先日、刺身用のホタテを買おうとして間違って加熱用の殻付きホタテを購入してしまった話を書きました。
まぁ、せっかく買ったんだからね。
使わなきゃね、という事でとりあえず解凍です。
説明書には良く洗って茹でて解凍とありますが、お湯の中にダシが逃げてしまうのが許せないので蒸して解凍しました。
殻をよく洗い、ちょっと深みのある皿に並べてセイロで10分くらい蒸しました。
どうせ、また加熱するので完全に火が通ってなくても大丈夫です。
蒸しあがったら皿にはまっ茶色の液体がたまっていました。
味見をしてみると、なんとも強烈なダシ汁です。
もう味付けも必要ないくらい完成された貝ダシですから、細かいゴミを濾してとっておきます。
貝柱はほぐし、ひもは細かく刻んで、さらにシイタケと玉ねぎもみじん切りにしておきます。
豚ひき肉は粘りが出るまで10分くらいよく練って、上記のほぐし貝柱、ひも、シイタケ、玉ねぎも混ぜ込みます。
ここまでの工程も写真とっとけば良かったんだけどさ!!
なにぶん手がベッタベタなものでね。ご勘弁ねがいたい。
最後に片栗粉、貝だし汁、醤油、チューブしょうが、黒酢少々を入れてよく混ぜ、手早く市販のシウマイの皮に包みます。
見た目は不恰好ですが、まぁご自宅用なんで良いのです。
セイロにぎっしり並ぶシウマイは圧巻でもあります。
このままでも食べちゃいたい!!
北京鍋にお湯を沸騰させて、強火で10分蒸します。
やはり木のセイロはステンレス製やプラ製のセイロにはない木の芳しい香りがある。
もう、このセイロは何年も使っているのにその芳香が衰えることがないのだからすごいです。
10分経過後、おもむろに卓上に持っていき・・・
いざ、ご開帳〜。
フタを開ける時にものすごい蒸気が立ち上るから、くれぐれも上から覗き込みながらフタを開けてはなりませんぞ!!
最初は何もつけずに食べてみました。
もうね、アチチよね。
一口かじれば、口中にひろがる貝柱の旨味。
貝柱自体から味が出ているのもあるけどさ。やっぱりダシ汁を混ぜるのがポイント高いよ!!
豚肉はもっちもち。
よくこねた甲斐があります。
シイタケの奥深い旨味と、玉ねぎのジャクジャク感と甘み。
そして豚肉自体の旨味と、貝柱の旨味。
もうね、旨味だらけ!!
それくらいに美味しいです。
やはりみうけん的にはシウマイは手作りに限ります。
なにげにめんどくさいので滅多にやりませんが、子らの食いつきもものすごく良くて、とてつもない早さで消費されていくのもまた料理人の冥利につきるというもの。
また機会があれば、作ってみようかなと思います