ある日晴れの日、横浜は伊勢佐木モールわきにあるハラルフードとアジア食材のお店、「Stop & Shop Japan」に立ち寄りました。
今まではハラルフードを買う時は野毛の某店に行っていましたが、店主がテキトーなのでせっかく行ってもやっていない事が多いのと、仮にやっていても店主が塩対応すぎて、足を運ぶたびに萎えるので最近はこちらか綱島のAGMトレーディングに足を運んでいます。
さて、今回のお目当てはこちら。
ボンベイというのはインドの沿岸にある巨大都市で、米料理が名物。
その中でも野菜、トマト、肉を煮込んでヨーグルトで仕上げた薫り高いカレーを、長~いお米であるバスマティライスでサンドイッチして蒸し、最後に混ぜたのがこのボンベイビリヤニなのです。
本当は、いつもはShanというメーカーのものを使っています。
まぁ、使い慣れているものが味もレシピも分かっていますからね。
しかし、このお店は店主の感じはいいものの品ぞろえはいまいち。
やはりShanのものはありませんでした。
しかし、Mehranという別メーカーのものは見つかったので、代わりにMehranのものを買い求めました。
裏にはきちんと材料が書かれています。
しかも絵付きで親切だな!!
作り方も書かれていますが、英語ばかりで読むのがしんどいことこの上ない。
そこで、Youtubeで「Mehran Bombay Biryani Masala」で検索して、レシピ動画を見つけました。
以後は、このレシピ動画を参考に自己流で作っていきました。
まずは、何をおいても玉ねぎです。
インド料理のカレーには玉ねぎがないと始まりません。
たっぷりの油を北京鍋に熱し、ひたすら炒める!!
玉ねぎがキツネ色になるまで、休むことなく炒め続けます。
途中、骨付きの鶏肉を投入。
今回は鶏の手羽を使用。本当はドラムスティックなんぞ使いたいけれど高いし、なかなか売ってないからね!!
この鶏肉もコンガリと炒めます。
トマト缶をガバー、プレーンヨーグルトもザバー、マサラを一袋ぜんぶ、おろしにんにく、おろししょうがブチュー、そして青唐辛子を丸のままポイポイッと。
テキトーを地でいくおおらかなインドのレシピ。
雄渾に流れるガンジス川の悠遠さのよう。
このまま鶏肉がホロホロになるまで、焦げ付きに気を付けながら煮込みます。
圧力なべを使ってもいいかもね!!!
2時間も煮込めば、鶏肉もホロホロになって骨離れしやすくなります。
これをこのままカレーとして食べるのも美味しいのですが、今回はビリヤニなのでこれで終わりではありません。
しっかし換気扇をガンガンに回しても、町内がパキスタンになってしまうほどの鮮烈な香りです。
近所迷惑ですいません。
ところ変わりましてバスマティライス。
たっぷりのお湯を沸騰させまして、グラグラ煮立った中に生のバスマティ米をザザーと入れます。
最初は沸騰が弱くなるので、ふたたびグラグラするまでターナーでかき混ぜ続けます。
こうして10分間ゆでます。
ゆでた後はお湯を捨ててしまうので、お湯の量はだいたいでオーケー!!
「なるべくいっぱい」程度の気持ちでいきましょう。
10分も茹でれば、細くてシュッと針のように尖っていた米粒が、ブツ切りしたそうめんのような形状に変わっていきます。
一度バスマティ米を大ザルにあけ、三分の一くらい鍋に戻す。
そこにカレーを敷いて、刻んだ生パクチーをトッピング。
さらにその上からまた米を三分の一のせ、カレーをのせ・・・
バスマティライスでカレーをサンドイッチしていく感じですね。
ぜんぶサンドしたら、フタをして中火~弱火で10分蒸します。
蒸しあがったら、余計な水分を飛ばしながら全体をよく混ぜて完成です。
これをインド人やパキスタン人が見たら「ぜんぜん違う!!」というかもしれませんが、いちおう「みうけん式ボンベイビリヤニ」ということで・・・。
ごはんはふっくら、しっかりとカレーがなじんで所々にほぐれた鶏肉がなじんでいます。
鶏肉はすっかり骨からはがれて、骨だけがあちこちに散らばっていますが、これがまた現地っぽい。
かつてパキスタンで食べたカレーも、こうして肉と骨がバラバラに入っていて、骨髄をすすって食べたりしたものです。
とても薫り高く、スパイシーながら色んな複雑な美味しさがあるビリヤニができました。
細君もなかなか美味しいと言って食べてくれています。
これは簡単だし、材料費もそんなにかからないしで是非ともリピートしたいレシピではありますね。
皆さんもぜひ、お試しを!!