みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

愛車はヤマハのシグナスX。 原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。
風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。
※記事は基本的に毎日18時に更新です。

2006年(平成18年)日本映画「涙そうそう」

今日の映画です。

今回鑑賞したのは、2006年(平成18年)の日本映画、「涙そうそう」(なだそうそう)です。

 

当時若手俳優だった妻夫木聡と長澤まさみが主役を好演した、TBSテレビ50周年記念企画「涙そうそうプロジェクト」の劇場映画化作品ということです。

 

f:id:yokohamamiuken:20210927090356p:plain


www.youtube.com

 

◆◇あらすじ◇◆

 

沖縄県那覇市、国際通りの周辺で宅配や居酒屋の手伝いをしながら必死に働く新垣洋太郎(妻夫木聡)。

調理師免許も持つ彼の夢は、自分の店を持つことでした。

 

f:id:yokohamamiuken:20211007002205j:image

 

そのころ、妹の新垣カオル(長澤まさみ)が離島から那覇に洋太郎のところにやってきます。

カオルは高校の受験に受かり、那覇に引っ越してきたのです。

 

f:id:yokohamamiuken:20211007002249j:image

 

この二人の生い立ちは決して楽なものではなく、幼いころは母である新垣光江(小泉今日子)との母子家庭だった洋太郎。

そこへやってきたのが、金城昭嘉(中村達也)に連れられたカオルでした。

 

余談ですが、小泉今日子は「なんてったってア~イド~ル♬」のイメージしかなかったので、こんなシリアスな役を見られるなんて意外のひとこと!!

 

f:id:yokohamamiuken:20211007002411j:image

 

母子家庭と父子家庭どうしの結婚となり、家族4人での順風満帆な生活がはじまったはずが、ほどなくして父が失踪。

さらに、母も病気に斃れ、帰らぬ人となります。

 

離島のおばぁである新垣ミト(平良とみ)に引き取られた2人は順調に成長し、洋太郎は必死にためたお金で念願の沖縄料理店を開店しますが、実は店の開店に関して手続きを進めていた亀岡(船越英一郎)が詐欺師であったことが発覚。

 

f:id:yokohamamiuken:20211007002533j:image

 

せっかく開店した店を失い、さらに多額の借金を背負わされた洋太郎は彼女であった稲嶺恵子(麻生久美子)とも別れ、失意に打ちひしがれながらも新しい人生に向かって奮闘していくのです。

 

◆◇感想◇◆

この映画の見どころは、沖縄の青い海でも、美しい自然でもないんですね。

むしろ、そんな光景はほとんど出てきません。

 

個人的に見どころだと思っているのは、国際通りの近く、牧志市場で懸命に暮らす女性たちを中心とした沖縄の人々の姿。

 

みうけんは、牧志市場には行ったことがなく手、一度は行ってみたいと思っているので、こうして画面だけででも牧志市場の光景をながめられる事にワクワクします。

 

f:id:yokohamamiuken:20211007002638j:image

 

そう、この映画には、国内でありながら海外かと思うような沖縄の生活が、ここかしこにあふれています。

 

沖縄の雰囲気が好きな方は、見ているだけで沖縄の人々の暮らしを感じることができると思うし、観光地ではない工事現場や大学、葬式のシーンなどもいちいちグッと来るカメラワークで迫ってきます。

 

そして、今までの女優にはなかなかなかった、長澤まさみのカンペキな笑顔は特筆ものでしょう!!

 

f:id:yokohamamiuken:20211007002849j:image

 

老いも若きも、男も女も、やっぱり笑顔が最高だなぁと思えます。

この映画の、特に前半の部分は長澤まさみの笑顔が全開しまくっているので、見ていて幸せな気分になれる映画です。

 

しかし、実際に若い2人が生きていくというのは生易しいものではなく、必死に働いて日銭を稼ぎながら、お互いにたった1人残された家族のために尽くしていく。

そう、この洋太郎とカオルは血もつながっていないのに、お互いを家族として。

 

結局は無理がたたって洋太郎までが帰らぬ人となり、一人残されたカオルに語り掛けるおばぁが、実にいい味を出しています。

最初は苦労しながらも幸せと希望のあった2人でしたが、後半からは涙なくして見ることができない、話の展開で飽きさせることのない秀作だと思います。