今宵の映画鑑賞です。
今回の映画は、2018年(平成30年)アメリカ映画「オペレーション・フィナーレ」です。
この事については、多くを語らずとも皆さんご存知のことと思います。
その中でも、ナチスの親衛隊員としてユダヤ人をアウシュヴィッツ強制収容所に送り続け、一説には数百万人というユダヤ人を死出の旅へと向かわせたと言われるアドルフ・アイヒマン。
彼は手塚治虫先生の「アドルフに告ぐ」にも登場する有名な人物です。
手塚治虫先生の作品では、ずいぶんとカッコよく描かれていますが、正直どちらも本物にはあまり似てないというのが面白いところ。
ユダヤ人にとっては万死に値する民族の仇、家族の仇であるアイヒマンですが、なんと終戦後は戦犯としての追及を逃れ、同じく反ユダヤ主義から多くのナチス残党をかくまっていたアルゼンチンへ逃れて逃亡生活を送っていたのです。
アイヒマンはネオナチというかナチス残党たちの秘かな政治集会などにも出席しながら生活していました。
しかし、その居場所がユダヤ人が建国した新国家イスラエルの秘密警察「モサド」の知るところとなり、ユダヤ人にとって最大の戦犯であるアイヒマン捕獲作戦が始まります。
身分を隠し、色々なルートをたどってアルゼンチンへ入国したモサドの隊員によって、アイヒマンは意外とあっけなく拘束されます。
終戦から15年経過した、1960年のことでした。
しかし、捕らえたは良いものの、そのナチス残党にとってもアルゼンチンにとっても大物であるアイヒマンを、いかにして秘かにアルゼンチンから連れ出し、イスラエルに送るか。
この時のハラハラする展開が、この映画の見せ場でもあると思って間違い無いでしょう。
このモサドの活躍によってアイヒマンはイスラエルに連行され、裁判ののち死刑判決、絞首刑に処されるところで物語は終わります。
この映画は、もう言うまでもなく、その時のモサドの活躍を克明に描いた映画です。
あくまでも目立たず、しかし大胆に作戦を執行していく当時のイスラエル秘密警察の姿をありありと書き出しています。
まぁ基本的に面白い映画ではありますが、少々話の展開が退屈するところがありますね。
また、字幕になっていても、個人的によく分からない地名などがたくさん出てくるので、当時の時代背景、地理関係などを詳しく知っていなければ楽しめない映画であることは確かです。
「あなたはラムラに送られる」とか言われても、ラムラって何処。って感じでした。
役もハマっているとは思いますが、目立ってはいけない逃亡者とスパイのお話であるだけに派手な見せ場もなく、淡々と話が進んでいく映画です。
実際のスパイ活動も、けっして007のように派手ではなく、ただひたすら地味に地道に遂行していくものですからこれはこれで正しいとは思いますが、よほどこのようなテーマが好きな人でなければ少々退屈してしまう映画だな、と思いました。
この映画はアメリカで製作され、日本ではネットフィリックスのみでの配信となります。
もし興味がある方は、ネットフィリックスでどうぞ!!
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