みうけんが好きな街の一つに、ハマの飲兵衛の聖地・野毛があります。
江戸時代には人家もまばらな漁村だったそうですが、関東大震災と横浜大空襲を乗り越え、戦後に立ちならんだバラックマーケットから成長を遂げた野毛。
横浜にはいくつもの繁華街があるなかで、ここまでハマっ子に愛される街もなかなかないのではないでしょうか。
そんな野毛に、なんと炙りマグロが美味しいお店があると聞いて、さっそく駆けつけたので紹介したいと思います!!
お店は都橋の交差点から海側に入ったところ、線路跡の一角にある、その名も「焼鮪専門店 B/FISH」さん。
店内は厨房を囲む感じで、カウンターがぐるりしています。
いつもは内観を撮るのですが、今回はお客さんがいっぱいだったため内観写真は撮りませんでした。
そして、メニューが実に豊富!!
見ていると、あれもこれも食べたくなってしまいますねぇ。
「サントリー知多 風香るハイボール」(580円)
まずはカンパイのドリンクから。
キンキンに冷えた、しゅわしゅわな幸せ。
やっぱり美味しいウイスキーで作られたハイボールは違います。
ウイスキーの香りがスッと鼻を抜けて、クイクイいけちゃいます。
お通しは山クラゲでした。
シャキシャキな食感の中に、ピリ辛な味付けが生きていてお酒がススんじゃって、もうエンジン全開です。
「長芋のわさび漬け」(480円)
たっぷりのカツオ節がかかってやって来ました。
あまりに豪快にカツオ節が乗っていて、パッと見は何だか分かりかねるほど(笑
ブ厚くてシャキッとした食感の山芋は、噛んだ時にねっとりと甘い。
爽やかなワサビの風味と、しっかりとした出汁の味わいがお口に広がって良いオツマミです。
「鮪刺身五種盛り」(1780円)
ゴーカな階段に乗ってやってきました!
もちろんお刺身としてもいただけますが、やはりこのお店に来たからには炙ってみなければ始まらない!!
マグロは中トロ・ハラミ・赤身・カマトロ・ほほ肉という並び順。
脂が甘い部位や赤身の旨さがしっかりした部位、食感のむっちりしたところ、ふわっとしたところ、いろんな違いが楽しめます。
さっそく、卓上のミニコンロでサッサっと炙って頂きました。
タレは甘だれ・醤油・抹茶塩が出てきます。
◎中トロ
さすがは中トロ、文句のない美味しさです。
しっかりとした脂がほのかにトロけて、しかし中側はまだしっかりした旨味が凝縮されていて、これは美味しい!
◎ハラミ
中トロよりもしっかりと脂が乗っているので、さらに甘いんです。
お口の中でトロけるし、食感も良くてご飯が欲しくなる。ワサビも合います。
◎赤身
赤身ならではの筋肉質な旨味がバシッと生きています。
比較的サッパリいただけますし、味のついたネギとも相性バツグン。
◎カマトロ
カマは嬉しいですねぇ!!
マグロはカマ、目玉、ホホ肉が美味しいと思うマニアなので、カマが出てきたことに萌えました。
たっぷりと脂が乗った美味しいカマで、箸でシャクッと切れる柔らかさは絶品。
◎ほほ肉
むっちりとした筋肉質かつ、旨味がギュッと濃縮された部分。
お魚でいちばん美味しいのは顔なんです!! ワサビつーんと、旨味ジュワッと!!
「まぐろのレアカツ」(980円)
これはイチオシです!!
ワサビマヨと抹茶塩がついています。
サクッと衣、じゅわっと外側、ねっちり甘くてウマウマな中心部分。
抹茶塩やワサビマヨとの相性もゴキゲンで、これはお酒が欲しくなりますねぇ。
「福正宗 ひゃくまんカップ 旨口 純米酒(火入)」(680円)
可愛いダルマ模様のワンカップです。
ワンカップだからとあなどることなかれ。
とても飲みやすくて、お水のようにクイクイいけちゃって、図柄も可愛いので女子にも人気。
でも調子に乗って飲み過ぎないように注意しましょう。
日本酒は日本酒。
アルコール度数は14度です。
「サーモン春巻き」(680円)
サクッとパリッとした皮の下には、香り高い海苔がしっかり入っています。
見た目にも豪華なので、SNSに載せてもバエますよ!!
一見して一口カツのようですが、シャクっと噛みきれる柔らかさとジューシーさが素晴らしいです。
イクラのプチッと感と、サーモンのふんわり感、衣のシャックリ感が素晴らしいコラボレーション!
「辛まぐろ」(880円)
ツボにたっぷり入っています。
下の方にはネギが入っているので、よく混ぜて焼いてくださいとのこと。
豪快に混ぜると、たっぷりのタレとネギさんたち。
マグロもたっぷり入っていて、まさにツボにギュウギュウ詰め込まれた幸せです。
柔らかなマグロに、たっぷりのコチュジャンベースのタレがからめてあり、お口の中が一気に韓国になりました。
これはキンキンに冷えたチャミスルがほしくなっちゃうなぁ!!
「アンチョビポテトサラダ」(480円)
どっしりした食感のポテトサラダです。
塩気の効いたアンチョビがしっかり練り込まれているのが、見た目にもわかります。
アンチョビならではの塩分と小魚の旨味がハンパなく、香りも良いです。
食べ応えもあるし、バエるしで女子にも男子にも喜ばれる逸品。
「いくらめし」(680円)
これぞ、〆に最高な一杯ですよね。
思ったよりたっぷりのイクラが乗っていて、ほんと嬉しい!!
このイクラだって新鮮そのもの。
ほんわかご飯にプチプチアマウマなイクラ、最高ですよね。
◆◇◆後記◆◇◆
今回もたっぷりと堪能させていただきました!!
このお店は数ある野毛の飲み屋さんの中でも斬新さ、美味しさ、楽しさがすごく抜きん出ていると思うのです。
「飲兵衛の聖地」として、選択肢がたくさんある野毛の街。
他にもたくさんのお店がある中で、着実にファンがついているのもこのお店の魅力のあらわれだと思います。
そして、グループでワイワイ楽しそうな仲良しさんたちも、お一人でサクッと粋に飲むお姉さんも、みなさんどの人もとても楽しそうに飲まれているのが印象的でした。
他の方が飲んでいるビールも美味しそうだったので、次回はビールを片手にマグロを炙りたいなと思います!!
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
焼鮪専門店 B/FISH (魚介・海鮮料理 / 桜木町駅、日ノ出町駅、馬車道駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9