄色に、鼻を微笑ませてくれる甘いふくよかな香り。
いろんなフルーツや蜂蜜を漬け込んだような複雑な味わいとこってりとした甘さが、ついつい進んでしまうとのことでした。
「ボタニカル&クランベリー」(1000円)
こちらは、ノンアルコールのジンをベースにしたもの。
「クランベリー・シトラスヴィネガー・バラやラベンダーとスパイスのボタニカル、程よい酸味のノンアルコールカクテル」だそうです。
なーーんか、クランベリージュースというかね。
バラのような、ラベンダーのようなかぐわしさと、スッキリしたスパイスの香りが素晴らしいです。
特にお花の香りをしっかりと感じるので、飲むたびにお口がお花畑よ(ノ∀`)
これもまた、いままでに飲んだことがないような嬉しくもフレッシュな味わいです!!
そして、いよいよメインが見えてきました。
ステーキ用に出てきたお皿は、あっつあつで素晴らしい気遣い!!
本日のステーキは、「あがの姫牛」を100日以上も熟成させたドライエイジングビーフ(乾燥熟成された牛肉)で!!
あがの姫牛というブランド牛で、黒毛和牛とホルスタインの掛け合わせで、赤身をしっかり楽しめるお肉だそうです。
焼き加減は?? もちろんミディアムレアでしょう!! レアでもいいのよ(ノ∀`)
そして、どっどーんと出てきた大きなステーキに、思わず言葉が止まります。
しっかり切ってあって食べやすさの配慮もされているし、なんといっても備長炭で焼いた炭の香りがしっかり!!
脇に添えられたのは、マスタードとハラペーニョのピクルスで、もちろん両方とも自家製。
おっ、マルドン! と思ったら、かかっているのは香川県の父母ヶ浜(ちちぶがはま)の海塩だそうです。
さっそくいただくと、炭火焼きのスモーキーな香りがしっかり!!
さらに、ナッツやバニラのウッディな香りが鼻から抜けて香りだけで満足度高いのです(ノ∀`)
モギュモギュ噛んでいると、真ん中のお肉はすごく柔らかでジューシー。
お口のなか一杯に肉汁がじゅわりと広がり、外側のカリッとした部分は香ばしくてさっぱり感あり!!
粒マスタードがプチプチですごく合うし、唐辛子のピクルスもお肉感をギュッと引き締めます。
あまりの美味しさに、ついつい無言になる・・・ 目をつぶってしまう・・・
そして、美味しいと眉間にシワを寄せて食べる変なクセが発動してしまい、スタッフさんに心配をかけてしまいました(ノ∀`)
このステーキ、さすがなんです。
変な油っこさがないのに、旨味はしっかり。
周りは香ばしくて、中はしっとりやわらか。
きっと、人生史上で最高のステーキに違いないと思います。んん、すばらすぃ(T ^ T)
満足度も高いですが、妻ちゃんがいる以上は「ステーキ食った食った、帰ろ帰ろ」とはなりませなんだ。
てなわけで、デザートをいただきました。
「ピスタチオとドライフルーツのセミフレッド」(1100円)
これはまた、スバラしいビジュアルですよね。
しかし、見た目に反して結構硬めでしっかりしています。
食べてみると、ものすごくココナッツとピスタチオが濃厚で香ばしい!!
しっかりフルーツが入っていて、そのフレッシュさが美味しいです。
全体に、濃厚さと爽やかさがしっかりと組み合わされた繊細なデザートですね。
ココナッツが前面にグイグイきて、後からフルーツの食感が追いかけてきます。
「チョコレートブラウニーとバニラ風味のなめらかなクリーム」(950円)
これ、本当にチョコレートブラウニー?
いままで食べてきたブラウニーはなんだったのか!!
トリュフのような生チョコのような食感で、ものすごく濃ゆい!!
周りはパリッとしたチョコがかかっていて、しかし中は生チョコのようにしっとりです。
これは、みなさんのブラウニーとセミフレッドに対する概念をきっと変えてくれますよ!!
やー、このデザートは正解です。
◆◇◆後記◆◇◆
んんーーー、実に満足、お腹いっぱい。
お店を出る時にスタッフさんに「美味しかったですよ」とお話をしていたら、なんとシェフ直々にご挨拶に来てくださいました。
このシェフ、木下さんという方でなんと女性!! しかも、お若い方。
さすがに年齢は聞きませんでしたが、物腰も柔らかでお話の単語単語に、食材や調理に対するこだわりが滲み出ていました。
こんな素晴らしい美味しさを提供してくださるお店だから、きっと各国で修行された銀髪かがやく年配のマスターが・・・なんて思っていましたが、これは意外でした。
高級店にありがちな、どこか鼻にかけたところもなく、みなさんニコニコとフレンドリー。
木下さんも笑顔が素敵な魅力的な方で、こんな若い方がこんな素晴らしいお仕事をされているのかと思うと・・・
今までの自分、もっと頑張れたんじゃないかと反省しきりです(ノ∀`)
お店の雰囲気もよく、食材・調理方・盛り付け・カトラリーなど、まさに五感で楽しむお料理の数々。
青山一丁目駅直結というアクセスの良さも素晴らしく、これはまたわざわざ横浜から通ってしまいたくなるお店を発見したのでした。
お試しを!!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★