ええっ、青葉台ですって!?
なんという事でしょう。
いつも横浜の下町ばかりをウロついているムサいオッサンが、ついに血迷ったのか。
よりによって、こんなハイソな邸宅が密集するところ(イメージ)へ、ねぇ。
しかし、三浦半島が大好きで毎月ツーリングに行っている身としては、このお店は避けては通れない道だったのです。
てなわけで、いまがわ食堂 青葉台店さんへやって来ました。
場所は青葉台駅の前、バスターミナル脇の便利なところです。
三浦半島から遠く離れたこの地で、三浦半島直送の新鮮な地魚を堪能できると評判のお店です。
さっそく店頭のメニューをチェック!!
うーん、ごまさば丼!! すっごくいいなぁ!!
さっそくガララララと入店。
鉢巻しめた頑固な角刈りの漁師が、いらっシェぇいっ!! ・・・かと思いきや。
ホールでも厨房でも、若くて笑顔がまぶしい女性店員さんたちがいっぱい。
店内も清潔感があって、これは明るくていいなぁ!!
さて、店頭のごまさば丼に惹かれましたが、店内メニューにもっとウマそうなの発見!!
◆◇◆秋生しらすの贅沢丼◆◇◆(税抜980円)
これはいいですよねぇ!!
しかも、売り上げの50%が、コロナで苦しむ漁師さん達にも還元されるそうです。
店員さんがニコニコしながら、プラス300円で定食セットにできますよ〜、と。
ふむ。
南高梅の食前酢・選べるお味噌汁・三浦野菜の漬物・季節の小鉢・お茶漬け用ダシ汁がセットになっているらしいね。
気に入った。
ご飯の量は大中小から中を選びました。
お味噌汁はわかめ・青さ海苔・お麩から青さを選択。
かくして、やってきました!!
やー、立派なお膳だよ〜これは!!
まずは、南高梅の食前酢から。
スッキリした飲みごこち、サッパリした酸味が小気味よい。
まずは、これで口を清め、胃の臨戦態勢を整えました。
エンジンふかすぜ!!
はやる気持ちを抑え、まずは青さのお味噌汁から。
海藻が大好きなので、青さが選択肢に入ってくれるのはありがたい!!
しっかり効いた優しいダシと、濃すぎず薄すぎずの味噌かげん。
たっぷり入った青さが実に香ばしくて、これはホッコリしますねぇ。
いよいよ生しらすの贅沢丼に向かいました!
写真では撮りきれなんだ・・・この新鮮な生しらすのキラッキラぶり!!
古くなってしまった生しらすは、目がツブれてしまうもんなんですよね。
しかし、ここの生しらすは目がキラッキラしています。
眺めると、しっかりと身も立って、身も透き通っています。
そのまま口に含んでみれば、ふんわりとした磯の香り。うっはー。
うーん、これだけでも生しらす丼にしてよかった!!
食べ始めた瞬間に、わざわざ青葉台まで来て正解!! と心の中で叫びました。
生のお魚には、やっぱりお醤油。
こればっかはねぇ。ソースじゃぁいけませんやね。
このお店はお醤油にもこだわりがあるようで、いろいろ種類が揃っています。
ここはせっかくですから、「ごまさば丼・しらす丼 特製甘醤油」をタラっと♪
スプーンでざっくりとすくって、一口に頬張れば・・・
あまりの美味しさに、むっふーンとなっちゃいます。
お口いっぱいに広がる、爽やかな磯の香り。
舌で感じる、柔らかで優しい生しらすの食感。
噛むごとに広がる、生しらすの甘さとホロ苦さ。
こんな贅沢さがお口じゅうを駆け巡って、プチプチごっくんやないかーい。
うーーん、これは生しらす好きにはたまらない。
こんな三浦半島なお昼ごはんが、青葉台でいただけるとはー!!
ふぅ、と一息ついて小鉢を眺める。
ほほう、おしゃれな高杯に乗った卯の花。
最近はあまり見かけなくなりましたが、卯の花は大好きです。
三浦半島には意外と豆腐屋さんが多くて、卯の花も三浦半島を意識してのことかな。
ホッコリと優しい味わいで、実に落ち着く味です。
ごはんをある程度残して、〆のお茶漬けといきましょう。
手のひらサイズのポットに入っていたのは、だし汁。
「当店の丼ぶりにあうように、天然昆布・あご・いりこを使って毎朝特製の出汁を作っています。カツオ出汁のような香りはありませんが丼ぶりに負けない力強い味を楽しんでください」とのこと。
自信作なようですね。遠慮なく、しっかりとかけて頂きます!!
うーん、なんという優しい魚介の「お出汁」。
思わず上品に言っちゃいます。
しょうが・みょうが・青ネギの薬味を入れ、すったゴマを入れるのも、いとをかし。
天然・無添加で、丁寧にじっくり出した出汁ってこんなにも優しい味わいなのねぇ。
なんだか、一口ひとくちをいただくごとに、体が喜んでいるのが分かります。
少し残ったしらすに熱が通って釜揚げのようになり、また違った美味しさ。
これは大当たりだなぁ!!
最後に残った、三浦野菜のお漬物をかじりつつ思いました。
見返せば、開店してすぐというのに、後から後からお客さんが入ってきます。
みうけんは三浦半島が大好きで、しょっちゅうツーリングには行っています。
しかし忙しくて行けない時にもあって、心が海の眺めを欲しているとき。
肌が海風を欲している時。
そんな心寂しい時にも、気軽に立ち寄って三浦半島を思い出すことができる。
そんな素晴らしいお店が、こんな身近にあったのだなぁ、と。
しかも、観光地価格でもなくリーズナブルな価格ので、お財布にも優しいなぁ、と。
充足感にあふれながら、笑顔のお姉さんが下さった熱いお茶をすすったのでした。
備忘録としてメニュー写真を載せておきます。
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
いまがわ食堂 青葉台店 (魚介・海鮮料理 / 青葉台駅、藤が丘駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9